ここは筆者の普段の生活を綴っております。

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4月30日(日)
週末サッカー

快晴の下、NY市リーグ戦。 

結果またもや、1−2の惜敗。本当に勝てませんね。明らかに日本人の方が器用で、
綺麗で、巧い。でも今日のような凸凹のグランドや、相手が不器用ながらも
外人特有の肉弾戦と気迫を込めてくると、1点差だと押し切られてしまう。 

形を作ろうとパスを回すためにシュートまでいけない。綺麗にやろうとするから
少し乱れるとカットされる。変わって相手は不細工だろうと、打てるときに
ガンガン打ってくるし、どんどんドリブルで強引に仕掛けてくる。 
シュートを打たないと点は取れない。打てばいつか入る。 

ただ、ここ2試合とも、負けはしたものの、勝ちを感じられる所までは来ている。
それだけに前向きな悔しさと、充実感はあるし、チーム内でも同様で、相手との乱闘や
小競り合いは草サッカー特有で起きるものの、身内で揉めたり、雰囲気を悪くして
自滅することはない。むしろ雰囲気は良い!後は結果さえついてくれば。 

来週こそは勝ちたいものです! 



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4月29日(土)
30歳

30歳になりました。

FCJの皆さんに朝練の後に、お昼ご飯を食べながらお祝いをしてもらえたり、
方々からメールや電話を頂いたり、両親と国際電話で話したり、サッカーボール型の
ケーキをいただいたり。

ぱあぁっと華やかに派手にお祝いをしたわけではありませんでしたが、心のこもった、
心に染みるお祝いをしてもらうことが出来、深く、深く感謝しました。

30歳になると言うことは一般的には特別なこととなりますが、でも実感が沸かないだけか、
特別に感じることが出来ずにおります。30歳になったからと言って自動的に昇進するわけでもないし、
賢くあるわけでもないし、偉くなるわけでもありません。

そういう意味でも、これからも「幾つだからどう」とか惑わされずに、今まで生きてきた分、
これから生きていく分、日々経験をし、年齢と共に成長していくことが出来るようにしたいな、
と考えた誕生日でした。



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4月28日(金)
朗報は続く

ここ最近本当に朗報続きでした、またまた続きました! 

自分が留学中から知り合いになりましたSさんとGさん。 
年上ながら純朴で、謙虚。
物腰柔らかそうに見えて主張ははっきりとされるお二人。 
Sさんは、インターンから契約社員へとステップアップされました。もうお一方Gさんは、
中々インターンが決まらないという瀬戸際から、見事に意中のインターンをもぎ取られました。 

前回までの朗報と同様に、まずすごいなと感じたことは、お二方とも年上であり、
僕が日本でサラリーマンをしていたときはとは比にならないくらいの地位と社歴の
持ち主であられたこと。それ故、年齢的葛藤、激務をこなしながらの留学準備、
退社決意・準備に並々ならぬモチベーションを切らさずに要したこと。 
それを経て、アメリカへ挑戦されたことが先ずすごいな、と前から感じていました。 

次に、インターン探しとは言え、容易ではありません。ですから普通は選り好みを
している場合ではなく、先ずはドアに足を入れることが大事で、幅広く当たる所ですが、
彼らは二人とも揃って、自分のこだわりのスポーツ、昔から携わってきたスポーツに
絞って進まれました。これは選択肢の幅を狭めるわけで勇気と強い信念が要求されます。 

結果、それを自分の力で遂に勝ち取ったのですから、彼らのことを応援させていただいていた身としては
ご報告をいただいたときは思わず「すげぇ!」と言ってしまいましたし、その信念に
勇気付けられました。 

それぞれの団体において初の日本人ともなりますし、これからも刺激を提供しあえることが
出来ればと思いますし、こうして日本人がアメリカのスポーツ現場にもっと出て行くことは、
とても良いことだと感じます。やはり現場で得る経験、知識、情報は何よりも説得力と
重みがあると思います。 

丁度、今読んでいる本-『こうして私は世界No.2セールスウーマンになった』著:和田裕美-
に出てくることともオーバーラップをし、何か、同志、そして本から勇気をもらえた金曜日でした。



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4月27日(水)
地味な感動と、一抹の寂しさ

2002年にアメリカに来たわけですが、そのときは留学のためにこちらに渡ってきました。
ですから、持ち物も日常最低のものしか持参せず、スーツとか革靴なんてビジネススクールということで、
一つずつ持ってきただけでありました。

それから数年、MLSに就職をし、毎日スーツに革靴を履く毎日。しかし、最初の8ヶ月は
無給のインターン、そして最近までは無駄にお金を遣う余裕も時間もなく、日本から持参した
革靴と、休暇中に日本に一時帰国した際に、実家に残っていた、日本でのサラリーマン時代の靴を
2足アメリカに持ち帰った程度で、それを履き回していました。

スーツとか革靴は作業服と考えている節もあり(最近は変化しつつありますが)、
それで気にしていなかったのですが、先日ついに1足が破れたのでした。

それで、今日会社帰りに革靴をアメリカに来て初めて買いました。ピカピカのその靴を買うとき、
何か地味な感動がそこにはありました。
「アメリカに留学生として来たときから考えたら成長したなぁ」、なんて。

昔から父は「外見にお金を遣うな。お金は経験に遣え」とうるさく言われ、父も使い古すまで
色々なものを使い込んでました。新しい物をプレゼントしても大切にしまって中々使って
くれないこともありました。それに昔から反発をしつつも、何だかんだ同じだナァなんて一人で
思ったりして。

一方で、感動がありつつも、破れた革靴を捨てるとき、色々な物に思い入れを持つ癖のある僕は
しばし感慨に耽りました。この靴は日本で新入社員のときに母親が誕生日プレゼントとして
買ってくれたリーガルのしっかりとした作りのものでした。

思い返せば、この靴は僕が勤めた全ての会社の床を歩いており、僕の全ての通勤路を歩いており、
僕のインターン中も一緒に走ってくれ、僕の全ての出張先に一緒に出向いてくれたのです。

古ぼけた革靴を取っておくわけにもいかないので、仕方がないのですが、すぐに捨てるにも捨てれず、
ビニール袋に入れて置いてあります。明日ゴミに出そうと思います。深く感謝しながら捨てます。



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4月25日(火)
8時間耐久

午後1時より会議。
マネジメントに関する社員研修会議。会議と書いたのは一方通行のレクチャーではなく、
皆が参加する議論形式故。4時まで実施。部下管理について、上司管理について、etc。

コーヒーのお替りを注ぎすぐさま4時半から別の会議。
熱いトークを展開する
ネルソンに太刀打ちするのに精一杯。。。「お前はどう思うんだ!?」の連続攻撃。
いやぁ本当意良い訓練になりますよ、これ。。。。

夜9時半過ぎにようやく一段落。その後、ネルソンとアレハンドロと近くのバーに
一杯飲みに行く予定が、急遽変更で、帰宅後にその会議でのパワーポイントを作成。
今終わり、グループの皆に一斉送信。

おかげで、元々予定していたS君との夕飯は延期。そして本当に久しぶりに電話を
させていただいた日本の、Sさんとの会話も短く終えることに。。。

合計8時間の会議、中々アメリカでは稀ですね。
おかげさまで、昼、夜と会議の定番出前のピザで、気持ちが悪いです。



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4月24日(月)
My Baby

来週LAで運営をするメキシコ代表の壮行試合と、その次にNYで続くエクアドルの壮行試合の準備で、
本当に気がつけばこんな時間?とあっという間になる。

残業をしても頭が回らないので、すぱっと帰る。だらだらやっていても仕方がないので、帰る。
その分日中集中しているので。

でも帰り道、地下鉄に揺られながら何かこう沸き滾る興奮が不足していることを感じる。
闇雲に与えられた仕事をこなしているが、自分で作り上げる、企画する、所謂英語で
言うところの「My Baby Project」がない。これがないと自分の存在価値もないし、
このポジションは僕でなくても他の人でも勤まることになる。

う〜ん。輝きがやはり足りない。とにかくW杯が終わるまでは与えられたことを我武者羅に片付けよう。



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4月23日(日)
律儀な日本人

日曜日。
土砂降り。

大会規定によると、試合会場にて、審判が試合中止を宣告しないと正式に試合は中止にならず、
もし僕らが行かずに相手が来ていたら不戦敗になる可能性もる、という非常に非効率的な
リーグの規定のため、深い疑問を抱きながら、早起きをしてランダルズ・アイランドまで出向く。
到着するとFCJのメンバーはほとんど来ている(全員日本人)。

キックオフ時間まで雨が降りしきる中、FCJは各々車の中で待機。そして案の定、
相手チームはおろか、レフェリーすらも登場せず。試合は不戦勝?それとも延期?

兎に角こんな雨の中、試合が明らかにないと解っていても規定通りに行くのは日本人ぐらいだろうな、
と帰り道思った。少しでも相手チームか、審判が来ると期待した我々が馬鹿というか、
日本人は本当に律儀だよな、と痛感。貴重な日曜日の午前中を返せ!!!

帰宅後、汚れた車を磨きました。



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4月22日(土)
纏め記

とにかく忙しくてPCにゆっくりと向かう時間がなかったもので、纏めて日記を書きます(纏め記)。

【木曜日】

2003年頃から知人やメールを通して何度かオンラインで連絡を取らせていただいていたものの、
お会いしたことはなかったWさん。同じスポーツビジネス業界の最前線にてご活躍をされており、
以前から機会があればお会いしたいもの、と考えておりました。

それが奇遇にもNYへのご出張ということで、お忙しい中、お会い出来る運びになりました。
するとやはりと言うか、自分が抱いていた印象と違わぬ活力溢れるお方で、人見知りで有名な自分が、
何故かNYに住んでいる身分ながら、東京からいらしたWさんにご案内いただいた高級でお洒落な
レストランで、オーナーまでご紹介に預かり、意気投合!夜中まで途切れることなく盛り上がって
しまいました。

一重にWさんのリードのおかげなんですが、兎に角久しぶりにワクワクビジネストークから
色々とお話しをすることが出来、あっという間の会食でした。Wさん、色々とご馳走にまで
なってしまいまして、本当にありがとうございました。エポックメーキングな例の件、進めましょう!


【金曜日】

MLSのオフィスにて仲の良いダンと、ヌリアという弁護士との立ち話で3人とも今月が
誕生日ということに気がつき、MLSオフィスで3人のために簡易の誕生会を開いてもらえた。

再来週に控えているLAでのメキシコ代表のW杯壮行試合の準備と、その翌々週に控えている
NYでのエクアドル代表おW杯壮行試合の準備でてんてこ舞い。それでも皆が忙しい中
集まってくれるこの会に「仕事で・・・」なんて言って断るような寒いことは出来ない
(アメリカ人はやはり仕事よりもプライベートを優先させる傾向にある)。

なので、頭が酸欠になるぐらい集中して電話かけまくり、email送りまくり、会議聞いているフリ(笑)。
どうにも最後ぎりぎりまでかかる案件には、たまりかねて相手に電話で

「ゴメン!今日オフィスの誕生パーティなんだよ。もうこれで後は頼む!」

と言う様。相手も優しく、普段から電話している相手なんで

「オ〜OK、OK。て言うか、誕生日の方が仕事より大事なんだから。最初から言えよ。
後は任せとけ!その変わり楽しんで来いよ!」

と嬉しいアメリカンなサポート。

オフィス近くの、表からは気がつかない、看板も出していない入り口ながら地下に潜ると
それはそれはお洒落なバー。あちこちにソファがあり、気ままに大勢でくつろげる。
上司で遊び好きのアレハンドロが推薦のお店で、ダンから思い出に残るような手作りの
プレゼントまでもらえ、嬉しい一時でした。

クリスマスとかイースターとかの国民の休日もそうなんですが、アメリカでは誕生日と言うのは
ビッグイベント。そこまで自分自身意識をしていなかった中で、周りの方が僕以上に大事に
祝ってくれる文化に助けられた気がし、本当に感謝でした。

しかし来週は30なのですねぇ〜。実感がやはり沸かないものですね・・・。


【土曜日】

平日は公園でひなたばっこしたくなるくらい、気持ちの良い日が続いていたのに、
週末は土日ともに雨の予報。練習中止かな?と思いつつも、週一回の楽しみであるサッカー
(自分でする)に雨の中出かけました。フィールドに到着すると人影はあまりなく、
フィールドの横のイーストリバーの荒い波ばかりが目に付きました。あれ?今日はさすがに中止?
と横殴りの雨が車のフロントガラスを激しく叩く中考えていると、ぱらぱらと6人出てきました。

「やっぱタケちゃん来たねぇ。サッカー馬鹿はこれだけかぁ」
と副主将のN登場。
途中で雨が止むものの極寒の中、6人で広いフィールドを独占して遊びました。

寒かったけど、明日は試合だし、今日は動いておかないとと、皆楽しくボールと戯れました。
凍えた体で帰宅したのに帰ったらシャワーのお湯が出ない・・・。
急いで洗って、乾かして服を重ね着しました(笑)。外の桜が満開なのに!



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4月19日(水)
尊敬

先日、嬉しい朗報が二つあったと書いたばかりだが、今日もまた我がことのように
嬉しい報告があった。

それは、昔から楽しみながら自分の好きなスポーツを続けてきたのが、色々な
めぐり合わせもあり、何とアメリカでプロになってしまったのです!!!

昔から続けてきたそのスポーツ。学生時代は本格的に取り組むものの、プロにはなれず、
その他大勢と同様に社会人になり、趣味以上、本気以下で時間を見つけては嗜んでいた。

しかし、ひょんな巡り合わせの連続で、プロのスカウトの目に留まり、日本人として
数名しか過去にいないアメリカでのプロ契約を果たしたのです!!!

これは魂消ました。僕が週末の草サッカーの試合をしているときにプロのスカウトの
目に留まり、MLSデビューするようなものです。

ここまで、そのスポーツを楽しみながら、しかし地道にそして真剣に真摯に取り組んできた
賜物としか言いようがありません。心から嬉しかったし、羨ましかったし、尊敬に値します。

しかし、僕もいい加減輝かなくてはならないなぁ、と良い刺激にもなりました。頑張ります!!!



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4月18日(火)
仕事の内 Again

欧州チャンピオンズ・リーグ準決勝第1戦。
バルサvsACミラン。

色々と電話をしている最中に、副社長ネルソンから電話が入る。他の電話の応対をしていて、
ネルソンの電話が取れない。焦って1本目の電話を切り、ノートとペンを持ってネルソンの
オフィスに駆けつける。

「何でしょうか?」
「ノートにペンなんか持ってどうしたの?座れ。」
「ちょっと他の準備がある・・・」
「この試合を観る以外に何が重要だって言うんだ!黙って観ろ!」

ネルソンのオフィスのTVがついており、バルサとACミランが戦っている。

「反対する人もいるが、この試合を観ずして仕事になるか?」

前半終了間際、僕は思わず

「あのぉ、そろそろ会議が始まりますけど・・・」
「は?あ?そうだった!しまった!!何で俺はこんな大事な時間に会議の招集をかけたんだろう。
昨日の俺は一体俺は何を考えていたんだ!!!」

(会議中、他のオフィスから歓声が聞こえる。それを聞くネルソンは顔をしかめる・・・)

会議終了後、社長アイヴェンのオフィスにネルソンと走り、3人で続きを観戦。
社長室なんて滅多に入らないのに、ネルソンに「何立ってんだ。ソファに座れ。」

と、そこに某スポーツメーカーのお偉いさんからアイヴェン宛に電話が入る。
顔をしかめるアイヴェン。秘書さんに取らせる。その瞬間ネルソンが絶叫。

アイヴェン「ネルソン・・・俺が居ることがばれたじゃないか・・・」

と、電話に出る・・・、第一声
「やぁ、君も最悪の時間に電話をしてくるね。悪いが今は集中して話せないよ。
そしてついでに君のチームは負けているよ。」

もうお言葉に甘えるしかありません。しかと観戦させてもらいました。

しかし、両チームのエース、カカーとロナウジーニョには感嘆の声しか漏れない。
どちらも本当にすごい。
しかもこの二人、ブラジル代表ではチームメートになるのね・・・。



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4月17日(月)
嬉しい報告2つ

僕のことではなく、仲良くしている後輩二人から我がことのように嬉しい朗報が届いた。

一人は入学することが出来たアメリカの某大学のサッカー部に無事に入部出来たとの朗報。
元々日本を代表するような名門高校のサッカー部に在籍していたほどだから実力の心配は
していなかったが、すごいのは、アメリカに大学への入学の手掛かりもなく、単身渡り、
語学学校を自分で見つけて通い、夜遅くまでバイトにも時間を惜しんで取り組み、
流されることなく、引越しも独りで5回近くし、地道に勉強をした末に見事入学。
そしてそれに満足をすることなくサッカー部にも入部。と、初めて会ったときの
気優しい彼が逞しく成長し、一つの目標に満足することなく、次々へと挑戦をして行く
彼の姿勢と、彼が勇気を持ってその門を叩いたことが嬉しかった。

二人目は、アメリカで僕と同じくスポーツビジネスの修行をした後に、不本意な事件に巻き込まれ、
日本へ帰国。しかしそれに屈することなく、自らの力と考えに基づいて就職先を探し、
色々と断られたり、落ちたりしつつも、遂に掴んだこと。その間、一度たりとも誰かを
紹介して欲しいとか、弱音を吐かず、自分の市場価値を純粋に市場にぶつけた。適宜、
アドバイスを求められることはあったが、自分も余計なお世話を焼かなかった。
出会ったときは威勢の良さと落ち着きのない腕白ぶりが目だった彼が、すっかり逞しくなっていた。

二人に共通しているのは二人とも自分で切り拓くということを念頭に、すぐに甘えず、
自分の等身大で、勘違いもせず自己認識の下、地に足をつけての行動をし、成果を上げた。
その過程で二人とも、とてつもない不安とかに襲われたりしたことだろう。それでも
歯を食いしばり得た成果だけに頼もしく、そしてすごく嬉しかった。二人とも出会ったときと、
今の姿では同一人物とは思えないほどの成長をした。

自分も、本当に多くの方々にお世話になっている身。そしてすぐに勘違いをしてしまう性質。
彼らの朗報は嬉しかったと同時に、彼らの成長スピード、彼らの姿勢を見習い、自分も周囲に
なるべく迷惑をかけないように、自分の力で切り拓き、しっかりと地に足をつけることを
思い出させてくれた。

T、K、本当におめでとう!!



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4月16日(日)
MLSの認知度

日本からのお土産にサッカー雑誌を頂戴した。
喜んで早速読み耽っていると、MLS関連の記事を二つほど発見。
「いいねぇ」
と思って読んでいくうちに、
「ん?違うでしょ」
と思う箇所が幾つかポロポロと。
まだまだMLSの認知度はこんなものですね。

大筋正しいけど、所々、細部で間違っている記事に複雑な気分でした。

僕がもっと頑張らねば。

皆さんMLSに関する質問などありましたら、メッセージを下さい!



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4月15日(土)
車通勤

去年のクリスマスに自分で自分に車を買いました。 

しかし、昨年末から先月末まで毎月、2週間に一度の割合であちこちにメキシコ代表
USツアーで出張に出払っていたため、一切書類申請が出来ず、実は車の登記とか、
保険加入とか、免許書き換えとか、先週終えたのでした。 

そして土曜のサッカーへ、ようやくそれで行きました!今まではチームメートに
乗り合いをお願いしたり、待ち合わせ場所まで地下鉄で通ったりとしてたのですが、
これで随分と楽になる。 

車を運転すること自体、一人で物事を考えたり、ストレス解消になったりするので、
すごく気持ちが良いです。 

この週末は、天気も最高で、太陽が燦々と差込む中での運転。
練習も、首筋が真っ赤になるまで日焼けをし、益々サッカーに行くのが楽しい
季節になってきました! 

しかしマンハッタンで考え事をしながら運転が出来るほどまだ慣れていないので、
先ずはタクシーとか他の人の運転の粗さと、地面の粗さに慣れることから先決です・・・。



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4月14日(金)
アメリカンジョーク

MLSコミッショナー・ドン・ガーバーさんがアメリカの著名人にスポットライトを
当てる総合男性誌に特集されたり、コミッショナー代理で我が部SUMの社長のアイヴェンが
アメリカのサッカー雑誌にて特集を組まれた。

このようなメディア露出を担当する広報がいるのだが、アイヴェンの特集の見出しが
「オックスフォード大法学部、そしてサッカー部にてウェンブリーでプレーをもした英国弁護士が、
今やアメリカサッカーを牽引」

何か「かっこいい」。

朝、まだ皆が出社をする前の静かなオフィスに早めに出社をした僕。
コーヒーを入れて自分のオフィスに就くと、アイヴェンの秘書さんがこの記事のコピーを
我が部の皆に配布していた。

そこへ、いつも早朝出社の副社長ネルソンが通りかかる。

「何これ?アイヴェンかっこいい!て言うかかっこよ過ぎじゃないこの見出し???
よし、これを50枚コピーしろ。」

と、秘書さんに指示。そして

「タケはテープを持ってこい」

と、秘書さんと僕を連れてアイヴェンのオフィスへ。何をするのかと思えば、
50枚コピーされたアイヴェンの記事をアイヴェンのオフィスのドアに敷き詰めるように張り出した!!

「タケ、もっと手際良くやれ。秘書さん、見張りのためにあそこの角に立って」

と・・・・。何故か加担させられる僕ら・・・。

敷き詰めたドアをアイヴェンが見たときの反応は確認しなかったが、夕方、
アイヴェンからメールが広報に送られ、僕もコピーされていた。

「コミッショナーと、私の特集記事、良くやった。感謝する。所で、副社長のネルソンの
特集記事も出さないのかい?私にその特集のアイディアがある。」

と・・・。

ちなみにネルソンとアイヴェンは激仲が良いということと、アメリカンジョークと言うことで、
アイヴェンは怒らなかったけど、でもまぁ社長への悪戯に引き込むネルソンの
フザケ方にびびりました。



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4月12日(水)
サッカーピープル

来月5日にメキシコ代表の壮行試合がLAでヴェネズエラ代表相手に行なわれる。

同時にFCバルセロナの米国ツアーの契約も締結され、
その他の事業への取り組みもあり、日々の準備が急ピッチになってきた。
これに伴いオフィスの机も煩雑になってきた。。。綺麗に保ちたいのだけど、
書類があちこちに。emailもあちこちに。留守電もあちこちに。う”〜。

一番こういう忙しい時に嫌なのが「会議」。これが続くと作業が捗らない!
まぁアメリカで好きな部分の一つだが、無意味に長時間やったりはしないし、
短時間でぱぱっと終わるから良いんだけど、でも会議「数」が多いから結局時間が取られる。

でも、ある会議で社長のアイヴェンが言った言葉:

「我々の仕事はサッカービジネス。だからサッカーの試合を出来るだけ多く観て欲しい。
サッカーが好きで、語れないとダメ。我々は優秀なビジネスマンでなくてはいけないが、
それ以上にサッカーピープルでなくてはならない。我々はサッカーの新規事業企画が仕事であり、
ビジネスをする相手もサッカーピープル。その会話の中で、ある試合、或いはある選手、
或いはあるプレーについて語れないといけない。そういう人でこの国際部が構成されることを望む。」

素敵だ。



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4月9日(日)
清々しい

土曜の練習から帰宅後に入浴、ストレッチ。
寝る前に入浴、ストレッチ。
試合当日、起きて入浴ストレッチ。
怪我だらけの身体にはこれぐらい手入れをしないと90分持たない。

NYステートカップ、ベスト4を懸けた戦い。
・・・結果3−4の逆転負け。

試合中、勝てるかもと、思ったとき密かに鳥肌が立った。
試合終了の笛が鳴ったとき、
知らず知らずのうちに涙がポロポロ零れた。
それだけ皆が一体となって、必死に戦った試合だった。

着替えた後、一息ついて色々と試合を振り返ったとき、イライラとかネガティブな気持ちはなく、
何か清々しかった。
結果は残念だったけど、「良い」試合だったからだ。
今まで負けると、兎角暗雲が垂れ込めたり、内輪揉めが起きがちだったけど、
今日はそういうのがなかった。

怪我は完治していないけど、悪化することなく、フル出場出来たし、好きなサッカーを
晴天の日曜日に出来る仲間、チームがあることに感謝!

次は皆で勝ちたい!
気がつけば、勝ちから遠ざかっている。
自分が最後に勝利を味わったのは、去年の夏まで遡らなくてはならない、ほぼ1年!



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4月8日(土)
レッドブル

元フランス代表、ジョルカエフ率いる、MLS、ニューヨーク・レッドブルズの開幕戦を
観戦しに行った。

ご存知の通り、今年より10年の歴史が続いたメトロスターズがレッドブルに買収され、生まれ変わった。

チーム自体は変わらないが取り巻く環境は資金的に、ブランド的に大きく変わった。
試合開始前にはベッケンバウワーや、ペレが参加し、ハーフタイムにはシャキラのコンサート。
それだけに、一般チケットボックスの列の3倍の長さはあった
Will Callの列からも見て
解るとおり、無料券を大量にばら撒いてでも、何が何でも今日の試合は必ず一杯に
するというチームの意思が見れた。

資金が潤沢にあるだけにマーケティングに注ぎ込むそれはでかく派手だ。

但し誤解されがちなのは、レッドブルはスポンサーではなく、オーナーということ。
MLSのスポンサーには既にペプシがいる為、レッドブル製品の広告・宣伝はしてはいけない。
あくまでもNYのチームの運営権を入手し、MLSの投資家になったということである。

それ故、レッドブルのサンプルや販売はされていない。でもさすがレッドブル。
チーム名は「ニューヨーク・レッド・ブル"ズ"」。でレッドブル・ニューヨークが運営会社の名前。
チームのロゴデザインもレッドブルのロゴにサッカーボールを入れたもの。

プロモーションもエナジーとか言って、完全にアンブッシュマーケティングである。
レッドブルがMLSにもたらす効果は大きいだろうし、楽しみに見て行きたい。

今日の試合に戻って、対戦相手は自分の応援をするニューイングランド・レボリューション。
試合前に、助監督の元イングランド代表マリナーさんに電話で応援を。
結果は0−0の引き分け。勝てる試合を落とした感じで残念。

でもまぁ4万人強入った今日の試合。レッドブルの集客力とエンターテインメント性、
そしてブランド力、今シーズンこの後、どう展開して行くだろうか。



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4月7日(金)
春らしい夕方

妹から早めの誕生プレゼントが母親の差し入れと共に日本から届いた。

日本の絶景を集めた写真集。
自分の国はやはり美しいなぁ、とページを捲りながらシミジミと思ったし、
粋なセレクトをしてくれた妹に感謝。

そんな妹は今夏、お嫁に行きます。

NYも春らしく最近なってきて、オフィスを出ても外は明るいし、春の匂いを
含んだ空気に満ち溢れていて、日本を彷彿とさせてくれる素敵な夕方でした。



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4月3日(月)


「お前らなめてるのか!!!!たるんでるぞ!!!!しっかりしろ!!!!」
オフィスのドアを閉めた外にまで響く怒声と机をバシーン!と叩く音。

ネルソンの雷が国際部に落ちました。
内容はまぁ、ここでは何なんであれですが、久々でした。

反省をし、気を引き締めなおしたいと思います。



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4月2日(日)
仮復帰

快晴。気温も20度以上。
去年の9月に大怪我をして以来、練習には先月から復帰していたが、公式戦には
まだ不安があって参加出来ずにいた。しかし、今日7ヶ月ぶりに試合に出場。
他人には解らない喜びをかみ締めることが出来た。
試合結果は伏せますが、それでも久々にチームの一員と感じられる気分。
不愉快な気分も味わったが、素直にフィールドにまた立てたことが嬉しかった。

奇遇にも西マサチューセッツ州のチャンピオンを勝ち取った、UMASSのクラブチーム時代の
チームメートも対戦相手にいる嬉しい再会というおまけも付いてきて何か清清しい
1日でした。

色々と怪我や出張でチームから離れていた時期が長くて、チームメートの理解を
得られないこともあったが、これからまた一歩ずつレギュラーの座を手に入れることが
出来ればと素直に感じてる。



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4月1日(土)
ホテルって使える

久々の週末ということで、早朝サッカーへ。
強風の中、サッカーに興じ、怪我の心配も減ってきていることに感謝。ちゃんと張り切り過ぎないように
セーブしつつ身体の調子や、ボールの感覚を確かめながらプレーが出来た。

その足で、チームメート共にマンハッタンのアイリッシュバーへ出向きレアル対バルサの
クラシコを観戦。やはり美しい。鳥肌も立ちつつ、普段なら騒々しいバーも、君が悪いほど
シーンとして皆TVに食い入るように見ていたのが印象的だった。

帰り道トイレにどうしても寄りたくなったのだが、NYは意地悪で、お客以外には中々
トイレを貸してくれないのが普通である。それ故、外出するときに用を急にたしたくなったときは
ホテルに駆け込むことにしている。大概二階の会議室があるフロアにあることは出張続きの
仕事のおかげでインプット済みである。

用を足した後、ふと考えたが、ホテルって実はものすごい便利なもので、自分も気がつかない
うちに利用している。

先ず、今書いたトイレ。
続いて、マンハッタンほどタクシーが捕まえにくい場所がないときもホテルへ。
ホテルの正面玄関には大体タクシーが乗りつけるので、そこへ並ぶ。
勿論ボーイさんにチップは払う。

次に、待ち合わせ。雑踏で混むときにはロビーなどで待ち合わせをするのは便利だ。

最後に昨日のように友人と夜遅くに軽く2軒目に行きたいとき、一般のバーは
長蛇の列が出来ていたり、アメリカの場合は本当に音楽と人の声でうるさく、ゆっくりと会話は
出来ない。それと引き換え、ホテルのラウンジなどは座席数が少ないものの、
静かでゆっくりと会話をしながら飲むためには便利なのである。

こうして見ただけでも、ホテルって宿泊するのみならず実はすごい都会において機能的だな、
なんて一人で考えながら帰途に着いた。





 


         Copyright © 2002 Takehiko Nakamura.
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