ここは筆者の普段の生活を綴っております。
------------------
2月23日(金)
ランチ
この前の日記で紹介をしたウィルマーさんとランチに。
そこでの会話。
「今までチームメートで一番すごいと感じたのは誰?」
「バルデラマ。遅いけど、ファーストタッチとボールの持ち方は絶品。僕の祖国がどこにあるのか
知らない人が大勢いるけど、彼のことはほとんどの人が知ってる。」
「最も安定していて、どの試合でも頼りになったチームメートは?」
「エスコバル・・・。」
「MLSで1人自分のチームに獲得するとしたら誰?」
「ドノバン。。。マストロエニもいいなぁ」
「優勝候補と言われた94年W杯の惨敗の理由は?」
「・・・色々とね。マスコミとお金と・・・監督かな。大会前に結果は解っていた。」
「98年W杯の思い出は?」
「イングランド戦後、ベッカムが真っ先にバルでラマを追いかけてユニホーム交換をお願いしていたこと。」
「巧いサッカー選手とは?」
「どれだけワンタッチプレーが上手に出来るか。そういう意味ではジダンは天才だった」
「今までユニホーム交換をした中で一番宝物にしているのはどのユニホーム?」
「カニーヒアのユニホーム。」
「今まで対戦した選手で一番すごかったのは?」
「マラドーナ。」
------------------
2月22日(木)
成長の機会
来月:某国乙代表USツアー、某国甲USツアー(ヒューストンベニューマネジャー)
再来月:某国丙代表USツアー(プロジェクトマネジャー)
再来月:ゴールドカップ(ヒューストンベニューマネジャー)
夏:チバス・グアダラハラUSツアー(アシスタント・プロジェクトマネジャー)
来年:自分のプロジェクト(プロジェクトマネジャー)
良い経験させてもらいます!!
------------------
2月21日(水)
入れ替わり
また会社内でクビになった人が出た。
やっぱりこう突然、今まで居た人が居なくなることは怖い。
改めて替えが利かない人材にならないと・・・と、気が引き締まる。
同時に新たに採用された人も次々と。
かれこれ何人が解雇され、何人が採用されたかもう覚えていない。それほど入れ替わる。
採用されると会社のキッチンに朝ごはんが注文され、新加入社員を囲んで皆で朝食を共に取るのがうちの会社の慣例。
今回採用された人は変わった経歴の持ち主。
何と元コロンビア代表キャプテンで、W杯も3回出場している、ウィルマー・カブレラさん。
それなのに物腰柔らかく、今回採用された肩書きも、もっと要求しても良かったんでは?と思うもの。
彼とは、彼が今回うちの会社に採用される前からプロジェクト毎に一緒に1年近く仕事をしてきたから、
正式に社員として仲間になったことが嬉しかったし、お互いに「良かったねぇ〜」と喜んだ。
しかし、あの笑顔と、腰の低さ・・・。
------------------
2月20日(火)
メメント
映画「メメント」をネルソンのお勧めで貸してくれたので観た。
すごい映画だなぁ、と思いつつも不可解な部分が多く、
今ひとつ理解しきれてない。
色々な「ねたばれ」サイトを見ても良く解らない。
ネルソンに会社で「疑問がいっぱいありすぎる」と。
するとネルソンが「俺が観たのも昔だしなぁ、しょうがない!もう一度俺が観て、説明してやるから持って来い!」と。
心強い。
あの映画を理路整然と説明できる人は居ますか?
------------------
2月19日(月・祝)追記
「目標とは、締め切りが設定された夢のこと」
3連休も終わり、明日から会社。
しかし、3連休も、心が休まらない。
ここ数ヶ月その状態が続いてる。
あれと、これと、それと、色々と。
数年前の自分にしてみれば贅沢なことです。
一つずつ。丁寧に。
その積み重ねが、目標に導いてくれるはず。
ショートカットせずに。
「目標とは、締め切りが設定された夢のこと」
たまたま開いたスケジュール手帳に印刷されてた言葉。
タイムリーで採用させてもらいました。
------------------
2月19日(月・祝)
推移
父と実家に関する話をした。
幼い頃からの地元における実家に一つ割りと大きな変化が起きた。
父は寂しそうで、自分も遠く離れている故に、実感が湧かないだけなのだが、ちょっと考えてしまう。
でも皆で時間をかけて話し合ったことだし、良かったと思う。
次に繋がる勇気ある家族決定だと思う。
ここまでありがとう。そしてこれからも身体に気をつけて楽しんでね。
さて、明日からはまた仕事だ。
例の自分が取り組んでいる企画がさらりとだが、Sports Business Journalに取り上げられた。
素直に嬉しいことです。
一年がかりの仕事で既に結構いっぱいいっぱいだが、ふってわいた他の代表戦運営責任者にも任命された・・・。
しかも3月末に実施。しかもビッグチーム同士3試合。
1ヶ月ちょっとでこの試合を全て仕切らないといけない。
好きなサッカーの仕事なのにちょっと憂鬱・・・。
------------------
2月18日(日)
久々に
相変わらず極寒のNY。
暖冬とか言っていたらこの様だ。
足首の定期検診でようやく後2週間でリハビリと言われた!
本当に嬉しい。
ここまで歩くこともあんまり出来なくて、ひたすら見学だったし。
なので、久々にジムへ。
欲張って激しい筋肉痛・・・。
でもプロは恐らくこの30倍はやるんだろうな・・・。
なんてブツブツ考えながら帰宅。
買い物をしにSOHOへ。
あるお方の影響をモロに受けて、Skype用カメラと、そして、男用化粧品を人生で初めてドキドキしながら購入。
ついでに、日本の実家にあったリンスが異常に良かったことを思い出して、その場で実家へ銘柄を聞くために国際電話。
「日本にしかないわよ」
と言う母の呆れ声を聞きつつ、いきなりそれをNYで発見。
さすが。
夜はこんな所あったんだ、と感じたメキシカンを夕ご飯にご馳走してもらいました。
あのグアカモレとチーズケーキは絶品でした。
思わず隣の席のお客さんたちにも勧めてしまうほど。
本当にどうもありがとう!!!
------------------
2月9日(金)
や、やっぱり??
色々な仕事が並行して進む中、プレゼン資料を結構時間をかけて作成。
時間をかけた割には、今ひとつな出来上がり・・・。
自分のイメージしていることがそのまま紙にすっと落ちていない。伝わりきらない、とでも言うのか。
でも、時間も迫っているし、兎に角、ネルソンに提出。
駄目だしでした。
「この間一緒に出張をしたときに語った時は、すごい可能性が伝わる熱い口調だったから俺もそのビジョンを
共有することが出来た。このプレゼンじゃ全然それが伝わってこないよ。お前が、話す時には聞き手が瞬時に
そのパワーを感じ取れるのに、これはだめだ。
もしかしたらタケは思い入れがあり過ぎてこれを作成するのに向いていないかもしれない。
そのメロン(*)と紙が連動していない。
そのイメージを紙の上に体現化出来る人を探して、ディレクタとして指示だけ出して自分で作らない方がいいんじゃないか?
とにかくこのプレゼンではだめだ。」
(*)僕の頭が大きいことをからかう時にこの表現を用いられる
紙に落とせないと言うことは、良く理解できていないことの証拠、と言うのが僕の信じる持論です。
しかし、この駄目だしを鵜呑みにし、他の人にこれを作成させるなんて嫌だし、もう一度トライさせてもらうことを直訴。
「当たり前だ、このアイディアをお前が持っていること、熟慮していることはもう十分解っている。
もう一度やってみろ」
やはり、不完全なプレゼンであったと言うことは、簡単に見破られた・・・。気合を入れてやり直し!
------------------
2月5日(月)
部下往来
僕の部下であったインターンのルイスが他の部署に雇用された。
自分で育てて持って行かれるのは残念だけど、でも彼もMLSで働きたかったわけだし、
うちの部には空きが無かったから仕方がない。
ルイスはとても優秀だったし、これで他の部署にいながらも手伝ってもらえるし、彼にとっては念願が叶い、嬉しく思う。
でも、またこれで自分の部下の探し直しである。今までこの2年間で、合計3名の部下を持った。
その中で優秀だったのは、2人。ルイスとマルク。
採用をする際、相当慎重に吟味をする。自分の右腕になってもらうのだから、当たり前だ。
但しネルソンの方針は、部下が優秀かどうかは、上司のマネジメント能力の反映だと。採用の段階から、育成、
そして普段のモチベーションは全て上司がどうマネージできるか。
一方で、インターンを9ヶ月近くもしてきたのに(通常は3ヶ月)、雇用できないと最終通告をされた
子たちもオフィス内で3名出た。
自分もインターン時代、雇用されることを夢に、目標に歯を食いしばって10ヶ月頑張った。
それだけに彼ら・彼女らの無念さはすごく胸に響くし、悲しい。かける言葉もない。お別れ会をして
見送った子もいれば、最終通告をされても期間一杯までは職務を果たすと言う子もいる。
インターンと言う制度は合理的である。雇用側と被雇用側が双方向に時間をかけて吟味し合うからである。
雇用側は働きぶりを観察できるし、被雇用側は、これが自分のしたい仕事なのかどうか確認できる。
書類と面接だけで雇用をすることに比べれば理に叶っているのだが、こういう上述してきたような
悲しいことも頻繁に起きる。
今回ダメであった子の中には僕の部でまたインターンをしたい、と申し出る子もいる。
その子の働きぶりは見ているから優秀なことも解る。でも空きがいつ出るのか解らない中、
そして空きが出来ても雇用するかどうか解らない中、再び無給のインターンをお願いすることは酷過ぎる。
9ヶ月+また数ヶ月のインターンは心身共に厳しいことは僕自身が解っているから。
何か辛いなぁ、と思いつつ新しい履歴書を2枚受け取りました。次の部下もきちんとマネージ出来るだろうか?
------------------
2月4日(日)
紅白歌合戦
スーパーボウル。
家族・友人とアメリカ中の皆が年一回TVの前に飲み物と食べ物を持ち寄って祝う(?)、騒ぐ。
どちらのチームのファンでない人も、普段はNFLを観ない人もこの試合のことで持ちきりになるから、
僕はいつもこれを日本の紅白歌合戦に喩える。
ワールドカップもアメリカ中で観戦されるけど、スーパーボウルは所謂「アメリカの行事」っていう印象が強い気がする。
アメリカにおいて、ワールドカップは移民国家故に、皆がそれぞれ「自国のアイデンテティ(僕は○○人なんだよ)」を
確かめ合う行事であるのに対して、スーパーボウルは、移民国家故に、皆が「僕もアメリカ人なんだよ」
ということを誇示しあう行事という印象が僕には強い。
試合内容はアメフトの素人なので、何とも言えないけど、この間インディアナポリスに行ったばかり、
ということで、コルツを贔屓目に観てた。
ただ、優勝トロフィがオーナーに最初に渡され、表彰台の上からそのオーナーが選手を見下ろしている図に
強烈な違和感を感じたし、クォーターバックばかりがスポットライトを浴びていることにも疑問を感じた。
素人目から見ると、クォーターバックよりも周囲の選手の方がよほど貢献してたような気がしたし、
クォーターバックの一寸えらそうな態度が鼻につく(笑)。
何かアメフトって他のスポーツとは違って、使う人と使われる人のようなヒエラルキーが折に触れて
垣間見える気がしたのは偏見だろうか。ベンチから無線で、常に指示が出て、司令塔が絶対で。みたいな。
スポーツはチームワークで、エースはいても一人が絶対と言うことはないはず。また、フィールド上の試合は、
試合が始まれば選手の判断に任されるもの。
フィールド上では監督は関与できず、そのために日々の練習がある。ワールドカップの優勝カップも試合を戦い、
普段から厳しい練習に耐え抜いた選手に表彰台の上で渡される。
まぁあくまでも素人意見ですが違和感を覚えました・・・。
------------------
2月3日(土)
ウィスラー
何度も日記にサッカーしかないと書いてきた。
仕事も、週末の運動も、読む雑誌も、TVゲームも、観るTVも。
これは仕事なのか、趣味なのか。
そこで最近は読書を余暇として取り込み始めて、結構はまっている。
通勤電車の中で、色々と和洋両方読んでいて、楽しい。困るのはあれもこれも読みたいと欲張って、
たまるんだけど読みきれない。
でも、もっと余暇らしい余暇が欲しい。
アメリカに来て以来一度も行っていない、自分にとってとても大事な趣味。
「スノボー」
ものすごく恋しくなってきた。学生時代、サッカー部のオフシーズンに3週間、カナダ・ウィスラーの雪山に行った体験、
スノボーとの出会い以降、日本では時間を見つけては行ったし、あの短期留学は今でも心の糧として残っている。
あの旅先で出会った人々の人生観に、サッカー部の世界しか知らなかった自分は今でも影響を受けているし、
海外に出ようという動機付けにも関与している。
足首が痛いし、結局は出来ないんだけど、あのキーンとした冷たい空気、シーンとした山は何か
「孤独と言う状況の悦に入る自己満足」なんだけど、じーんと来る。
行った人なら解るあの、「寂しい郷愁に駆られる感覚」が堪らない。下山すれば皆いるんだけど、
頂上から見渡すシーンとした世界、「安心が確保された孤独」(?)、巧く表現できないんだけど。。。
兎に角、来冬こそは山に行きたいです。