ここは筆者の普段の生活を綴っております。

------------------
11月26日(祝)
はい、またキャンセル

です。

う〜む。

ま、まずはサンクスギビングを満喫しますか。



------------------
11月24日(火)
例の如く

サンクスギビングに予定をしていた夫婦旅行及び、妻の誕生日予定が、例の如く、
急遽バルセロナへの出張要請により、キャンセルに。 
慣れてきたものの、腑に落ちない気持ち・・・。 
またこれが、土壇場でキャンセルなんかにならないことを祈っているが・・・。 
この仕事は妻の多大なる理解がないと一寸難しいですね・・・。 

そう言えば、バルサ、チャンピオンズリーグ快勝、グループ首位浮上。 
パス成功率80%以上、パス数もインテルの倍を上回る数。 
見ていて、どうしてもあの支配の謎が解けません。 

両チームとも選手の質はそれほど変わらないはずなのに。 
むしろメッシとイブラヒモビッチを欠くバルサの方が選手層で劣るはずなのに、それでもこの差。 
インテルだってオールスターのようなチームでセリエA首位。 
しかもインテルの方が明らかに屈強、でも小柄なバルサ攻撃陣を止められない。 
キブなんて、二度も明らかな反則でイニエスタとアウベスを止めるしか術がなかった。 

その謎は解けないものの、監督の手腕、クラブの育成システムってどれほど大事なのか、
そして身体の大きさが如何に大事じゃないのかは、いつも見ている度に感じます。



------------------
11月19日(木)
もう驚きません

明日飛ぶはずであったマレーシア出張。
今日中止になりました。

前回も似たようなことが・・・。
今回は然程驚きませんが。

しかし、やることリストが一向に減りません。
たまるのはフラストレーションとストレス。

まぁ、今週末の試合に行けるので、ヨシとしたいです。




------------------
11月1日(日)
地球一周

してきました。

日記が難しい昨今、まとめ書きばかりですが、振り返る作業としてやはり書ける限りは。 

3度目の北京。 
14時間エコノミー中央席は気が狂うかと思いました。 
今回も同じホテルで、今回は少し外へ散歩を試みる。 
珍しく晴れ渡った季節で、気持ち良かったです。 

四川料理は相変わらず最高で、何度も。 

連日、連続の打ち合わせで上司たちも時差ぼけとの戦い。 
ようやくここ半年ほど進めてきたものがおぼろげながら形を見せ始める。 

会う人、会う人、皆異口同音に、この国のビジネスは複雑だ、政府との関係構築が一番だ、と言う。 
毎回得意げにわが社に任せてくれればこのマーケットは大丈夫、と各社言うから次第にげんなり。解ったよ、もう。 

UMASS時代の同級生で、中国のエージェンシーで勤務中のLと再会。 

初めて北京五輪が行われたBird Nest Stadium「鳥の巣」内に。 
足を入れた瞬間に、襲われる素晴らしさに圧倒される。 
ここでの試合を企画できたら!と鳥肌が立つ。 

スペイン人、中国人、日本人、イギリス人での交渉は通訳が介入。 
時間も神経も磨り減る。 
通訳、絶対間違ってるでしょ、そこ。 

国際ビジネスって言葉も大事だけど、お互いの価値観を、視点を、プライドを、文化相違を、
同じ高さに持ってくることが腕の見せ所とやはり痛感。 
言葉を話せる人は幾らでもいるし、珍しくない。でも国際ビジネスのプロは、言葉ではなくて、
この部分が肝要だと年々感じるようになる。 

通訳も大事な存在。会議中に何度も、どっちの立場に立って話をしているんだ?と問いただす。
通訳はあくまでも中立に通訳をしてもらわないと交渉が変な方向に流れていってしまう。
どちらか側に肩入れをして主観を挟んだ通訳をされるのが一番困る。そういう意味で今回の通訳には参った。
すぐに中国側につくから。
「おいおい、それはお前の意見だろ?そんなの聞いてないんだって。彼は何て言ったのかだけ訳してくれればいいんだよ」、
って。 

日本ではないけど、肌で感じる風、あるいは匂いは日本を思い出させるアジアの匂い。 
また、
外国人であろうとも関係なく、堂々と立つ中国人の若者を見て、アジア側に早く立ちたい、と改めて思う。 

チケット発券で色々と問題がありつつもバルセロナへ。 
上司の厚意でビジネスクラスにアップグレード。 
こんなステキな席なら出張、幾らしても疲れないよ、と嬉しいながらにもいつもエコノミーなのに不満を持つ。 
寝てばかりの僕に上司が「飛行機で寝れないって言ってたくせに、熟睡じゃない。うそつき」って。 
エコノミーじゃ寝れませんよ。 
ローマ乗換えで、幹部の席が発券ミスでエコノミーに。 
僕と上司はビジネス。。。。気まずい雰囲気が一瞬(笑) 

初のバルセロナ。 
最初の週末は時差ボケ解消に、ひたすら街中を散策。 
同僚にお勧めスポットを教えてもらい、歩きに歩きました。 
夜は、同僚のアパートに行き、その他大勢と合流し、タパスを。 
翌日も観光に観光を同僚に親切につれて行ってもらいました。 
単語だけならスペイン語が通じるので、少し安心。 
タクシーも、地下鉄も緊張しつつも、乗り回すことが出来、綺麗でした。 
さらに本格的にスペイン語を学びたい欲求が。 

初めてカンプノウへ試合観戦。 
試合前にピッチに降り立ちました。 
今まで数え切れないほどのピッチに降り立ちましたが、言葉に表せないオーラを全身で浴びるような錯覚に。 
この2週間で世界を代表する二つのスタジアムに降り立つことが出来た感動は大きかったです。 
同僚たちとラポルタ会長に出張挨拶に出向き、特別席で、試合観戦。 
バルセロナのファンたちは比較的大人し目の応援スタイル。 
席で喫煙OKなのに違和感が。 
眼前で繰り広げられる試合、メッシ、チャビに感動。思った以上にブスケツのプレーにも感動。 

週が明け、ホテルからスタジアムのオフィスまで徒歩通勤。約20分。 
オフィスに着く頃には汗ばむほどの陽気。 
お約束のオフィス前にあるバルサの大きなロゴの前で記念写真。 
今までメールや電話でのやりとりだけの同僚たちの顔を始めて見、自己紹介を。 

お昼ごはんを皆、大体2時過ぎに食べる。 
故に2時までお腹が空かないようにホテルのレストランで朝は満腹になるまで食べて出勤。 
4時過ぎまでお昼を過ごし、夜遅くまで働き、9時〜10時頃に皆晩御飯。 
国際部は11時頃まで毎日仕事で、食事は一日2食と言うことも。 
本当にへとへとになりました。 
後、いくらご飯が美味しくても、さすがにもうハム、チーズ、パンに飽きました。 

また時間のみならず、食事風景は大きくアメリカと異なる。 
先ず、食べ歩き、飲み歩きはあまり見かけません。パソコンの前で仕事をしながら食べる人もいません。 
ニューヨークではサンドイッチや、コーヒーを飲みながら通勤、あるいは飲み食いしながらパソコンの前で
仕事をする光景もここではほとんど見ませんでした。 
食べるときは、レストランなどで座って食べる。前菜からデザートまで。 
仕事は仕事、と。時間を掛けて食事を楽しんでます。 
一方で、アメリカのように効率的に仕事をするからこそ、6時とか7時に帰れるのだろうけど・・・。 

また、これに関してレストランとかに入ってゆっくりとデザート、食後のコーヒーまでそこで食べるので、
紙コップに紙皿をあまり見かけない。 
マグカップにちゃんとしたお皿で飲み食いして、それを洗う。 
アメリカはそういう意味では、朝から晩まで消費、消費、消費。 
朝、スタバでコーヒーを紙コップで買い、オフィスに通勤しながら飲む。
お昼は外でレストランに着席してご飯を食べることは余程のことがない限りせず、パソコンの前で
紙に包まれたものを食べながら仕事をする。 
上司が昔「アメリカのランチは悲しい」と言っていたのが初めて解りました。 
消費大国アメリカは、コストと時間が優先されるので、リサイクルの概念においても大幅に遅れています。 
(ちなみにアメリカではゴミの分別収集もしません。電池だろうが、電球だろうが、缶だろうが、
ビンだろうが。) 

ある日、お昼休みにスタッフ間のサッカーの試合に参加。 
言葉を超えてサッカーを通して知り合いになれたりすることに今回も感謝。 
体が動く間は、これが他の人と知り合いになる最も手早い方法です。 
留学のときも、MLSでも、NYでも、ここでも。 
プレースタイルも観ていれば、大体どんな人かも判るし。 

MLS時代に親しくなったシンガポールリーグのGSとバルセロナのオフィスで再会!金のお箸をいただきました。 

街は陽気だったこともあるけど、山があり、海があり、椰子の木なんかがあるため、ハワイにいるような錯覚にも陥りました。 
街の人も大体、優しい。アメリカはやはり粗雑な国です。 
一方で中国もスペインも外国人は珍しい存在。アメリカでは皆が外国人なので、いつもとは
異なる視点から外国人であることについて考えさせられた。 

入国管理に関して、アメリカも中国も厳しい。書類も記入するし、質疑応答もある。 
それだけにEU圏への入国審査があまりにも呆気なく、大丈夫か?と不安に。 
何も書かないし、何も聞かれない。ポンとスタンプを押されるだけ。 

アメリカの個人スペースを尊重する文化に慣れていた故に、久々に机を共有し、同僚がすぐ隣に座る環境、
あるいは部に掛かってきた電話に出る文化に一瞬違和感が。 
幹部レベルになって初めて自分のオフィスが。日本でも同僚と机を並べる環境だったけど、今、
自分の個人オフィスに個人電話がもらえているアメリカの風習に慣れていたことに気づかされました。 

携帯電話はグローバルフォンなので、いつ何時でもかかってくる。時差の概念が解らなくなり、
日本の朝3時に日本に電話をしてしまい、失礼をしでかしてしまったり。。。就寝中は必ず切ります。 

日本、アメリカ、スペイン、本当に所変われば全て変わります。それを身をもって体験できることだけでも
糧になることなので、引き続き感謝の気持ちを忘れず、色々と吸収していくことが出来れば、と感じます。 

今月末はマレーシアに出張予定。上述したGSに会いにシンガポールにまで足を伸ばすことも考えています。
家でゆっくりとしていたい気持ちもあるけど、今は修行と考えて進むしかないと思います。 


  


 


         Copyright © 2002 Takehiko Nakamura.
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送