ここは筆者の普段の生活を綴っております。
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8月15日(月)
束の間の休息が。。。

バルサツアーが一段落し、少しはゆっくりと出来、自分の企画などを腰を据えて取り組めるかと思いきや。 

ネルソン「エクアドル対ペルー戦を3週間後にやることになった。タケが今回はプロジェクトマネジャーね。」 

サイモンはバルサツアーを終えて、休暇入り。アレハンドロは今日が退職日でアルゼンチンに飛び立った。
マークはインターンを終えてスペインに。 

また日々忙しくなります。しかも今回はついにプロジェクトマネジャー・・・。 

まぁ、規模の小さなプロジェクトだし、タケがぽしゃっても良い勉強になるだろう、という上の考えでしょう。 

精一杯取り組み、またいっぱい売ります!



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8月12日(土)
ツアー終了

NYも満員御礼。
SUMが掲げた前試合完売を見事に果たしました。
社長以下、賞賛、賞賛。

NY会場は記録更新に僅か「3」足りない7万9千2名の入場者数。
3会場とも記録更新とは行かなかったものの、NYの責任者リノも大満足の様子。

この試合にはネルソンがサイモン、アレハンドロ、リノ、マーク、そして僕の家族・友人招待用の
VIPボックスを手配してくれた。

そのVIPボックスの宴もたけなわな頃に、突然ネルソンが椅子の上に立ち、皆に向かって
「皆さん、ここで一言申し上げさせてください。」
と。
「今日、ここにいるSUMの従業員のおかげで全試合完売という目標を達成することができました。
LAのべニューマネジャー、アレハンドロ。ヒューストンのべニューマネジャータケ。NYのべニューマネジャーのリノ。
チームに従事したマーク。そしてプロジェクトマネジャーのサイモン。彼らはこのような偉業を成し遂げた
最高の人材たちです。彼らのことを私は誇りに思います。しかし、これも一重に皆様家族の支えが
あったからこそ。イベント前から今日まで、彼らに残業、長い出張、そしてストレスをかけたことをお詫びします。
でもおかげ様でこのような最高の結果を得ることができました。
皆さんのご協力とサポートに感謝します。来週は家族・友人で仲良くリラックスしてください。」
と、演説。

家族からは大拍手。

家族にまでこの配慮をするネルソンは本当にすごいと感動が深まりました。

この試合の放映権を実は僕が日本にも販売をすることが出来、日本より、元日本代表の北澤豪氏も来米。
スタジアムにて色々とお話をさせていただく機会にも恵まれた。

同時に、この放映権を販売するに当たって交渉をした相手が実は自分の大学サッカー部時代の仲間ということで、
彼もNYに。お互いにフィールドの上で切磋琢磨した仲間がこうしてサッカーにおけるビジネスでまた
フィールドに立てるとはねぇ、と感慨深く二人で思い出話にもふけった。

しかし、このイベントを以ってアレハンドロはついにアルゼンチンに帰国。そして僕にとって最高の部下であった
インターンのマークも学校に戻ることに。アレハンドロは僕が入社以来、全ての国際試合を一緒にこなしてきた。
マークは期間が短かったものの、初めての僕の部下で超優秀。
二人と熱い抱擁を何度もした。

スタジアムを後にするとき、何か充実感、達成感に満ち溢れているものの、同時にもぬけの殻感、
寂しさ、色々と去来しました。

入社したばかり、と思っていた自分も気がつけば、3年目を迎え、気がつけば上が抜け、下がいるというベテランの域に。
アメリカに夢のみで渡ってきたときの自分には想像もつかない場所にいる自分を褒めたいと思ったと同時に、
気を引き締めなくてはと感じました。



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8月9日(水)
7,0505

売り切りました。 
テキサスにおけるサッカーイベント史上最高の超満員御礼。 
7万5百5人。 
最後まで、「売り切れるのか?売り切れないだろう」、などと言われていながら、一方で社長からは
「全3試合売り切れて当然」と、言われ、LAがカリフォルニア史上最高、そして米国市場最高記録を塗り替えた。
先鋒のアレハンドロはきっちりと結果を残した。 

そんな中で、次鋒の自分。初めてべニューマネージャーとして、任された中で、色々と試行錯誤をして、
最後には売り切れ、尚且つ2都市連続で、記録を塗り替えることが出来たことは、一生の誇りにしたい。 

最後の準備の頭痛と胃痛と言ったら初体験の境地でした。ストレスが身体に及ぼす痛み。 

刻々と入って来るチケット売上報告。その他の進捗状況報告。メールボックスはゆうに容量オーバー。 

二つの携帯電話を本当に漫画のように両耳にあてて、間断なく鳴り続ける電話に対応しきれず、
留守番電話ボックスは満タンになり、もう留守電が残せない状態に。 
そこまで行くと、もう聞くにもならなない。 

電池も当然すぐになくなる。他のスタッフも携帯電話の電池が切れる間際になると「俺の電池もだめだ。
今、誰々といるから誰々の電話にかけて!」最後の言葉を誰かに残す。 

全てが段取り通りに行った。試合も最高のフィナーレ。 
観客の盛り上がりと言ったら、それはもう・・・。 

イベントは生き物で、本当に次から次へと事件が起きる。 
全てを把握していないといけないから
全部署とひっきりなしに連絡を取る。 
事件がおきる度に、頭をフル回転させ、どう解決するのか瞬時に判断しなくてはならない。 

強烈な頭痛に、イライラに、色々と入り混じる。 
部下を煽て、盛り上げ、褒め、でも喧嘩もあり、
怒鳴りあいもあり。堪忍の緒が切れて叱り付けてしまうことも。。。
それをひっくるめたのがイベントという生き物だと思う。 

今年に入って21試合目の国際試合運営。 

初のべニューマネジャー。 

精神的に本当にきつかった分、あの大観衆を見たときの感慨深さと言ったらない。 

試合終了後はスタッフ皆で本当に抱擁、抱擁、抱擁。 
皆切羽詰ってた。皆苦しい中、助け合った。 

スポーツと一緒で、イベントは「試合」と一緒だと思う。試合中は、チームとして皆がぶつかり合う。
でもそれはイベント中の真剣さゆえの話である。試合の外にまで私怨を持ち出さないスポーツと一緒で、
こういう仲間とこうして成し遂げたことが出来たことが本当に嬉しい。本当に自慢の仲間だと思う。 

自分一人で出来ることは限られているが、どう配分して、どう協力するか。 

今回は試合の後、感動して泣くのかなぁ、などと良いイメージを持ちつつ、このイベントに取り組んだ。
でも実際試合が終わったときは、放心状態だった。後からジワジワと来るのだと思う。 

社長、副社長、そして肝心のバルセロナの関係者たちから「センセーショナルな運営だった。おめでとう。
本当に良かった。」と言われても、自分一人で実際にやったことなんて少なくて、皆が本当に力を合わせた作品で、
仲間の皆に感謝した。 

今はまだ実感がわかない。兎に角ほっとしたし、結果を残せたことに対しては自信を持ちたいし、
色々な反省点をゆっくりと後で振り返りながら、次に活かしたいと思う。 

兎に角最高です。 
 
 
 
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8月6日(日)
準備は整った

1)ホテル受入態勢:万端 

部屋割り、食事会場、プレスカンファレンス会場、プレス室、ミーティング室、メニュー、駐車場、
バス発着所、通訳、ボランティア手配、レセプション会場、歓迎パッケージ、特注ルームキー、
コミッショナー晩餐会 

2)スタジアム:ほぼ万端 

芝生状態、ロッカー、記者席、駐車場 

3)チケット:万端 

売り切れ寸前 

4)貴賓席:もう少し 

招待リスト、招待状、席割り、プライベートバー、クレデンシャル、受付 

5)公開練習:万端 

会場視察、芝生状態、ロッカー、観客席、駐車場 

6)PR・マーケティング:フル稼働 

新聞、TV、雑誌、ラジオ、販売代理店、ユースサッカー大会、フェスティバル、広告塔、ビラ配り隊、PRイベント 

7)移動:万端 

チャーター便、バス、御車、空港受入 

後はチームがヒューストン入りするのみです。後はその場で解決。 



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8月4日(金)
迫り来る

刻々と各会場のチケット売上情報が入ってくる。 
LAは完売を今日プレスにリリースした。9万枚。 

次はヒューストン。今日は今まで一番の売上で5万枚強を突破。 
今日は給料日の金曜日で、この週末の売上は大きいはず。 
平日の試合だけど、売り切れる手ごたえを感じてます。 

LAに今日到着したFCバルセロナ、LA会場のスタッフと電話で色々と情報を入手するが、電話越しに
聞こえてくる喧騒に、いよいよ来るぞ、と緊張感が増す。 

台風を待ち受けるような心境だ・・・。 

あれほど準備をしていたのに、LAではいきなりハプニングがあったみたいで、皆鬼気迫っている。
イベントとは本当に生き物で、いくら事前準備が万端であっても、必ずその場での決断、解決力が求められる。 

ヒューストン会場では出来る限りの準備をしているし、しておきたいが、チェックリストは長いまま、どきどきしてきた。

恩師から届いたメールに

「元気かい?
忙しいだろうね。ただ忙しいことは、本当に幸せだと思ってな。
突っ走れるところまで突っ走ってな。
健康な時に、疾走できる限り、もっと疾走しておけばよかったと後悔する
病気になった中年男からのアドバイスよ。
まあ忙しいのを嘆かないように。
テンパッタ時には、深い腹式呼吸とストレッチをして(30秒でできるよ)、
オフィスの窓から、華氏104℃の陽炎ただよい、ライトアップが消えたNYのビル群を観る様にな。
このために、USAに来たんだから。」

ありがたいと同時に気が引き締まりました。



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8月3日(木)
戻るときには

FCバルセロナツアーが始まりました。 
アメリカでの3試合の前にメキシコで1試合行なう合計4試合。 

これに伴いSUMスタッフも各会場に飛びました。 
飛ぶ前、皆でNYのオフィスに戻ってくるときは笑顔で帰って来よう。やることはやった。と誓いあった。 
目標は「全3試合満員御礼」。 

サイモンはメキシコに。 
アレハンドロは緒戦のロサンゼルスに(売切れ寸前の8万枚弱)。 
僕は第2戦のヒューストンに(順調に5万枚)。 
リノは第3戦のNYのため、飛ばず(若干梃子摺り気味の4万枚)。 
インターンのマークはFCB専属部隊としてメキシコに。 
ジェフ率いる運営部隊もメキシコに。 
ゲイブ率いる広報部隊はLAに。 

丁度、あさってMLSのオールスター戦(vsチェルシー)も開催されるため、MLSオフィスはからっぽ。
その他の皆はシカゴに飛びました。 

準備は本当にしてきました。後は現地でどれだけ出来るかです。 

初日の今日は、空港からその足でスタジアムで開催された記者会見に行き、打ち合わせをし、その足で、
ヒューストン・ダイナモオフィスへ。打ち合わせをし、ホテルへ。チェックインをする前に打ち合わせをし、
部屋で日中確認できなかったメール類に目を通して、ようやく日記を。 

来週試合が終わり、NYには笑顔で帰りたいものです。

 


         Copyright © 2002 Takehiko Nakamura.
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