ここは筆者の普段の生活を綴っております。
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8月29日(土)
内部事情

面白い人には面白いです。
3回も観てしまいました。
合計1時間半なので、データでメールして欲しい人はメッセージください。
後は、分割になりますけど、以下のYoutubeでご覧になれます。
BBCが数年前に制作をし、今年のNYで開催されたFilm Festivalにも出展されたドキュメンタリで、
現バルサ会長ジョアン・ラポルタ氏が新会長に就任し、低迷するクラブをどう改革していったかを記録した、興味深い作品です。

では、どうぞ!





















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8月23日(日)
ロンドン

3年前アメリカへの移籍をお手伝いした原田選手。 

アメリカでの頑張りに、ベスト11も2年連続獲得し、今年もノミネートされた。 
それ以上のご褒美が。 

クリスタルパレス本家の練習参加に召集され、ロンドンに発ちました。 

空港と、ロンドンからの彼の電話での声は希望に満ちていた。 

毎年、多くの選手のお手伝いを微力ながらさせていただいておりますが、こうして皆が頑張っていることに
実は自分が触発されております。 

皆の動向をこちらでどうぞご覧下さい。 



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8月21日(金)
スポーツビジネス勘違い??

妻の出張のお土産のナンバーを読んでいた。 

レアルマドリーのペレス会長が高らかに「スポーツビジネス」について語っていた。 

非常に僕のスポーツビジネスに対する価値観とは異なると感じた。 

・スター選手を購入することでインパクトを作る。 
・メディアの関心を買う。 
・若いスター選手購入で長期ビジョンを示す。 
・スペクタルなサッカーでファンの興奮を促す 
・大型スポンサーと契約できる 

これは「スポーツビジネス」ではなく、僕に言わせれば「スタービジネス」です。 
あるいは「ジダンの移籍に費やした高額な移籍金は彼のボレーシュートで回収できた」と言うコメントのように、
「ビジネス」ではなく、「ギャンブル」です。あのボレーシュートがなかったら?? 

スポーツビジネスをアメリカで勉強したことがあれば、常識ですが、スターに依存したり、ピッチ上の勝敗にビジネスを依存することはNGです。 

・スター選手が怪我をするかもしれない。 
・調子だって上下する。 
・期待とおりの活躍をしないかもしれない。 
・チームの勝敗だって勝負事ですから、勝つこともあれば、負けることもある。 

これらは全て経営者がコントロールできない要素で、勝敗に手を加えたら八百長ですから。 

事業をするとき、こんな不安定な要素を土台にするのは、ビジネスとは言えません。事業ではなく娯楽です。
あれほどの富豪となれば娯楽なのかもしれませんが。 

本当のスポーツマネジメント、スポーツビジネスは、選手が誰であろうと、チームの調子が良い時も、悪い時も、
安定した収入を得られる仕組みを作ることで、例えるならいつもあれだけ熱烈に応援される阪神タイガースとか、
ボストン・レッドソックスとかのことになる。勿論勝てる強い煌びやかなチームに越したことはありませんが、
いつもそうなるというコントロールが出来ないです。 

ペレス会長の記事が「スポーツビジネスの最高峰」などと日本で報道されることが危険だと感じたし、
以前、某Jクラブの社長が「チームが勝てば、強ければ、儲かるのです」と堂々と言っているのを読んでがっかりしたことがある。
負けることだって勝負事だから当然あるのに。スター選手がいなくて、勝てないシーズンも大型スポンサーを
獲得しなければいけないのに、お客さんにチケット買ってもらわなくてはいけないのに!! 

ペレス会長曰く、「長期プロジェクトなので、若手選手(Cロナウドは24歳)に絞って獲得した」、って、
ロナウドも長くて10年プレーできるか、と言う所。10年程度で長期プロジェクトかぁ、とも感じました。
会長の任期もそれ以下ですものね。 

僕だったら勝ち負けや、どのような選手がいるかどうか、なんかに左右されないブランド力をもっともっと
長い年月かけて作り上げることが本当の商売だと思います。それが本当の腕の見せ所だと思うし、
地元の誇りとなるし、深く根付いていくものだと信じてます。 

世界のほとんどのクラブが地元密着の小さなクラブで。アブラもビッチやペレス会長などは稀です。
普通は限られた財源を元にそれをどう膨らますかが商売なんです。言いたいことは、レアルのやりかたは
別にあれはあれで一つの形です。でもそれをあたかも「スポーツビジネスの最高峰」として紹介するのは、どうかと感じただけです。 

だって経営ですから。安定した収入を確保できなければ成功している商売とは言えないでしょうし、
それを確保するためには、不確定要素に依存をするのは事業として非常に危険だと感じました。博打じゃないんですから。 

むしろ、あれだけのお金をフロントにつぎ込んでみることを考えてみたことがありますか?ものすごい優秀なフロント陣を
揃えることが出来ますよ。そうしたらものすごく経営が安定すると思いますが。



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8月20日(木)
ステキ

出張と出張の合間。 

出張に出ていた妻も帰ってきて、久しぶりに我が家も賑やかに。
久しぶりに家で一緒にご飯を作り、その日あったことを話しながら晩酌をしてのんびり過ごす。ステキな時間だと思う。 

出張の合間で、次の出張や、抱えている案件の仕事でオフィスに遅くまで居がちだけど、
週に一回、週末の練習に加えて平日にも仲間とマンハッタンの中のコンクリの上でサッカーに2時間ほど興じることを始めた。
ステキな時間だと思う。 

こういうステキな時間の積み重ねがステキだと感謝してます。 

明日は久々の休暇を一日もらいましたので、週末にかけてDCまで小旅行ドライブしてきます。

  



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8月11日(火)
備忘録(バルサツアー)

10日間に渡るバルサーツアーから戻りました。 
ツアー中は忙しく、日記を書く暇がなかったので、いつものとおりBlackberryにそのつど感じたことをメモり、それを起こす備忘録です。 
MLS時代は、バルサを迎え入れる側でしたし、何十チームと迎え入れてきましたが、今回は逆の立場。視点が変わると面白いものです。 
両側の視点を持てたことは貴重な糧になったし、今後ともこのようなマッチエージェントの仕事をする上で、海外クラブと仕事をする上で、
とても為になりました。 

・今回のツアーにはクラブの幹部及び、家族も帯同。彼らと一緒に試合観戦をしました。まだ幼い子供たちはどうしても試合中、
注意散漫になりますが、カタルーニャの応援歌を皆が歌いだすと、「バルサ!」と絶叫。
こんな幼い時からクラブにこれだけの思い入れがあることに驚きと同時に羨ましさを感じました。 

・MLS在籍時は、試合運営などで試合をじっくり観戦することが出来ませんでしたが、今回は忙しい中も、試合はゆっくりと観戦できました。
観ていると、バルサのプレーの質の高さにはやはり、すごいなぁ、と感心させられるばかりでした。よく3人目の動き、
とか言いますが5人目の動きぐらいまで考えているのではないでしょうか?迷いがない。しかもボールはここを蹴れば
こんなに簡単に飛ぶんだよ、と言う最上のスポットをいつも蹴ってます。 

・育成がウリのバルサ。選手も皆若い。ボージャンを観ていると、そんな高校生くらいの子が堂々としかも大人の相手を手玉に取る。
大学サッカーをしていたときの自分の周りには巧い人が沢山いましたが、その当時、Jリーグと練習試合をすると歯が立たなかった。
でも、高校生ぐらいからこのレベル。もう比じゃない。彼とフィールドで対峙したら驚きを超えるんだろうな、と感心。
逆にこれぐらいの年齢から、こんなレベルでやっていれば、上達も驚くほど速いだろうな、と感じました。 

・今回のツアーの最大の難関はスペイン語。少しずつ聞き取れるようにはなってきたものの、話せるようにならなくては。
片言のスペイン語で会話が出来るものの、まだまだ。中国出張のときも同じことを感じたけど、言葉って本当にアドバンテージですよね。
英語のおかげでここまでキャリアを積むことが出来たので、スペイン語もさらに精査しようと思う。
同時にバルサスタッフで5ヶ国語くらい話せる人も居て、陸続きの欧州の多言語を垣間見ました。英語話せます以上にならなくては。 

・ギャラクシー戦のベッカムのFKはやはりプロ。会場でのブーイングはすごかったけど、不公平と思う。
彼はプロとして高い評価(給料)を払う雇用主の所に来ただけなのに。
試合を見ていても彼のレベルはスバ抜けている。
バルサの皆もベッカムの好プレーには惜しみない拍手を送り、なぜこんなにブーイングが起きるのか不可解な顔を。
彼の態度や行動が気に入らないファンも多いだろうけど、彼のせいだけではない。
彼をここに連れてきたギャラクシー、AEG、チームメートたちも。
誰が何と言おうと、サッカー選手として彼が一流以上であることを僕は疑っていないし、ブーイングもしない。
そういえば、「Beckham Experiment」を読破。お勧めです。 

・ツアー中、当たり前だけど、選手たちと一緒に行動をしますが、普通に彼らと一緒にいることに慣れないだけにミーハーな目で
彼らを観てしまう自分がいた。 

・試合を観に来る人たちにはクリンスマンやボラ・ミルチノビッチなども。面白いのがアメリカ人ファンたちの中を彼らが
歩いていても皆気がつかないこと。むしろバルサスタッフのポロシャツを着ているだけで、そっちにファンが寄っていく。
ちょっと悲しい光景でした。 

・夜のAEG懇親会での出席者たちも煌びやかなセレブたちで、またもやミーハーな顔をしていると、
同僚が「自分たちは世界一のクラブなんだから。そして友よ、君もその一員なんだよ。」と。 

・リーグ、国王杯、チャンピオンズリーグカップと記念撮影。やはり美しい。 

・食事の際に、初めてカタランでの食べ方として、トーストに生トマトをすりつけ、オリーブオイルと塩、そしてハムを添えて食べる方法を
目の当たりにしました。最初はトマトの贅沢な使い方にもったいない病が出たけど、今度は家でも妻と試してみようと思う。 

・選手同様にグアルディオラ監督も普通に一緒にいるのですが、選手以上のオーラを放っていました。
監督の言葉で印象に残ったのは「選手に出来ることしか求めないこと。選手も自分が出来ることしか求められないと解っている。
そこに信頼関係ができる。出来ないことを求めてもできないし、選手が出来ると思っていても出来ないことのほうが多い。
それを指摘するだけのこと」と。 

・MLS時代はチームの移動に警察のエスコートを付けていましたが、手配はするけど、チームと一緒に移動はしなかった。
今回はチームの一員として移動をし、エスコートされる側だったので、初めて警察のエスコートを目の当たりにしたけど、これは壮観。
バス3台に黒塗りの車5台が連なり、警察に先導される。この大名行列が行くところ全て警察が先回りし、交通をストップ。
赤信号でも警察が先回りし、交通を遮断し、大名行列が優先。高速道路に乗れば、大名行列が通過するまで、
警察が全ての高速道路入り口を封鎖。最後尾にも警察がつき、追い越せないようにガード。
どれだけ一般生活に迷惑をかけているのだろう、と感じながらも、見事な先導に惚れ惚れしました。 

・選手もそうですが、バルサ転職への面接時に会って以来のCEOオリベ氏と食事をしたり、ラポルタ会長と遊びに出掛けたり、と、
このようなツアーはクラブ全体(選手・スタッフ・幹部など)の懇親を深める意味でも、ピッチ外で良い影響をもたらすものだな、
とクラブ側に入って初めて気がつきました。 

・逆に自分がMLSに居たときには気がつかなかったが、クラブ側から見ると、MLSの運営は素晴らしかったです。MLSに居ると、
細かいハプニングやら何やらでストレスばかり抱えていたけど、それを顧客に見せない所は素晴らしいな、
と視点が変わって気がつくことも多々ありました。 

・同時に当たり前ですけど、国によって文化によって企画・運営の違いは大きく存在します。アメリカとスペイン。
自分の立場にすれば、中国や日本とアメリカ、あるいはスペイン。違いは絶対になくなりませんが、相互の立場・背景・文化を理解し、
間に入ってそのギャップを埋めることが正に「国際部」の仕事の肝だな、と改めて感じる。いつか日本のサッカー界が
世界に出る時までに更にこのような貴重な経験をどんどん積んでいきたいと感じました。 

・今回の出張に合わせて新しい革靴を買って行ったのに、やはり仕事なので、すぐ汚れたり、傷ついたのが残念だったけど、
いつものこと、とあきらめました。 

・選手、会長、CEOの他に今回、お話がしたかったのが日本でも有名なベギリスタイン。食事を共に出来たり、
まだまだミーハーでした。これがミーハーじゃなくなxったとき、一皮向けているのだろうか。 

・シアトルでの試合はQWESTフィールドで行われましたが、実は自分にとっては思い出深いスタジアム。
2003年UMASS留学中に初めて出張をし、リエゾンとしてアメリカサッカー協会のために働いたアメリカで最初のスタジアムでした。
試合前にピッチ上を歩き、自分が当時、右も左も解らないまま一生懸命仕事をしていた場所まで歩き、同じ風景を見回し、感傷に浸りました。
あのとき、7年後にこうしてここにまた戻ってくるなどとは夢にも思っていませんでしたから。 

・サウンダーズはMLSで現在最も成功をしているクラブのひとつですが、バルサ相手にスタンドのお客さんの9割がサウンダーズファンで埋められ、
緑一色だったことにバルサ幹部も、自分も大変驚きました。素晴らしい応援でした。 

・スタッフゲーム。これが今回の出張中でもっとも楽しみにしていたイベントのひとつです。シアトルにて、サウンダーズスタッフ相手に、
バルサスタッフが試合をしました。ナイキから皆新品のスパイクにユニホームまで支給されて。
基本的にはバルサ幹部の人たちの試合なので、僕らスタッフは合間、合間に繋ぎとして出してくれるだけですが、全くだめでした。
こんなに後悔するほどだめなサッカーの試合は久しぶりでした。監督として指揮を執り、僕をピッチに送り込んだ、
ラポルタ会長にも「イブラヒモビッチに次ぐ大型契約をし、メディア露出及び、ユニホームは売れたのに、
ピッチ上では何も見せられなかったな、ナカムラは!」と、怒鳴られる始末。首を捻りつつ、海外クラブに移籍をする選手が
結果を出せないときはこんなやるせなさなんだろうな、と考えました。 

・スタッフの食事は基本的には選手と同じ食事なので、バランスが良いです。しかしボリュームが大きく、太ることを懸念。
でも体重計に毎日乗ると体重はむしろ減っていて、少し健康を危惧 

・ツアーの途中で来月の中国出張に備え、NYに戻る予定が急遽上司にSFまでの帯同を言われる。
移動は全てチャーター便で、もちろん人生で初めての経験。荷物をホテルの会議室に預けて手荷物のみ持ってバスに乗り込みます。
警察の先導で、飛行機に横付けをし、セキュリティチェックもMLSの計らいでなく、搭乗。着陸後は、また横付けされているバスに乗り込み、
ホテルキーが渡され、チェックイン。荷物は部屋まで届けられる。と、MLSに居たとき、これを手配する側だったのですが、
体験するのは初めてで、感動しました。 

・最後の方、スタッフでホテルのバーで軽い打ち上げをした翌日、チェックアウト時に、同僚が怒っている。
どうしたのだろうと思うと、その晩の飲食費が全て冗談で、彼の部屋にチャージされていた。
仕方なく現金清算している彼を笑っていたら、後日打ち上げの際、今度は僕に全チャージが・・・。勿論経費として請求します。 

・NYやLAと異なり、シアトルやSFは空気がきれいで、朝、ホテルの周りを散歩する際深呼吸が気持ちよかったです。
何かそれだけで気持ちも随分と晴れるものだなぁと感じました。 

・チャーター便ですから他のお客さんは当然いません。なので、色々と皆動き回ったり、踊ったりするのですが、
その中でお腹を抱えて笑ったのが「枕投げ」。着陸するまで、皆がお互いに手当たり次第に枕を投げあい、
それが間違って幹部の顔面を直撃したりして、投げた選手は必死に隠れたりしていました。 

・出張が多いので、飛行機に乗る機会も多い。そんな中、空から地上を良く眺めるのですが、いつもその綺麗さに息をのみます。
こうして深い緑がある場所や、土がむき出しの砂漠や海を見ていると、必然と環境に優しくするべきだよな、などと・・・ 

・マイクロソフト社のVIPツアー時、最新の技術を色々と見せてもらえた。あまりにもすごい技術で感嘆したのですが、
一方でこれが数年後に導入され始めたら、読み書き能力が衰えるだろうな、と感じたり、対人コミュニケーション能力も
低下していくのだろうなと少し心配になりました。 

・SFでは自分のインターンとして頑張ってくれた二人が奇遇にもアースクエイクスで勤務をしており、試合会場で再会。
二人とも同じ大学のサッカー部の一年違いで、僕のインターンとしても一年違いで働いてくれた。
随分とたくましくなっている二人を見て何か心が温まった。 

・出張のおかげで荷造りも随分、早く、綺麗にできるように。10日間分の荷造りをスーツケースひとつに20分で仕上げる最短記録! 

・ふと鏡を見て、自分が老けた気がした 

・上司はカジュアルな服装がメインです。最近お話をさせてもらう社長や様々な方々もそういうスタイルが多いです。
でもそれで威厳がある。偉そうにしていないし、むしろ冗談ばかり言っているのに。メリハリがあるというのだろうか。
自分もジーンズでありつつもオーラのある上に立てる人を目指したい 


何か乱筆ですが、とにかく多くのことを、中国での出張、今回のツアーで一気に浴びた気がします。
33歳なんですが、年齢が全然足りない、という焦燥感も募ります。もっともっと早く色々と吸収したい、経験したい、見てみたい。
本当に明日死でも後悔がないようにしたい、ということばかり考えるほどの目まぐるしさで、この状況に押しつぶされるのではなく、
楽しめるように、味わえるようにしていきたいと思います。 

ほんと、頑張ります。 

  


 


         Copyright © 2002 Takehiko Nakamura.
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