ここは筆者の普段の生活を綴っております。
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7月31日(月)
流れるように

ヒューストンの日帰り出張は、ばーっと6時間の間に、3つの打ち合わせと現場視察。
あっという間に帰りの飛行機に乗ってNYへ。 

翌日はオフィスの親友ダンの結婚式へ参列。初めてアメリカの結婚式に出席した。
NYから北に車で30分ほど上がった所の綺麗な郊外。自然に溢れ、緑がまぶしく、
燦々と照りこむ教会での式の後に、丘の上に立つ古風なカントリークラブで、貴族のような晩餐。
ただし、ラテンカップルだけに、食事の合間、合間にダンスホールで皆踊る。踊っては食べ、また踊る。 

喉が渇くからバーでお酒のお変わりが進み、どんどんダンスがエスカレート。おかげで、
デザートを食べ損ないました。 
夜は夏虫の合唱の中、久々に綺麗な星空が見え、ダンスでびっしょりな汗のまま、
涼しい夜風に当たりながら、建物の中から聞こえてくる音楽を背に、日本の実家の空を思い出しました。
NYから少し出た所にある田舎。 

そんなステキな週末が明けての今週。すぐに怒涛の日々が再開されました。べニューマネージャーだから仕方ないが、
日々のチケットセールスの売上管理から、マーケティングプランにPRが実施されているか否かチェック。
受け入れの空港、飛行機、ホテルの手配進捗。チーム滞在中の特別イベント類の調整。
一番の問題は試合中の貴賓席のセッティング。 

気がつけばあっという間に一日が流れて行き、タクシー帰り。ゆっくりとNYの夜景を眺めつつ帰ろうと思うものの、
饒舌な運転手がいかに自分たちが虐げられた環境で働いているのか、ととうとうと語られ、
チップを大目に払わなくてはならない雰囲気満々に。払いました・・・大目に。 

結局は気弱な自分でした。

しかも、今日は、一緒にプロジェクトに関わっていたDさんが突然解雇。
そのメールが社内に一斉に流れたときはメールをばーっと読んでいた自分も凍りました・・・。

    
  





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7月26日(水)
反省

愚痴のようで良くないけど、忙しい。 
毎日タクシー帰り。 
留守電も一々聞いていられないほどで、溜まる一方。 
机も散乱。本当にビジネスマンとして駄目で、アップアップしている。全て把握して指揮を
執らなくてはならない立場なのに、洩れが多い・・・。 

余程「忙しいオーラ」が滲んでいたのか、「タケ、ちょっとおいで」と、副社長ネルソンにオフィス呼ばれる。 

「タケ、泳げない人が泳ぐのを一番早く覚える方法を知っているか?・・・プールに突き落とすことだ。
俺たちはタケをプールに突き落としたと思っている、しかもプールの深い方にだ。色々と初めてということは
解っている。失敗をしても良い。何事も経験というものが一番大事なんだ。俺が初めてタケの立場に居たとき、
任されたイベントでは赤字を出した。当時は寝られなかった。でも今振り返ると良い経験としかいいようがないし、
今となっては気にもならない。損をしてもその人材への投資と考えられるような経験をしてくれれば良い。
とにかく今の調子で、頑張れ。良い仕事しているぞ。」 

この人は本当に上司の鏡だ、と感極まった。 

明日は、そのヒューストンへスタジアム、ホテルなどの視察と現場打ち合わせの為の日帰り出張。 

スタジアムの契約書や、ツアー諸々の分厚い書類を調えていたとき、ホテルの部屋割りに、
ロナウジーニョと同じリストに自分の名があるのを見て、こんな光栄なことにも気がつかなかったなぁと反省し、
気を取り直した。 

ヒューストン会場を満員御礼にします。



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7月23日(日)
ラグビー

コインランドリーも停電で休業。 
洗濯をしに意気揚々と出かけたものの、だめ。 
この停電はいつ終わるのでしょうか・・・。 

気を取り直してユニオン・スクェアへ買い物に。 
お目当てのお店はすぐに見つかりました。 

その名も「ラグビー」。 
ラルフローレンのサブ・ブランドで、良い! 
2004年に出来たらしく、未だアメリカでもあまり知られていない。 

色々と物色してストレス発散ショッピングをしました。 



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7月22日(土)
備忘録

気がつけば1週間近く書いていない。
仕事で目一杯!!
びゅーっと過ぎ去った。

バルサツアーで、残業続き。
会議で机を離れて戻れば留守電とメールがすぐにたまる。
一つずつ片付けても、どんどん増える。

ヒューストン会場を任され、マーケティングプランが実施されているか、チケットの売上はどうか、
スタジアム設営はどうか、VIP手配、ホテル手配、空港手配、トレーニング施設、PR、アストロズでの始球式、
NASAツアー、バルサ経営陣退陣、ザンブロッタ獲得、全てが・・・。頭痛とめまいが絶えない。
そう言えばメッシのインタビューアップされました。

私用メールを一切開くことが出来ず、返信が出来ていない皆様、本当に申し訳ありません。
この週末に書かせていただきます。

村上春樹の「South of the Border, West of Sun」読破。
ふむぅ。止められなくなってしまい、一気に読破。

猛暑と雨のせいで、地下鉄ダイヤが大幅に乱れ、僕の住む地区アストリアも48時間の停電。熱帯夜所の騒ぎではない。
冷蔵庫の中身も瀕死の状態に。
NYは本当に脆い、古い街です。インフラのお粗末さは目を覆うばかりで、決して先進国とはいえない。

実家の愛犬が今週手術・・・。

妹が来月末にめでたく結婚。

ヒューストンへの日帰り出張延期。

シカゴ・カブスで頑張る「同志」のM君と焼肉をたらふく。

こちらでお世話になりっぱなしのSさん、W杯の重責を終えられ、数ヶ月ぶりのランチ。

MLSオフィスサッカーで優勝+得点王。

個人的な備忘録・・・



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7月16日(日)
家族

週末、所属をするFCジャパンの納会があった。 
そこで、今シーズン限りで、15年にも及ぶNYでの生活に終止符を打ち、御両親との時間を大切にするために帰国を
することを決断された方がいらっしゃいました。 

同じチームメートで、こちらに赴任をしている際に、お父様がお亡くなりになられた方もいる。 

また最近日記でも書いたように、お父様の危篤に緊急帰国をした後輩もいる。 

家族あっての今の自分。定期的にメールや電話では連絡をコマメにしている方だと思う。 

アメリカに永住しようなんて思っていないが、「親孝行したいときには親はなし」という言葉通り、
最近は本当に良く考えてしまう。

日本の両親から今日も届いた、丁寧に包装された心のこもった小包に心が温まりました。



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7月14日(金)-(2)
酒リフレッシュ

ここ最近はFCバルセロナツアーの準備で大忙し。正直、遅くまで残業をして帰宅後はバタンキュー。
オフィスと自宅の往復のみの日々。週末も意欲が湧かず、リフレッシュしきれずに翌週へ、という悪循環であった。 

自分は基本的にお酒はあまり飲めないし、それほど飲まない。

しかし、一昨日は、女子プロバスケリーグ(WNBA)のオールスターゲームを
マディソン・スクェア・ガーデンにて観戦。そしてその後にお酒を。 

昨日は、NYのスポーツ界にて頑張る日本人及びメディアの方々との恒例の懇親会。 

そして今日は残業後(ビラ配り)のスタッフ間の飲み。 

お酒、というわけではないけど、こうしたお酒の席は多すぎると辛いだけだけど、
適度にあると非常にリフレッシュになる。 

明日は、所属するクラブチームの納会で、気心知れた仲間とのリラックスした酒宴は時に、
仕事のことなど忘れさせてくれて、愚痴もこぼせて、リフレッシュに多いに役立つものだなぁ、と実感した。



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7月14日(金)-(1)
スポナビセレクト

今までもスポナビにMLS記事を書かせてもらっていた。 
それらを全て纏めたのが 
http://blog.livedoor.jp/tn_sports/

今回新たにスポナビにてこのようなコーナーを設けていただくことが出来た。 
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/select/ 
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/mls_sum/ 

どうか宜しくお願いします。



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7月11日(火)
泥臭く

チケット販売のためには泥臭いことも厭わない部長サイモン。 
今朝は朝一でグランドセントラルに国際部でビラ配りに。 

しかし朝のラッシュ時のグラセン。 
皆目もくれない。 
ただでさえ冷たい街NY。 
その中でも最も通勤で混雑をする駅。 
泥臭い作戦は泥臭く終わりました・・・。 

電話、会議、打ち合わせ、契約書、メール、残業、目が回りそうになりながら嵐のように過ぎた一日でした。 

PS:日本のフロムA・RED(7/10No.R29号、PageJ)に取材記事が掲載されました。 



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7月10日(月)
パフォーマンス・レビュー

MLSでは毎年、年始にその年一年間の目標と成果を上司と話し合い、合意し、文書化し、契約書に署名をする。

そしてクリスマス休暇前の年末に、この契約書を元に上司と、その年の成果を振り返り、翌年の給料、ボーナス、
昇給、契約更改などが交渉される。

今日はその途中経過レビューの日。
年始と年末の間に2度、途中経過を上司と測定する。
当初の計画通りに成果は出ているか、この調子だと達成できないと判断されれば、その場で修正・変更がされる。
変更されれば、それだけ年末での昇給とかに響く。

上司のオフィスへ緊張をしつつその面談へ・・・。

「この半年間、タケは良い意味で、私の期待を裏切る成長を見せていると思う。タケという木に成る花たちが少しずつ、
芽吹き始めていると思う。この調子で残りの半年も頑張りたまえ。」

と言う予期せぬ言葉を貰えた。
正直、この半年間、何かを達成した、という気持ちは持っていなかった。むしろ、色々な壁にぶつかり、悩みながらも、
ただただ我武者羅に突き進んできただけだった。

そういう中で、一息ついて上司と向かいあったときに、こういう言葉をもらえたことが素直に嬉しかったし、
感謝してこれからも自分なりに精一杯、試行錯誤を繰り返しながら進んで行こうと思いました。



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7月9日(日)- (2)
One Game Changes Everything

   

W杯また4年後!

98年:学生。そしてサッカー部員
02年:メディアの立場からW杯の仕事
06年:サッカー界で仕事

10年:W杯毎に違う形でサッカーに関わっている自分。10年はW杯とどういう位置関係にいるだろう?



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7月9日(日)- (1)
当たり前過ぎて

アメリカで、色々な日本人の方々たちと知り合いになる機会がある。 

年齢層も背景も区々だ。そんな中、同じNYのスポーツ界で活躍をする後輩のKくんとは
NYに来て以来3年の付き合いだ。 

バスケが大好きで、ジャーナリズムの名門大学院を出るも、スポーツ界に単身、やる気と情熱だけで
飛び込んできて、ここ7年近く日本に一度も帰ることなく、NYのマイナーリーグバスケチームの運営を
試行錯誤して奮闘してきた。 

諸事情により、チーム運営を最後の一人のスタッフになっても孤軍奮闘し、チームを立て直そうとした。
しかし、最後はチームが移転をしてしまうということで、彼のそのチームでの戦いは一旦は終わった。 

その後、NYにて情熱を絶やすことなく、新たな戦いの場を求めていた矢先に、ご家族に事件が・・・。
「タケさん、突然ですが日本に帰ることになりました。」と無念そうな声が空港のアナウンスと交じって
携帯から聞こえてきた。 

朝起きたての僕でも瞬時に事情が読めた。本当に突然のことだったが、「ご家族への不安」と、
「無念さ」を必死に明るく振舞うことで隠そうとしている彼の声が余計に痛々しかった。 

普段から当たり前のようにある家族の存在。当たり前のように夢に向かって気兼ねなく挑戦できる環境。
当たり前のように周りにいる友人たち、当たり前にある全てのもの。当たり前過ぎて気がつかなくなる危険性・・・。 

今はK君のご家族の安全を祈るのみです・・・。



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7月8日(土)
Dance Blast!

チームメートKの彼女さんMさんのダンス発表会に出かけた。
マンハッタンのイーストビレッジ付近にある、古びたビルの内装を改造してちょっとした簡易な
ホールにリフォームされた所が会場。

プロじゃなくても普段から会社帰りとか週末にスタジオとかで練習をし、それを上演できる場所や機会が
あることって素晴らしいと思った。「プロ以下、お遊び以上」の適度な環境。幾つになってもそういう機会が
あることで色々な才能が伸びるきっかけにもなるし、前の席に座っていた人たちはスカウトらしかった。 

合計2時間ぐらいの上演の中で、Mさんのグループの出番はトリ。それまで色々なグループが順番に演技をする。
会場に何か日本人の数が多いな、と入るときから思っていたが、プログラムを見ると、今晩は日本人グループが
出場していた。 

マーシャルアーツと、オリジナルストーリーを組み合わせた面白いストーリー性のある小演劇だった。
構成もまとまりもないアメリカ人チームたちの中で、やはり一際お客さんのウケが良かったです。 

こういうグループ演技は酷なほど練習をしているのか、していないのかが顕著に出るため、素人でも解る。
そういう中で、日本人グループはきちんと細部まで拘って、構成も考えたと解る内容で、会場の拍手も一際大きかった。 

こういうところに日本人のしっかりとした事前準備や、細部まで仕上げる几帳面さを見ることが出来、
一方でそういうことが大の苦手で「ぶっつけ本番大好き」気質がアメリカ人のグループには現れていた。 

さて、この日本人グループが一際輝いたものの、Mさんが所属をするオオトリのアフリカンダンスは
それを遥かに凌ぐものだった。 

アフリカ地域からのメンバーがほとんどのこのグループの踊りの迫力はすごかった。他のグループの演技が
吹っ飛んでしまった。会場中スタンディング・オベーション!パワーも完成度もピカ一。会場中が沸きました。
この中に交じったMさんも素晴らしい演技を披露。 

初めはあまり、これに出かけること自体乗り気じゃなかったのだが、何か、異国の地において、
「日本人って良いものをやっぱり持っているよな」、と思えたし、「行って良かった、良い物が見れた」、
と思えた晩でした。出不精な僕を連れ出してくれて感謝です。



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7月7日(金)
七夕

最近は陽が長い。
8時ごろに会社を出ても未だ明るいからオフィスから一つ遠い地下鉄の駅まで歩いて帰る気分になる。

暑いけど、涼しい日もあり、ブライアントパークまで歩いてから地下鉄に乗るのだが、
その道程が気持ちよい。地下鉄は壊れるのではないかと思うほど揺れ、座席はプラスチック製なので
ゆっくりと物事を考えるにはあまり適していない。

それ故、このちょこっとした散歩は仕事後の気分転換になっている。

ここ最近は、来月初めに実施をするバルセロナUSツアーの準備で忙しい。残業するようになってきて
今日は会社を出たら暗く、ちょっと遅かったのでタクシーに乗って帰った。

帰り道、マンハッタンからクィーンズに入るとき、クィーンズブリッジを越えるのだが、そこから
振り返って遠ざかるマンハッタンの夜景に、クィーンズブリッジが越えるイーストリバーの夜景は
何度見ても良いものである。

でも、今日は努めて空を見上げてみた。何故なら七夕だから。
彦星と織姫の一年ぶりの再会を見られるかと思ったが、どうも見つけることは出来なかった・・・。 

雨でぐずつく天気が続いていたNYだが、今日に限って晴れたのに残念・・・。 

皆さんは再会を目撃できたでしょうか?



  
クィーンズブリッジから見えるマンハッタン



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7月5日(水)
花火

4日はアメリカの独立記念日と言うことでマンハッタンにて花火大会。

日本人らしく、他の日本人及び、ジャマイカ人、アメリカ人と近所のギリシャ料理を皆で楽しんだ後に、
花火が見られる公園まで電車を乗り継いで出かけた。

大勢の人出で、花火を鑑賞するのは万国共通なんだな、と。
高層ビルを見上げるとそれらのビルの窓、
テラス、そして屋上でビールを片手に見物している人々が見えた。

いつかこういう所に引越したいものだ、エアコンが効いてて、人ごみに揉まれなくて住む所から
花火を見たいものだと、人ごみに揉まれながら花火が始まるまで見上げてた。

でも、実際花火が始まると、子供たちの歓声に、花火の弾ける音に、火薬の匂いが漂い、夏だなぁ、
外でこうして楽しむものだなぁ、と感慨にふけった。

花火と言えばやはり日本でしょう。日本ほど蒸し暑くはないし、日本のように色々と趣向を凝らした
花火じゃないし、ゆっくりとじっくり打ち上げるのではなく、がーん、がーん、がーんと勢いよく上げてお終い。
20分程度で終了。

帰りの電車が混んではいたものの、日本のそれにに比べればどうってことない。乗っている時間も10分程度だし。

あのむわっとした日本の夏の花火。2時間ぐらいかけて物凄い混雑の中何とか見上げる日本の花火。
色々な出店がある日本の花火。

花火は日本だな。



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7月4日(火)
果たしてそうなのかなぁ・・・

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2006/07/05/02.html 

他の人の意見も聞きたかったので。 

この記事の通り、「ピッチ上」で、中田選手ほどの偉業を成し遂げた選手はぜひとも日本サッカーの顔として
今後も活躍するべきだし、彼以外にそれを出来る人は今の所は居ないと思う。 

でも、「ピッチ外」でもビジネスセンスは折り紙つき、という表現は現時点では疑問を持っている・・・。 

「東ハト執行役員での経営」は、経営に関わっているといえるのかどうか。あれは僕はむしろ
「中田英寿」というブランドを格安で東ハトが手に入れた「ビジネスセンス」のあるPRに過ぎないと思うし。 

「Nakata.netでの展開」は所属事務所の行っていることだし、「なでしこや甲府にスポンサーを
紹介したビジネスセンス」って、世の中の営業の方々に怒られちゃうような記事を書かないほうが・・・
なんて、思ってしまう。 

何か名選手は名監督になれるとは限らないと同じで、中田選手がそのセンスや素地があるとしても、
現時点でこういう記事や、周囲の見方は果たして正しいのだろうか、と感じてしまってます。
本人がどうこう、と言うよりもこういう記事構成に疑問を強く感じています。 

中田選手もこれらの記事を読んでどう思っているのだろうか? 

皆さんはどう思いますか?



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7月1日(月)
青春は続く

中田英寿選手が引退を発表した。 

「新たな自分探しの旅」と言って。 

まだまだ青春しているんだな、と思った。 

青春って言うと、高校生とか大学生を連想するけど、幾つになっても青春するべきだと思う。 
青春じゃなくなったら、自分を高めようとしなくなったら、自分の知らない可能性を
発掘しようとしなくなったら、生きている楽しさも半減だと思う。 

中田選手はここまではサッカー選手として生きてきたけど、別に彼は人生の全てをサッカー選手として
生きて行かなくて良いわけだし、それは誰でも一緒ではないだろうか。 

一度決めた職業で人生を貫くことは尊いことで、難しいことだが、一方で自分の他の可能性や、
他の世界を垣間見る機会を潰すことでもある。

特にプロアスリートは競技で生きていける時間は限られている。その競技で引退をしても人生は続くのである。
それ故次の道や人生への備え・選択はしなくてはならないし普通のことだと思う。 

人間色々な可能性や機会を持っているものだと思うし、それは本人次第で広がりもするし、狭まりもする。
セカンドキャリアと言われる昨今、この分野でもまた中田選手はフロンティアとして何かキャリアチェンジの
サンプルを示すのであろう。 

それを見たい気持ちの方が僕は強い。日本サッカーへの損失とかあるが、いつまでも
彼が引っ張るわけにはいかないし、後進に新たなスターが出てくるのがスポーツの常だ。 

僕らと同世代の彼は我々のシンボルのような存在だったからこそ、海外へ出る勇気をくれたり・・・。
次の彼の道も僕にとっては大きな刺激となる。



 


         Copyright © 2002 Takehiko Nakamura.
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