ここは筆者の普段の生活を綴っております。

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5月31日(水)
W杯後は

W杯開幕をまだかと待ちわびている所だが、その後には 

FC Barcelona On Tour 2006 

が。 

忙しくなるだろうが、今はW杯リラックスモードにに専念だ。 

で、ここで自分なりの勝手な予想 

グループA 
1.ドイツ 2. コスタリカ 

グループB 
1. イングランド 2. スウェーデン 

グループC 
1. アルゼンチン 2. オランダ 

グループD 
1. ポルトガル 2. メキシコ 

グループE 
1. イタリア 2. USA 

グループF 
1. ブラジル 2. 日本 

グループG 
1. フランス 2. ウクライナ 

グループH 
1. スペイン 2. 韓国 

どうでしょう。 

 
先日のMLSスタッフサッカー大会より



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5月28日(日)
オフはサッカーで(3)

目が覚めれば昼過ぎ! 

休暇なのだから良いことだし、希望をしていたことなのに、悔恨を抱きつつ、
目を覚ますために洗面所へ。 
うつらうつら見ていた夢も顔を洗うと同時に忘れ去ってしまう。夢って覚えていないものだけど、
そのときの感情だけが残る。嫌な夢の場合は、何か嫌な気分のまま、のように。 

外は夏真っ盛りの様相。 
着替えてドライブがてら快晴の空の下、ジープを飛ばして買い物へ。自宅のPCに向かう机に
使用する椅子を物色。引越しをして来て以来使用していたプラスチックのものから少し値は
張るものの革張りのものへ。普段過ごす時間の長い物への投資は意義があると思いつつ。 

赤いプラスチックの椅子にはここまでの活躍をきちんと感謝をして、外へ。クィーンズでは
家具などの使いまわしが普通で、使えるものはゴミ捨て場ではなく、外に置く。
「どうぞご自由に」みたいな張り紙と共に。 

そのまま、建築家である同じ町田市出身のK君とアルゼンチン料理へ。今日はサッカーと
無縁の1日かな?と思っていたら、アルゼンチンらしく、ボカとリーベルのペナントやら
グッズが飾られている。ビールもリーベルのスポンサーのキルメスビールを。
上司と同じアクセントの店員(笑)。 

夜中前、ジープを駐車し、アパートに戻る途中、近所の他のアパートの前に住民が集まって
夜風などに吹かれながらビールやコーヒーを飲める団欒の場所があり、その前を通過しようとした際、
自分が外に出した赤いプラスチックの椅子が可愛く並べられていた。 

使い終わったからと言ってポイっと捨てるのではなく、こうしてまた他の人が活用を
してくれることが嬉しいし、自分の持ち物に愛着を持ち、中々捨てられない自分としては、
自分が愛用してきた椅子がこうしていつでも見ることが出来る近所に、そして皆が活用を
してくれる場所に今度は引き取られたことが寂しくなく、嬉しく、夏の夜風を
感じながら気持ちよく帰宅できた。 

  
(左)キルメスビール、(右)新椅子



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5月27日(土)
オフはサッカーで(2)

土曜日。毎週行われるFCJのトレーニングに。
すっかり夏の様相を呈する、イーストリバーサイドパークで良い汗を流し、日にも焼ける。

NYは冬から夏への移行である、春がほとんどなく、夏から冬へ移行する秋もほとんどない。
雨もしとしと降ることはあまりなく、土砂降りがぐわっと降って急にあがる。

日本の美である、風情とか、曖昧さがあまりない。極端なのである。微妙な匙加減とかがない。

食事もそうだ。日本のように繊細に色々な味付けや、下ごしらえはあまりしない。
甘いか、辛いかぐらいの勢いだ。

話が脱線しそうなので、元に戻すが、とまぁ、サッカーをし、夜は、普段からNYにてお世話に
なっているメディアの関係者及び、他のスポーツ団体で働く日本人スタッフ10数名が集う、
恒例の食事会に。

この中のH氏がこの度、日本に帰国をすることになってしまい、個人的にもお世話になっており
寂しい限りである。

これからも出入りがあるだろうけど、この会には存続をして欲しいものである。

  
(左)FCJのトレーニングフィールド、(右)すっかり夏の様相のマンハッタン



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5月26日(金)
オフはサッカーで

昨日の日記でも書いた通り、今日はオフ! 
ゆっくり寝るぞと決めていたものの、起きなくてはならない、と言うプレッシャーが
ないと目が早めに覚めてしまうものである。贅沢に寝ようと思っていたのが、
結局起きて仕事のメールを確認。 
何通かメールやインターネットで仕事を。 
(起きなくてはならない!と思っているときほど、二度寝をしたくなるものはないのに・・・) 

終わってからは借りてきたアメリカ代表vsモロッコ代表の親善試合をビデオ観戦。
ジョン・オブライエンと、クリント・デンプシーがアメリカ代表ではお気に入りです。 

洗濯物をしに近所のランドリーへ行き、終えた後にインターネットをのんびりと。 
見ていると、他の国ほどではないだろうけど、それなりにアメリカ代表を用いたW杯CMが目に付く。 

先日ナイキのJOGAで小野選手と中田選手のビデオクリップがあったけど、アメリカ版も
結構面白いものである。但し、日本代表を相手にしたシーンをメインに用いているのが嫌だが・・・。 

【ゲータレード社のCM】 

【JOGAアメリカ版一寸古いけど(1) 

一寸古いけど(2)

アメリカ代表メンバー全員紹介クリップ 

さて、明日はサッカーのトレーニングだ!



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5月25日(木)
20

朝方2時に帰宅。

エクアドル代表のW杯壮行試合は大成功のうちに終わりました。
観客入場者数5万9千人。

今年はここまで通算20試合、国際試合を企画の段階から、試合運営まで手掛けた計算になるのですが、
(インターリーガ杯14試合、メキシコ代表USツアー5試合、エクアドル代表W杯壮行試合)
この20試合の中で3番目の大入り+最高のチケット売上でありました。

スタジアムはW杯に行く前に立ち寄ったエクアドル代表を一目みたいというエクアドルファンで溢れ、
対戦相手のコロンビア代表も同じ黄色のユニホームのため、スタンドは黄色一色に染まり、揺れていました。

ヒスパニック系移民の中で最も多いのがメキシコ系なのですが、実はNYにおけるエクアドル系移民は
群を抜いており、市場にあった対戦カードを企画・運営した賜物だと感じます。

兎に角今年はW杯イヤーということで、この6月までに本当に多くの試合が詰め込まれておりました。

通常であれば、年間を通して万遍なく実施するのですが、詰め込んだおかげで異常なペースで
全てをこなしたので、正直疲れました。でも振り返ると本当に色々な大事な経験を積むことが出来た
2006年の前半戦だったと思います。

でも、これで安心してゆっくりとW杯を観戦できるし、次のプロジェクトに向けて英気を養うことも
出来ます。そして何よりも本当にスペイン語の勉強を腰を据えて開始しなくてはならないとも想います。

ネルソン副社長からも金曜日の休暇が出され、国際部全員が彼のオフィスに招集され、
この上半期の予算達成の大成功を褒め称えるお言葉を皆もらえ、8月に開催をするバルセロナUSツアーに
取り掛かる前は休みなさいと。W杯中は出来るだけゆっくりと多くの試合を観戦すること、と。
そしてそれに合わせて皆にをご褒美の印として下さりました。

一先ず8月に実施をするバルセロナUSツアーまでつかの間の休息を楽しみたいと思います。

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見かけたら是非ご覧下さい。

  

 


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5月23日(火)
MLSで学んだことの一つ:アルゼンチン

W杯前の最後の大仕事!

エクアドル代表vsコロンビア代表@ジャイアンツスタジアム!明日夜8時半より!

今回の試合はNY開催のため、出張に出なくても済む。
その変わり、行う業務は一緒。
毎日帰る先がホテルか、我が家かの違い。

NYいるので、オフィスにも顔を出せるから、いつものようにスーツケースに色々な書類やら
PCを詰め込んで、忘れものないかなぁ、と不安に思う必要はない。

レンタカーをするのは一緒。これで空港、スタジアム、チームが滞在をしているホテル、
チケット販売代理店などを駆け巡る。

この試合が無事に終わればW杯をのんびりと観戦できる!
・・・というモチベーションを胸に嫌な仕事があってもこなしてます。

今回のプロジェクトはアルゼンチンのサッカービジネス会社との共同プロジェクト。
しかし、何故アルゼンチン人はああも自信満々なんだろう。アメリカ人以上の自信と傲慢さだ。

自分の上司、ネルソンはアルゼンチン系アメリカ人で、自信人一倍を持っているが、
彼は他を尊重するし、謙虚な一面も持つ。

しかし、直属のアレハンドロはアルゼンチン生まれの生粋のアルゼンチン人。
自信満々で冷酷にもビジネス遂行のためには味方をも蹂躙することも厭わない(笑)。
ま、それが味方としては頼もしかったりする場面もあるこのだが・・・。

面白い逸話としてはアレハンドロと、商談に出たとき。
相手がアレがアルゼンチン人と
知っていてわざと「マラドーナって大したことないですよね」
と、初めにその場の緊張を解きほぐす為に冗談で言ったのに、アレは真顔で、
「お前ふざけているのか?アルゼンチンを貶すのであれば、この商談は他に持って行く」
と、席を立つ。

先方が慌ててとりなしたから良かったが、正直横で、呆れました。

アレの名言としては「アルゼンチン人が謙虚だったら世界で一番優れた人種だっただろう」・・・。

このアレとぴったりと二人三脚でここまで1年間仕事をしてきた自分を讃えたい。



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5月20日(土)
また来る?

この度、自分の母校である高等部の同窓会が東京で開催された。

4年ぶり、第2回目の開催で、高等部の女子ハンドボール部の皆さんが核となって
企画・運営、WEBサイトも第1回の同窓会以来設置され、そこには卒業生が、卒業以来
リレー形式で近況などを報告する連載コラムまである。

コラムは128人目まで続いている。同窓会にも100名近く参加したらしい。
しかし、残念ながら自分は今回の同窓会に参加出来なかった。当たり前だが、
遠く異国にいると仕方ないものである。

また次回の会には参加したいと思うし、高校を卒業して11年経過するのに、
この集まりはすごいことだと思う。特に外国にいると皆との音信が不通になりがちになるが、
このWEBなどを通して、当時それほど交流がなかった同窓生でも、今はこんなことをしているんだ、
と知る事も出来るし、いつも楽しみにしている。ここまで大勢を卒業してもなお繋ぎとめて
いる運営グループには改めて感謝したいと思う。



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5月19日(金)
耽る

わくわく感を取り戻すために、

ジムでひたすら走り耽る

ヒントを探すために「オシムの言葉」を読み耽る

料理をしつつ考え耽る

彼の地で頑張るMMさんと電話で励ましていただける

MMさんのアドバイスに従い美味しいものを食べ耽る

しかし考えていてもヒントが浮かばない!

来週はW杯前最後の大仕事:NYにてエクアドル代表W杯壮行試合。
忙しくなるので、耽ってる暇はない!

ので、今週末のサッカーは楽しみ耽る、つもりです!



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5月17日(水)
ワクワク

気がつけばアメリカに渡って来てから日記をつけ始めて4年が経過しようとしている。
読み返すと、当時の、その都度の、酸いも甘いも鮮明に想いだされる。

翻って最近の自分の日記はつまらない。
書いていてもつまらないし、読み返してもつまらない。
事実を列挙するだけだったり、何でこんなこと書いているんだろう・・・って。

ワクワクしているときは、日記をタイプする速度も違う。溢れる想いを文章化したくて
堪らないからでる。
しかし、最近明らかにワクワクしていません。昔の活き活きとした文章を書いていた自分を思わず、
読み返してしまいます。

時に書くことに困ってしまうこともある。
そういうときは書かなければ良いのだが・・・。

「朝日記」などのように前進するための手法もありますが、自分は「振り返り作業」と純粋に
「記録」として、現在見聞きすること、感じたことを風化させないために記している。

そういう意味では将来今の時期の日記を読んで、「あぁ、この頃、冴えなかったなぁ」
などと思い返せる日記になっていると思う。

早くワクワクした気分でまた日記も書けるように、日々もワクワクさせます!



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5月15日(日)
サッカー世界の祭典もろもろ

日本代表メンバーが発表され個人的に入って欲しかった選手が入っていたり、入っていなかったり
と面白い選出になったと思う。本大会がとても楽しみだし、世界を驚かして欲しい。

そんな中、自分の所属をするMLSの公式サイト上では、専属ライターが時期尚早予想を
展開。日本代表を高く評価しつつも、グループリーグ敗退を予想。相当腹立ちました。
一応MLSの癖にアメリカ代表もグループリーグ敗退と予想をしている点が面白かった
ですが・・・。

日本代表にはとにかく世界にインパクトを残すサッカーを見せて欲しいと切に願っています。
このMLS予想ではないですが、もっともっと日本のサッカーが世界に知られて欲しいものです。

明日は、W杯前の最大のサッカーイベント、欧州チャンピオンズリーグ決勝戦。
オフィスの皆はこの時間帯業務停止です。SUMの社長と副社長は今日、パリ入り。
バルセロナのメッシにぜひとも出場をして欲しいものです。



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5月14日(日)
TARGET

母の日!ちゃんと母に電話しました。
そして今週の日曜日はリーグ戦がないため、サッカーはお休み! 
ので、先ずは先週の試合について軽く。 

FCJはNYにいる日本人60名くらいが登録をしている日本人チームで、NY一規模が
大きいことで認知されている。 
レベルやバックグランドや年齢、職種などは様々。 
NYにおいて色々な日本人の方々と知り合いになれる場だし、平日も日本人と飲みに
行くとなると、FCJの誰かしらと行くことになる。 

海外で外国人だけの中での生活において、こうして同郷の仲間が居ることは本当に
助かるものである。 

60名も居るので、AチームとBチームと2チームあり、NY州のリーグに加盟をしており、
秋から春にかけて毎週リーグ戦がある。このリーグは1部から3部まであり、1部のレベルは
セミプロ級である。FCJのAチームは2部所属で、Bチームは3部所属である。 

面白いのは外国人チームの方が明らかに不器用で、へたくそなのにFCJが勝てないことも多い。
何かこれが海外との差という奴なのか、などと考えるが、理屈では説明できないのである。 

しかし、先週末は久々に3−1の勝利!本当に嬉しかったです。自分自身は昨年の9月に怪我をし、
復帰をしたのが今年の3月末。なので、昨年の9月以来の勝利で、たかが草サッカーとは言え、
感慨ふかーいものがありました。 

来週もこの調子で久しぶりの連勝と行きたい所です。 
で、休みの今日は、と言うとのんびりとNJ州にある巨大モールまで出向きました。
NJはNYの隣なのに、周辺の景色はまったく異なる。マンハッタンとは異なり、大自然いっぱい!!!
やっぱり田舎は良いなぁ、などと考えながらミッション・インポッシブル3を鑑賞。
そしてTARGETへ。 

日本進出の噂があるとかないとか、なんですが、簡単に言えば日用品が全て格安で帰る量販店です。
ブランドものなどは一切ないですが、質は中々良く安いので、思わず1人でも長居してしまいます。 

さて、今晩は日本代表メンバーの発表だ!どんなメンバーになるのか楽しみにしてます! 



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5月13日(土)
濃厚

色々と立て込んでいて小休止だった日記です。

先週は、再来週に控えているエクアドル代表のW杯壮行試合に向けての準備(エクアドルvsコロンビア)。
W杯前の最後の大仕事です。

またMLSスタッフサッカー大会もあり、ハドソン川沿いにある大型駐車場の中央を
くり貫いて作られた大型サッカー施設にて、オフィスを2チームに分けて試合をするなど、
息抜きもあって良かったです。

試合前日からチームが発表され、オフィス内はその話題で持ちきり。当日も午前中に
皆ささっと仕事を終え、フィールドへ。
驚くことに僕がドラフト1位でした(これは素直に相当嬉しかったですね)。
しかし、MLSだけに職員の多くはサッカー経験者が多く、自分なんかより余程上手な人が多い。

一番感心させられるのはコミッショナー代理のアイベン。40歳にも関わらず
一番コンディションが良く、一番力強く、一番点を取りました。かつてイギリスで
プロになれる手前まで行った経歴の持ち主とは言え、この年齢まであのフィットネスを
維持することがすごいと思いましたし、忙しいスケジュールの中でも、普段から
トレーニングを欠かさない姿勢の賜物です。

自分も忙しいとか、不摂生とかに感けず、きちんと体調、フィットネスの維持に
気をつけなくてはいけないなと感じたし、その方が絶対に公私ともに良いパフォーマンスが
出せるだろうなとつくづく感じます。

今日は早朝FCJでサッカーをし、昼は某MLBチームでインターンが決まり、
旅立つ日本人後輩がわざわざ立ち寄ってくれ、無事に餞別のお土産を交換しました。
道中わざわざありがとうね。向こうでも頑張れよ!

夜は夜で、またそれぞれ別の某チームにて勤務をする日本人友人二人と色々と語り、
刺激などをたくさんもらうことが出来、自分も益々頑張らねばと感じます。



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5月9日(火)
恩師との再会

アメリカの企業では、大学などにリサーチを外注することが良くある。

学校側は費用を受取るのみならず、教授のガイダンスの下、学生にそのリサーチと
レポート作成を実施させ、学生たちがその企業に出向き、プレゼンを行う。

企業にしてみればコンサルティング会社に外注するより安いし、出来上がったレポートや、
プレゼンを見て優秀な生徒を見極める良い機会になる。

学校側は、その学部の実績となるし、生徒たちにとっては、ビジネスの実習経験を積める上に、
良い成果を挙げられれば、成績が良いだけではなく、就職の声も掛かる。

MLSにはUMASSスポーツマネジメント学部卒の人間が自分を含めて4名いる。
その内2人はパートナーシップ・マーケティング部におり(僕が国際部で、もう1人は財務部)、
UMASSに調査依頼を行っており、今日はその発表の日であった。

NYにあるMLSオフィスまでUMASSより大学院生3名が、プレゼン資料を抱え、
懐かしのJ・グラッデン教授と共にアムハーストから参上した。

グラッデン教授とは、卒業以来の再会で感動したし、他の学生と比べて出来のあまり芳しくなかった
僕がこうしてMLSで働いていることを喜んでくれた。

緊張気味の学生たちのプレゼンを見ながら、自分もUMASS時代にグラッデン教授の指導の下、
アメリカサッカー協会のプロジェクトに取り組んで、関係者に滅茶苦茶緊張しながらプレゼンをしたなぁ、
などと回想した。(4/29をご参照ください)

プレゼン後、教授と、4名の卒業生と、現役学生3名でビールを飲みに行き、昔話に華を咲かせた。
時間を見つけてUMASSの学び舎にまた足を運びたいな、と感じました。



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5月6日(土)
"ここ"


NY・JFK空港に夜降り立つと、LAよりも暖かいことに驚きつつ、同じ便で帰ってきた
ベンと別れ、タクシーを拾う。いつも高速道路から見える灯の落ちた近所のシェイ・スタジアムの
横を通ると帰ってきたなぁ、と感じるものです。そしてついこの間、この高速道路を
逆に飛行場に向かって走っていたのが遠い昔のような、今朝のような気持ちになる。
それだけ濃い出張でした。 

ようやく2006年度のメキシコ代表USツアー、全5試合の運営を終えた実感がジワジワと
沸いてきました。今年1月のノルウェー戦を皮切りに、今回のW杯壮行試合まで、本当に色々とありました。 

昨日の試合は6万人弱の入りと、目標には到達しなかったものの、皆スタッフが本当に
良く協力したと思えるものでした。試合後、運営本部では、まるで選手たちのように皆、
持ち場から戻る度に雄たけびがあがり、この5ヶ月で、インターリーガ杯も含めると、
19試合国際試合を運営したことになり、振り返るとあちこちにこのメンバーで行ったものでした。 

トランシーバーを通しての怒鳴りあい、励ましあい、スーツまで染みる汗、ミーティング、
議論、各都市へのフライト、運転、チーム・ホテル・スポンサー・スタジアム・マスコミ
との折衝、色々とありました。 

今回は途中でスポンサー対SUM対抗親善サッカー試合という途中息抜きがあったり、
2004年に初めて自分が国際試合のお手伝いをアメリカサッカー協会にさせてもらった
とき担当をしたのが、今回自分が交渉をするヴェネズエラ代表という偶然だったのでした。 

ヴェネズエラ代表のスタッフも覚えててくれ、当時から出世した僕をみて祝福してくれ、
ものすごく仕事がしやすかったですし、覚えててくれたことに感謝した思い出深いものでした。 

スタジアムから撤収し、ホテルに戻ったときは既に深夜を超え、パサディナ中のバーは全て閉店。
禁止されている部屋の冷蔵庫の酒類を僕は開け、スタッフと自分の部屋で酒宴した。
後で怒られなければ良いのですが・・・。 

試合までは毎晩ベッドに入っても翌日のことを考えていると中々眠れないが、最終日の就寝ほど幸せなものはない。 

日本で働いていた頃は出張にもっと頻繁に行きたいといつも思ってた。でも当時の出張は
長期だったり、会議や調整がメインだった。現在の自分はその願い通り頻繁にどこかに皆で
出張をする。でもそこで待っているのは、試合マネジメント。現場で試合を、しかも国際試合を
回すのである。体力とメンタルの消耗は激しかった。NYで準備をし、現地入りをし、試合を
マネージし、NYに戻り、次の試合の準備・・の繰り返し。 

5ヶ月もの間に19試合も全米で実施するためにはスタッフ間のストレスも相当なものであり、
悲しいことにW杯を契機に主力メンバーたちの移籍が発表されました。 

いつも現地に最初に入りキャンプを立ち上げ陣頭指揮を執るポール。スキンヘッドに恰幅の良いお腹で
どう見てもヤクザ。重要顧客だろうが、大手メディアだろうが容赦なく怒鳴る。
全米のスポーツ関係者を知っているヤクザ。彼はこの現場指揮をもう20年近くこなしてきており、
ここらへんで休養すると。彼には怒鳴られながらも、いつも
「俺の後をついて来い。俺のノウハウを盗められるだけ盗め」
と言ってくれ、本当に色々と教えてくれた。怖かったけど、本当に目にかけてくれた。
今回も僕は7人ほど部下を持ったのだが、それの指揮はポールから真似たもおが多い。 

続いて営業が獲得をしてきたスポンサー対応のトップ、カルロスも他のマーケティング
エージェンシーに移籍する。15社いるメキシコ代表のスポンサー対応を一手に引き受け、
ウォールストリートで特集されるほどの規模に育て上げた、「フットボル・フィエスタ」は圧巻。
毎試合、スタジアムの外にファンが3万人以上も集まるスポンサー全員が出店やコンサートステージを出す、
お祭りを作り上げた男が去る。この他にハーフタイムショーから試合の前日に実施するほかの
クリニックや、パーティまで。最高のスポンサーアクティベーションプロパティを創出した。
カルロスとは仲が良く、残業中に彼のオフィスを良く訪ねた。しかし、いつも運営側として、
チケット配分、VIPホスピタリティ、PRマーケティングで、いつも喧嘩直前まで揉め、
お互いにオフィスで顔を合わせても無視をすることまであった仲。 

そして僕の直属のボス、アレハンドロ。1年間彼の下で働いたが正直、部下管理は・・・。
非常〜〜〜に苦戦した。ただ、アルゼンチンの弁護士だけあり、交渉は負けない
(だからいとも簡単にいつも言い包められた)。チームとの折衝は全て彼。SUMの
国際試合に招待されたチームとの契約には全て絡む。チケット販売にPRとマーケティングも
彼とともに一緒にこの1年間やってきて、彼の理不尽で目標到達のためには非情な命令に、
お互いに喧嘩寸前までストレスを溜めながらも色々と勉強になった。
彼にとって僕が初めての部下でもありました。 

こうして振り返ると、現場、スポンサーアクティベーション、チケット、PRマーケティング、
契約交渉の責任者がごっそりと抜ける。アメリカでは終身雇用は存在しないため、同じ社内での
出世も結果に基づく。しかし、もう一つアメリカで出世のための常套手段は「転職」
「ヘッドハンティング」である。カルロスと、アレハンドロは、SUMでの結果をもとに
SUMでではなく、他の会社でステップアップすることを選んだ。 

ネルソンは本当に頭が痛い所だと思う。そして気がつけば、他人事ではなく、このSUMで
最も利益を弾き出しているメキシコプロパティの経験者は僕一人となる・・・。ネルソンが
僕にこれを任せるとは思えないが、プレッシャーは掛かる。。。 
日本に帰りたいな、と弱気になったりすることもある。 

でも、とある人の日記に 
「楽しくやれたときもあれば、あまり楽しくなかった時もある。が、それらはすべて"ここ"に
来たからこそ味わえた"経験"」 
と。 
そして、とある人の本に 
「"ここ"でしか出来ない仕事だから、友人や家族と離れても"ここ"で頑張る」 
と。 
日々勉強、日々精進の気持ちを忘れずに頑張らなきゃと思います。 

そんなことを考えている間もなく、2週間後にはエクアドルの壮行試合運営が待ってます。 



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5月5日(金)
シンコデマヨ

ホテルにてつかの間の休息。

火曜日にパサディナ入りしてから息をつく間もなく、今晩の試合の準備、チーム対応、諸々。

いよいよ今晩本番、今年これで5試合目となるメキシコ代表USツアー。最終戦は、
FIFAW杯2006、メキシコ代表壮行試合。ロウズボールにて開戦。

5月5日は「シンコ・デ・マヨ」と言って、メキシコ軍がフランス軍に勝利をした記念日で、
メキシコ人の結束と愛国心を祝う祝日で、世界中のメキシコ人がお祭り騒ぎをする日ですが、
それに合わせての壮行試合。盛り上がります。スポンサー祭りに、コンサートに、花火に。。。
北米大陸一の盛り上がりを見せるサッカーの試合になる予定です。

そして実は5月5日は自分が大学サッカー部の副将で、無二の親友の一人の誕生日。
しかし、彼は残念ながら不慮の事故で6年前に他界してしまいました。毎年彼のことを偲び、
今日も彼はきっと応援、そしてこの試合を観戦してくれることだろうと思います。

それでは試合に行ってきます。NYに戻ってから今回の旅の日記を改めて書きます。

***
アメリカではテレムンドで東時間午後11時/西海岸午後8時にキックオフですので
観れる方は是非この試合を観て下さい。



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5月1日(月)
殿(シンガリ)

今週の金曜日はメキシコ代表のW杯前仕上げの壮行試合。
それ故超ビッグな試合になる予定で、観客も8万人弱見込んでます。
試合前にはいつも通りのFutbol Fiesta(ファンとスポンサーが交流をするお祭り
3〜4万人押し寄せる)と、試合後にはコンサート。

兎に角ビッグな試合になるゆえ、この準備に兎に角大忙しで過ごしてきた。
今年5試合目という最終戦。集大成の試合である。ここまで全試合予算達成しており、
最後もこの勢いで乗り切りたいとスタッフの鼻息も荒い。
ウォールストリート誌も北米大陸一のサッカー会社・イベントの取材とマスコミの
注目も高い。

スタッフの先入り組は今日LA入り。僕は殿。先入りが現地で必要となるものや、忘れたものを
NYでバックアップ。で、さすが準備の悪いアメリカ人、色々とやらされました。
行く前にやれよ、みたいにブツブツ言いながらやりました。

明日LAに後発組として入ります。




MLS/SUM Office



 


         Copyright © 2002 Takehiko Nakamura.
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