SPORT MANAGEMENT GRADUATE COURSES

履修を終える毎にUPdateします。取り敢えずは先秋セメのものです。
(自分でも忘却しないためにもです。)
途中で随時以下の文章に修正を加えて参ります。


2002 Fall Semester   ■Sport Marketing (Prof. Jay Gladden)   ■Sport Finance and Business (Prof. Tim DeSchriver)   ■Social Historical Foundations of Modern Sport (Prof. Todd Crosset)
2003 Spring Semester   ■ Sport Management Policy  (Prof. Mark McDonald)   ■Sport Org. Behaviour and Development (Prof. Mark McDonald)   ■Applied Sport Marketing Research (Prof. Jay Gladden)  ■Sport Communications (Prof. Andy McGowan)  ■Sport Event Management (Prof. Carol Barr)
2003 Fall Semester   ■Sport and the Law (Prof. Glenn Wong)  ■Sport Communications (Prof. Betsy Goff)  ■Sport Marketing (Prof. Steve McKelvey)
2004 Spring Semester   ■Sport Labor Relations (Prof. Lisa Pike Masteralexis)   ■Economics in Sport (Prof. Andrew Zimbalist)
■Sport Marketing (Prof. Jay Gladden) この授業はUMASSスポーツマネジメントの新気鋭グラッデン教授の元、 行われました。 去年まではUMASSの看板教授サットン氏の授業であったのですが、NBAの マーケティング部門に2年間リクルート・出向されたため、その一番弟子とも言える グラッデン教授が教えて下さいました。 2003の僕の自主研究のアドバイザーに就任してくださり、非常に心強い限りです。 現学部長のMasteralexis教授が休まれていた際には若いながら 臨時に学部長を務めるほど、プログラムの期待の高さを示す ホープです。 若いながら眼鏡の奥に優しさそして鋭さを備えた眼に、 この人にならついて行きますって感じになります(笑)。 --------- 彼自身サットン教授と共にマーケティングのプロでNBAからPGAまで様々なスポーツへ コンサルティングを行った経験を持っている若いながらカリスマ教授であります。 非常に若いながら、鋭い眼光にとてもオーガナイズされた講義で 毎回パワーポイントを用いての授業でした。 随時、生徒を指し意見を求めるので油断なりません。 内容としては基本的にケーススタディを読み、それについて自分なりの解決論を隔週で 2枚以内のレポートとして提出し、提出後に講義でそれについて議論をクラス内でし、 最後に教授の方から気をつけなくてはいけなかったポイントの解説を織り交ぜながら、 更にクラスの皆でそのケーススタディを深めて行くものでした。 予習の読書量多し。。。 この2枚以内に収めるということと、全くアイディア、情報のない中で 如何に自分ならどうするのか、という想像力を働かせる過程が重要視される形式は ハーバード・ビジネススクールの手法に類似しております。 実戦で正解はないので、如何に限られた時間内で情報を素早く収集でき、 自分なりの回答を提示出来るか、という訓練に非常になりました。 この授業ではマーケティング一般の導入とスポーツを売ることと、一般的な商品を 売るときの相違点、及び注意点について色々と教わることが出来ました。 スポーツはその試合自身を売る事は出来ないので、どうその周りのものを 売るのかなど。 スポーツにはどういう収入源があるのかなどなど。 最後の総括としてクラスを幾つかのグループに分け、夫々UMASSの ホッケー部と女子バスケ部の試合を一つ与えられ、それを自分達で 企画・立案したプロモーション、マーケティングでいかに観客増加とスポンサー増収出来るか、 スポンサー料をもらうために飛び込み営業をしたり、 試合当日いかに観客を楽しませることが出来るかなど、 試合中のイベントを考えたり、商品を集めたり、 試合の前から最後まで全て自分達に任された有意義な 期末プロジェクトでした。
■Sport Finance and Business (Prof. Tim DeSchriver) いつも生徒に気さくでスポーツファイナンスに関しては非常に研究熱心で 色々な動向に詳しい先生です。 記事や情報収集に長けており、授業でそれをフィードバック。 僕の履修アドバイザーでもあり、下らない世間話にいつも気長に付き合って くれる優しい先生です。 珍しくアメリカのサッカーファンでもあるのです。 授業はどっかりと前に座り皆に問いかける。 --------- スポーツにおいてのファイナンスの講義。 アメリカ4大メジャースポーツ夫々のリーグの構造という大きな観点から 給料制度から収入源、或いは費用、その他の細かいお金の流れ全般につき学びました。 これもまた予習の読書量多し!・・・。 プロスポーツの球団或いはリーグがお金を借りる際、どういう方策を 取り、銀行側がスポーツに融資する際の特徴点など。 (収入源を担保にするなど) 経済的効果とはどう測定するのか、スポーツイベントはそれにどう関与するのか。 同時にアメリカでは非常にお金の出入りが激しい大学スポーツにおける お金の流れについての講義。 問題ではあるが、お金が絡み仕方なく現在のような構造になっている話など。 例えばMLSはチーム毎の運営がされているのではなく、リーグが一括 運営している。こうなるとリーグが盛り上げるためにある特定の チームに勝たせようとしたりするのではないか?など。 また生徒夫々に自分でスポーツに関係する企業を選択させ、その財務諸表を 及び、市場状況、今後の発展の可能性を分析し、自分であればそこに 投資するか否かを説明するレポートや、先生が用意した架空のチーム予算を 分析し、赤字をどう抑えるかなどというレポートは勉強になりました。 逆にチームになり、仮想ドラフトを一晩かけて行い、PCのプログラムで優勝チームなどを 決める遊び形式の授業もあり、非常にカジュアルな授業でありました。 実はこのドラフトは単なる遊びではなく統計学への布石であったりして なるほどね、と感心することも。 ファイナンスにすごく深く入る講義ではありませんが、スポーツにおける 特徴的なお金の流れを広くカバーできる講義でありました。 数字に弱い僕でも楽しめましたので。。。
■Social Historical Foundations of Modern Sport (Prof. Todd Crosset) クロセット教授はかつてアメリカでも有数の競泳選手でTIMES氏の カバーを飾ったこともある 先生です。 しかし、道などですれ違ってもその風貌から教授とは 先ず解りにくいでしょう。 非常に独特でユニークな教授で、普段から絶妙な言い回しを使うので 理解に苦しむ場合も。 授業は座席を円形にし、皆が意見出来る雰囲気にし、 体を前のめりにして食い入るように話しかけてくる先生です。 予習の読書量も他の授業同様多いのですが、 ただ、毎回哲学的な内容なため、何度も読み返さなくてはならなかったり、 クラスの数人で勉強会を開かなくてはなりませんでした。 先生の方から皆で集まってピザとビールでも飲みながら 議論し、明日の授業で結果を聞かせろよと言うほどでした。 研究室を訪ねて哲学的雑談に華が咲く先生で、同時僕が参加しているスポーツ界に おける有色人種の人々の会のアドバイザーを務めております。 --------- この授業は基本的にアメリカにおいてどうスポーツが変遷してきたか。 様々な差別や問題とどうスポーツが向き合い、どういう社会的背景にそって 今日の姿にたどり着いたかを教わるものでした。 授業中によく僕らなど留学生に外から見たアメリカの印象や気がついた点などに 就き質問されたり、みんなで忌憚なく差別について議論を促したりする 心が重くなることもある講義もありました。 ただ、この国ではやはり人種差別に男女差別は避けては通れない事実ばかりで その上、それを公に議論する。 将来スポーツ界で働く上で必ず向き合わなくてはいけない永遠の テーマで 尚且つ様々な人種にほぼ同じ人数の男女のいるクラス内での議論だっただけに 深かったです。 例えば、ナイキのCMを引き合いに出し、スラム街でストリートバスケを やっている映像についてその真意「何故スラム街の黒人を扱っているのか?」 と話し合ったり、女性選手へのカメラのアングルが 男性に対して異なることとかなど。 逆にヒーローとは何か?ヒーローと芸能人の違いは何か?ヒーローはどうして 今の世の中で出てきにくいのか?ジョーダンはヒーローか? またはスポーツの歴史に関する本を読み、感想文を書かせたり、 9/11のテロ1周年の授業には「強固の日にあなたがチーム運営を任されている 責任者なら試合、イベントを行うか?それとも行わないか?そして それは何故?」と言ったやはりスポーツとその社会的役割について 生徒それぞれ全員にペーパーを書かせてきて議論するということも行いました。 兎に角経営とは全く異なる見地からスポーツを考えさせられる講義では あるが、将来スポーツ界で仕事ををする立場に就いた時に必ず理解して いなくてはいけない内容でした。
■Sport Management Policy (Prof. Mark McDonald) マクドナルド教授はUMASSのスポーツマネジメントの修士のみならず、 MBAをも取得、数多くのNBA、NHLチームのコンサルティングを手がける。 授業は半端ではない量の予習を求め、授業においてそれを用いて ディスカッションで活気のあるクラスを好む。 それゆえ、マクドナルド教授も授業、各セクション毎に取り上げる 企業のCEOや役割になりきってきて授業中ずっとその役を演じ続けるのです。 ときにはあまりに入れ込んでしまい、生徒と白熱した議論を交わすことも 多々あり、大人しい生徒や留学生には厳しい場面もありました。 「静」は「悪」という留学独特の厳しさが顕著に出る授業でした。 講義形式の授業は皆無に近く、ひたすらクラスでのディスカッションと グラッデン教授の秋のマーケティングの授業と同様、ハーバードスタイルの 定期ケーススタディの2本立て。 あくまでも実践形式や相互作用を好み、求めるため、筆記試験はなし。 その代わりにチームでのプレゼンテーションが試験代わりとなりました。 評価も例外や恩赦はあまりなく、厳密に下される講義の一つでした。 ただ、やる気のある生徒には協力を惜しまず、自分もよくケーススタディを 事前に添削してもらったりとお世話になりました。 -------------- 今学期、学部長のリサ教授の都合で昨年度は教鞭を取ることが出来ず、 代わりにバー教授が臨時で学部長に 就き、授業を持つことになり、業務の関係上、あまり時間が なく、今年度はマクドナルド教授がSport Org. Behaviour and Development(OBOD)、と Sport Management Policy(Policy)の二つを御教えになられました。 Policyは2つの組織論に関して、 一流企業になるための条件とは何か? 一流企業の特徴とは何か? 一流企業とそうではない企業の違いは何か? ということをテーマに徹底的にその部分にフォーカスを当てて分析を 進める授業でした。 リーダーの資質 企業目標 企業モラル 製品への愛着 企業活動の一貫性 適任者の確保と不適任者の排除 自発性 ・ ・ ・ etc 既に上述したとおり、授業にはその教科書の予習が強く求められ、 講義をするよりもクラスぐるみでロールプレイングを実践する形式が 主でした。 特徴と主な流れを説明しますと、まず、予習。続いて授業での ディスカッション、ケーススタディ、テーマによって分けられた グループによるプレゼン兼1日先生。 という流れでした。 予習をしていないとクラスで発言が出来ず、発言が出来ないことを 極度に嫌う先生には発言を促されます。 ケーススタディは例のごとく正解のないハーバード流。 そしてプレゼン兼1日先生というのはそのテーマのまとめの プレゼンを兼ね、予めテーマ別に分けられたグループがその回の 講義をクラスをロールプレイングに巻き込んで行うのです。 プレゼンを行いながら教授に代わってそのグループが講義を皆の前で 行うのです。 しつこく繰り返し色々な角度から同じテーマを持ち上げるので 飽き飽き・・・いやいや頭にしっかりと入ります。 なぁなぁな部分がなく、きちっきちっとした先生の性格の出る 活発な授業でした。 授業での活発な意見交換を好み、先生もしばしば入れ込み過ぎて 生徒と議論を授業のほとんどを使ってしてしまったことも。 プロジェクトを好み、試験はなし。中間試験もSFX社の分析 レポート。 期末試験はグループによる任意に選択した企業の分析プレゼン。 MLSを分析しました。 兎に角、キーワードを徹底し、一流組織になるためには?という ことを覚えこまされた有意義な講義でした。
■Sport Org. Behaviour and Development (Prof. Mark McDonald/Kirsty Spence) この授業もPolicy同様マクドナルド教授の講義ですが、今年は Phd課程に進んでいるカースティさんがマクドナルド教授の監修の 元、僕達に教えてくださりました。 カースティさんは世界でもアンダーグラジュエイト(学部課程)に おいてスポーツマネジメントでは名門と呼ばれるカナダのウィンザー大学の 出身で、その後アジア諸国で教師として活躍した後、再び、スポーツ マネジメントを勉強するためにUMASSの修士課程に2001年度に 入学し、 2002年度より博士課程に進んだという経験豊かな方です。 僕らと同じ修士課程を出たてということもあり、僕らとも近い 関係におり、気軽に色々と教えてもらえに行けるという利点も あり、皆のよき姉貴分と言った感じの方でした。 僕もケーススタディの添削をして頂けました。 余談ですが、クラスメートジェイクもそこの大学出身で先輩・後輩な わけです。 -------- この授業も組織論で、Policyと似通っているのですが、違う観点方の 組織分析になるのです。組織を構築する上で、どのよう観点から 取り組むか、はたまたある企業なり組織の問題点はどの観点が 原点であり、それが他の部分にどう影響を及ぼしているのか。 構造的側面 政治的側面 人事的側面 象徴的(カリスマ)側面 この4つの観点から常に組織を観る。 構造的欠陥があるのであれば、どのような組織変更が必要なのか。 政治的側面に問題があるのであればどうその内部衝突を回避するのが いいのか。人的側面に問題があるのであればどう社員のモチベーションを あげるのか、 カリスマ性がないのであればどう工夫したらいいのか。 またそれぞれの側面が単一で問題であることはなく、必ず全て リンクしており、いい影響も悪い影響もお互いに及ぼしているので どこが悪く、どう悪影響を及ぼしており、どう直せば、どう好転するのか、ナドナド。 ぐるぐると全ての要素が関連しあうのです。 Policyと複合的なレポートを作成することもあり、(同じ企業を OBODとPolicyの両面から分析)混乱することもありましたが、 単なる組織図を知るような授業ではなく、ためになりました。 授業形態としてはマクドナルド教授よりは講義形式が多かったですが、 マクドナルド教授も常に同席しているので、大人しいクラスになってきたな、 と見ると何か議論を吹っかけ始めるのです(笑)。 これもまた予習量多し・・・クラスディスカッション、ケーススタディ、 プレゼンという流れでありました。
■Applied Sport Marketing Research (Prof. Jay Gladden) カリスマグラッデン教授の講義。 教授の紹介は既にでしているので省きますが、 この授業はグラッデン教授及び、UMASSのプログラムの実績により 仕事の依頼をしてくる企業のコンサルティングの仕事をクラスで 行い、企業のプレゼンするという実戦です。 そしてこの作業の途中経緯を授業毎に教授に報告し、修正をして もらったりアドバイスをもらったりするのです。 ですので、クラスでの講義は基本的なリサーチの意義や方法を 学び、主な場面はグループでの作業になるのです。 今年はUMASSのアスレチック・デパートメントの落ちる売り上げ、 イメージダウンをどう食い止め、復活させるかというプロジェクトと、 アメリカサッカー協会のWEBを用いてどう2003女子ワールドカップ を どう盛り上げるか。そのためにファンのこの大会への意識調査、また 公式スポンサーのPhilipsへの認知度、そしてそれをどう上昇させるか、 という二つのプロジェクトでした。 前者はシーズンチケットホルダー全員に対するアンケート調査、及び そのシーズンチケットホルダー何人かを招待してのフォーカスグループの実施をし データや意見を収集、分析し、UMASSアスレチック・デパートメントの 長や関係者をスキナーホールに招いてプレゼンを実施。 実際にグループが提案した案幾つかを実施しているそうです。 後者のグループはIMGの放送を受け持つ子会社TWIi、アメリカサッカー協会と 協力しWEB上でファンに対してアンケートを実施・分析し、スキナーホールに 関係者を招いてプレゼンを実施しました。 共に学生にしてみれば初めての本格的な実戦で不完全な部分も あったと思いますが、それでもきちんとプロの大人が会議で 静かに耳を傾け、そして理に適っている部分は取り入れるという アメリカならではの姿勢。スポーツがビジネスとして長く存在する 歴史、現場にいる人がアマではなく、プロフェッショナルさ、 そしてこのような場を生徒に用意出来るUMASSとグラッデン教授に 改めて感心し、実戦で学ぶことの多さを感じました。
■Sport and the Law (Prof. Glen Wong) UMASSスポーツマネジメントの学部長を長年務めた経歴と、UMASS アスレチックデパートメントディレクターをも務め、法的に何度も UMASSを救ったカリスマ弁護士教授。 オーラをぷんぷんに振りまき、一糸乱れぬ身だしなみに一見強面。 ただ、熱烈なボストンレッドソックスファンで、上着の下にユニホームを 着込んで急にそれを披露する、お茶目な一面も。 バスケットボールをご自身でプレーすることも愛し、愛息と共に 休日にはバスケットボールに興じる。 かつては選手の代理人、MLBの給料仲裁人などを務め、現在は レッドソックスの顧問弁護士などを務めたり、スポーツに関する 法曹界での権威。 ロマンスグレーが渋いです。 --------- スポーツにおいての法律の講義。 アメリカの法廷の仕組みから、様々なスポーツ団体の構造、 スポーツ特有の法的なユニークさにつき、細かく講義。予習の読書は法律書や実際に起きた 法的論争について読み込むため、専門用語の辞書も欠かせません。 普段起きているニュースの中から実際のケーススタディも適宜、 取り込み、訴訟大国アメリカならではの講義でした。 これだけ訴訟が多い中で、スポーツ球団で働く上でどのような 状況にどのような訴訟問題の可能性があるのか、それを理解して おくことで、それらを回避するための講義でもあります。 教科書の目次順に説明しますと、 ・アメリカのスポーツ業界の構造などについて ・アメリカの法廷の構造、訴訟手順、訴訟にあたっての情報源、  法律、など ・不法行為責任:試合中の接触や、ボールが観客へ直撃、スタジ  アム周辺でのファンの揉め事、用具の破損による負傷、  などなど。これら様々な損害における加害者、及び被害者の  状況、立場によって変わってくる賠償責任やその責任の所在に  ついて様々なケーススタディをしました。 ・アスレチックアソシエーション:アメリカにおいてカレッジ  スポーツを初め、アマチュアスポーツの盛り上がりもすごく、  必然的に問題も多くおきます。カレッジスポーツ、オリンピッ  ク、高校スポーツなどの構造、ルール、選手の将来にかかわる  訴訟、公立か私立かなどで変わる状況などについて学びまし  た。例えば、ある"容疑"でスカウトなどが観に来る将来を左右  する大事な試合の前に逮捕されたカレッジアスリートが"容  疑"というだけでその試合に出られない場合どう抗弁するのかなど。 ・薬物検査:各スポーツリーグ、カレッジスポーツ  におけるドラッグ使用に関する様々な規則。 ・スポーツにおける性差別について:  スポーツ界における女性アスリートの参加に関しての  差別について。ある女性が通う学校に男子テニス部しかない  とき、その女性は入部させてもらえるのか否か、女子生徒の  比率のほうが多いカレッジで男性部活の方が多いときなど。 ・契約法:スポーツにおいて欠かせない契約。チームと選手。  スポンサーと選手。チームとスポンサー。コーチの契約。  どういう要件を満たせば契約を締結したとみなされるのか。  契約を破棄した場合の原告と被告のそれぞれの言い分。  プロスポーツにおける各リーグ毎の契約について。置き換える  ことのできない、ユニークな能力を持ち合わせる選手の定義。  契約についてのあらゆることを学びました。 ・独占禁止法:通常のビジネスでは許されない独占がスポーツ  では部分的に認められている特異性(ドラフト、FA制度、  サラリーキャップ、etc)。独占禁止法の生い立ち。  オーナーとチームの独禁法での争い、リーグ同士の独禁法の  争い、ボスマン判決、MLSのSingle Entity構造、など。  通常の世界では独占とみなされるものでもスポーツには適用  されないことへの法的解釈やそこに至るまでの歴史的変遷を  学びました。 ・労働法:選手の労使関係について。選手組合の存在、団体交渉  について、これらが各スポーツリーグにおいてどのような構造  で、何故一般社会では認められないことがスポーツでは変わっ  た状況を生み出すかなど。  スポーツの特異性故、法的にも特別な解釈があるなどについて  このほかにも多岐に渡って解釈します。
■Sport Labor Relations (Prof. Lisa Pike Masteralexis)  UMASSスポーツマネジメント学部長であり、弁護士であり、プロ アスリートのエージェント事務所を弁護士の旦那様と経営する 労使関係のエキスパート。 物腰柔らかで穏やかに普段は生徒と接するが、授業中はパワフル に熱弁。頭の切れも鋭く、質問に答えられない姿をまだ見たこと がありません。 法律用語が留学生には一際難しく、頻繁にオフィスに通い、 丁寧に色々と教えていただくなど、大変お世話になりましたし、 他の生徒にも同様に親身になって指導をされておりました。 常に皆に気を配り、学部長に相応しい人格者です。 -------------------------------- この授業は上述のWong先生の授業がスポーツにおける法律の 特異性を全般にわたって体系だって教える講義であるのに対して その中から労使関係だけを更に詳しくケーススタディを中心に 取り上げる授業でありました。 MLBの歴史と共に選手の労働環境がどう改善されてきたか。 FA制度の制定、Salary Arbitrationの制定、団体交渉の仕組み、 選手会の役割と仕組み、独占禁止法とスポーツの関係性、労働法と スポーツの関係性、仲裁制度、ドラフト制度、サラリーキャップ、 最低年俸、代理人の役割と選手会及び選手との関係性、などなど。 労使関係におけるスポーツ特有性を深く学ぶ有意義なものでした。 代理人でなくとも、チームのGMとして選手の労使関係について 徹底的に勉強しました。 実際に授業の中ではクラスを二つに分け、片方をリーグ・チーム 経営陣チームとし、もう片方を選手会チームとしてまだ存在しない MLSのCBAを交渉するネゴシーエーションプロジェクトをセメスターの 半分以上を割いて行いました。 実際のデータや環境、判例をもとに双方にMLSのリーグにとって そして選手にとってお互いにCBAの中身について交渉を繰り返し、 その家庭で交渉とは何か。交渉を行うにあたって何が大事なのか、 どういうことが起きるのかと生徒に考えさせ、発見させるために なるクラスプロジェクトでした。 チームごとにそれぞれの分野の担当を決め、両チームの担当者同士で トピック毎に交渉をし、チームとも交渉をし、交渉の最中に中断を リーダーが形成不利と見たらかけ、廊下で作戦会議をし、交渉の 席に戻ると白熱しました。 最後にまとまったCBAを先生に提出しました。 個人的にもとても面白い授業でした。
■Economics in Sport (Prof. Andrew Zimbalist) Smithカレッジという全米でも有数の名門私立大学の教授で、 アメリカで著名な経済学者。国連やアメリカの開発経済の コンサルタントを務める傍ら、MLBやNFLなどの選手協会の顧問なども 務め、スポーツに経済学を導入して分析する名士。 今年よりUMASSで臨時講師として授業をされることになり、この 講義を受講できて本当にラッキーでした。 本当によくもまぁ、UMASSスポーツマネジメントは最高級の 教授を集めるものだと感心いたしました。 その知識はすごく、大体学生からの質問には的確に答え、議論も 大体論破。スポーツ界でも顔が広く知られている。 頻繁にTVや雑誌でコメンテーターとして招かれ、授業のスケジュールが 良く狂いましたし、軽くリーグコミッショナーに電話をしてしまうほどです。 白髪にメガネの奥の鋭い目ににらまれるとちょっと怖いものが ありました。 ------------------------------- この授業ではスポーツ界におけるお金の流れなどについて経済学の 観点から分析。 例えば10億円の選手の給料は本当にチームにとって10億円の価値が あるのかどうか。 10億円分収入をもたらすと思うから10億円で雇うのでは間違いで、 収益のうちの何割かはリーグの収益分配に持っていかれることになり、 実際のところは8億円の価値しかないことになる。 そうするとチームは既に2億円のソンをしている。 或いはスタジアムを建設すると本当にその町に経済効果はあるのか。 元々スタジアムがなかったときは2000円を地元の映画館で使って いたのが、スタジアムが出来て試合のチケットを購入したとした場合、 結局その2000円はスタジアムがなくても使われていたもので、新たに 発生した町の収益ではない。 さらにこの2000円は選手の給料となり、選手は地元に住んでいない ことが多く、選手は税金を他の町で納めるのであれば本来であれば この町に納められるはずの税金が持っていかれたことになる。 スタジアム建設で新たな雇用創出というが、スタジアム建設期間中に 雇われる人員は建設後にはまた無職になる、一時的なものであったり する場合が多く、本当の雇用が創出されたとは言えない。 通常スタジアムを建設するときはスタジアムの中で多くのお金を 遣ってもらうために駅などからスタジアムまでの道には売店や お店を立てないような設計になっており、地元の店への還元は 薄い。 スタジアム建設はどの税金を用いるべきなのか、 他の町から観光客が来るのかどうか。などなど。 Competitive Balanceはどう測るのか。 選手の減価償却について。 フランチャイズの価値算出。 ヤンキースの高い給与総額はリーグにとっていいのか悪いのか。 ダフ屋はいいのか悪いのか。 皆が欲しいものは市場価値が上昇する。 でも限られた数しかないものに対して需要が多い。 本当に見たいのなら徹夜して並ぶ。並んだ徒労の対価としてダフ屋が 高く売ってもいいのではないか? とにかくここには書ききれないほど興味深い分析が毎週繰り広げられ とても楽しかったです。 経済学のバックグランドがあればもっと楽しめたのではないかという 後悔は残ります。

         Copyright © 2002 Takehiko Nakamura.
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