ここは筆者の普段の生活を綴っております。

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3月31日(金)
旧友

出張から昨晩遅くに戻り、今日はさすがに疲れが残ったまま出社。 
さすがに部員皆早々に帰宅。自分も疲れを振り落とすことに専念をし、頭を使う仕事は避けた。
何せ、PCの前に座っていても時折頭がクラクラっとするのですから。 

仕事後、大学のゼミで共に幹事長を務めたK君と会食をした。余りにも疲れていたため
深く考えずに42ndストリートと、レキシントンの角で待ち合わせをした。
しかしこれが大きな間違いの元、会社帰りの人波に溢れるグランドセントラルでの
待ち合わせはありえない。何せK君は携帯電話を持っていない! 

待てども探せども会えない。終いにはK君が公衆電話から電話をしてきてくれた。
遅刻でした・・・。しかし、これからはちゃんと待ち合わせ場所を考えなくてはな、と改めて思いました。 

一軒目はマンハッタンにある、日本の居酒屋で、二軒目はWホテルのおしゃれなバー。
両対極の場所で色々と話し込んだ。トルコ大使館に勤め、名門コロンビア大の修士課程を卒業し、
NYの国連本部でもインターンを経験したK君の話はいろいろと深かった。 

発展途上国への支援の実態や、代替エネルギーの実情、理想と現実世界の政治力の話、
幻滅する中でもがく彼のジレンマ。一方でお互いの読書の話においては三国志に華を咲かせたり。
お互いに近い日本での実家同士の桜やお花見の話まで。 

目標実現への日米の違い。アメリカは先ずは目標をばーんと設定すると、
それに向けてとにかくまい進し、達成させる。その過程が雑であってもそれにフォーカスをして突き進む。
途中で使えない人は容赦なく切り、注ぎ足す。一方で日本は目標設定段階から、緻密な準備を進める、
それ故にスピードで劣ることやデカイ機会を逸することも多い。これは企業のみならず
個人においてもそうである。アメリカは兎に角、駄目だったらどうしようという考えよりも動きながら、
出たとこ勝負で突き進む、それ故派手に失敗することも。 

お互いに自分たちの人生目標の話にも及び、彼は留学生の特権である、自己を見つめなおす作業を
丹念にしており、一つずつ目標をクリアしていっている。自分はやはり次の目標を決めなくてはと思うし、
今のように仕事に追われるのではなく、どこかで一旦ストップをし、じっくりと考える時間が必要だな、
と思った。惰性で仕事をして給料を貰っても、生きている意味はない。 

もうそんな人生は嫌だと日本を発ったときに決めたわけだし。唯一平等に与えられている時間。
それを目先のお金のために切り売りしたくないし、そのためにはもっと自分の経験や、
考察のために注ぎ込まなくてはならないと思う。きちっと目標を設定し、それに向けて歩めばそれは
達成できると解っている。この気持ちを忘れてはいけないな、とK君に今日会って改めて自分に
言い聞かせる素敵な再会だった。 

  
すっかり春らしくなってきたNY



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3月29日(木)
5丁アガリ!

4万6千人の大観衆の中、メキシコ代表対パラグアイ代表の試合は2−1でメキシコ代表が
パラグアイを撃破。相変わらずメキシコ代表は強いなぁ、と思わせられる。こうも頻繁に
試合を同じメンバーで実施をするわけだからそれは当然だし、息もぴったりだ。一方で、
こうして勝利が続くことで、雑になったり、結果が出ているだけに本番前に問題点を
洗い出しにくい、ということにも成りかねないと密かに感じたりもした。 

スタジアムに向かう前、ホテルで準備をしているときに現地スポーツライターで以前一緒に
仕事をさせていただいたことのあるNさんがわざわざホテルまで訪ねてくださったりと
嬉しいこともあり、今回は振り返ってみると個人的には満足の行くものだったのではないかと思う。 

色々な代表チームをアメリカに招いて国際試合を企画したり、メキシコサッカー協会と
提携しての「メキシコ代表USツアー」を実施することは、ここにも以前も書いたが、
新規事業企画の時点では正直楽しい。こんなことや、あんなことが出来たらどうだろうかとか。 

でもこうして現地入りして実行するのは本当に大変なもので、ホテルにスタッフと缶詰に
なっているとお互いイライラは募る。毎度のことだが、少しでもこういうイベント運営を
効率的にどうやったら出来るのかとかも企画段階で掘り下げて考えて行きたいものであるし、
そういう意味では今回の試合は自分なりには巧く行ったほうではないか。 

嬉しいことに、これで5月まで出張はない。NYに戻って少しゆっくりと次の試合に備えたいと思う。 



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3月28日(火)
糞だらけ

シカゴはNYと違わずまだ肌寒い。 
シカゴ入りして3日目が終わり、明日いよいよ試合を迎える。 

ここまで、パラグアイ代表が、朝5時入りという在り得ない時間の到着のために陽が
昇らない内からラリーを引き連れて空港へピックアップに行ったり、スタジアム保険の許可が
下りてなかったり、パラグアイ協会への振込みの調整やら、チームトレーニングの運営やら、
いつも通りの業務+イベントに付き物の突発的事項の対処をこなす。 

さすがにこう何試合も運営しているとホテルやチームとの交渉などの通常業務は慣れてくるが、
イベント運営はこの突発的事項をどう、鎮火させるかがキーで、いつ何が起きるか、
そしてどう対処するか予知不能なので、ストレスがいつも溜まり嫌いである(笑)。
昨日の珍騒動は、パラグアイ代表のために用意したトレーニング場で起きた。 

芝生の状態などはパーフェクトなはずなのに、アップを始めたパラグアイ代表が僕を
何か慌て顔で呼ぶ。何だろう?と思いきや、 
「フィールドが糞だらけだぞ!」 
って。え???確かに見ると糞だらけ。 
良く見渡すと、五大湖のすぐ側のシカゴ故、この近辺に生息をする渡り鳥の糞が
周辺の芝生を見つけては排便する。。。 
急いでレーキングの手配をしました(笑)。 

こういうストレスもあるイベントだが、色々な人と出会えることは興味深い。
今回のパラグアイ代表コーチは日本でもお馴染みのアマリージャ氏。僕を日本人と認識し、
フリューゲルスについて雑談が出来たり、対戦をする両国と今度のW杯で同グループに
入る某国協会の視察団との謁見や座席の調整、夕飯をスタッフでとっていると、
レッドスターやディナモザグレブ、ボスニア選手を抱えると「自称」する怪しい怖い人相の
エージェントが勝手に割り込んできてスタッフ皆ひいてしまうなど・・・。 

ストレスも多く、怒り爆発!ってなることもあるけど、こういう奇異な側面もあり、
全て肥やしになる貴重な経験と考え、前向きに取り組んで行こうと思ってます。 



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3月26日(日)
アンビリーバボー

さて、毎回恒例のメキシコ代表USAツアー2006、第4戦のためにシカゴに来ました。 

対戦相手はパラグアイ代表。渋い試合ですねぇ。 
シカゴまでは2時間程度のフライト。隣の席に大柄な女性が座ったときは異常にプレッシャーを
感じたが、すぐに寝ることが出来たので目を覚ましたらシカゴ。いい感じの飛行です。 

何度も言いますが、街が綺麗、人が優しい。NYはやはりどこかおかしいということを再確認。
これが普通のあるべき姿なはず。 

レンタカーをピックアップし、お約束、ラリーのナビ。はい、また激しく迷いました。
どうして?「アンビリーバボー」なんて一人でもごもご言っているから、
「お前がアンビリーバボー」と言いたいのをぐっと堪えて、責める訳にも行かず、
超直感で何とかホテルに到着。 

部屋で荷解きをし、ミーティングに向かいます。何てったってパラグアイ代表は明日の
朝5時に到着ですから・・・。何時間寝られるかな? 



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3月24日(土)
自分の愛する日本

NYでも日本のテレビは限定的に週何回かはフジサンケイテレビで観られる。 
自分の観たい番組とは限らないが、何か放送している。 

普段は観ても興味のない番組だったり、特別観る気にならないのだが、
今晩ふとチャンネルを回していたら北海道・別海町の特集をしていた。 

地元の高校生たちの夢、悩み、進路、その家族を取りまくドキュメンタリー。
はたまた先生側の素顔、声、悩みなど。人の数だけ当たり前だけど人生があり、
夢があり、幸せがあり、ほんと当たり前だけど・・・。 

高校生が「親に負担を掛けたくないから」とか・・・。「大事な人や、
母親が待っているから早く立派になって帰ってきたい」と独りで東京で頑張る子とか・・・。
片道9時間かけて札幌まで予備校に週一回通う先生見習いとか・・・。 
大会で惜しくも敗退して号泣するバレー部員たち。 

自分がここまで心底熱くなって最後に号泣したのはいつだろうか・・・。 
自分が今鋭意突き詰めている道程はいつもサポートをしてくれている家族や他の方々に
対して自己中過ぎやしないか・・・。 

番組の合間、合間に挟まれる北海道の雄大な自然の美しさ。懐かしく感じる東京の風景。 

普段は気張っているが、つい心を揺さぶられ、思わずホロリも。
はぁ、素直に日本が恋しいかも・・・! 
と、明日からシカゴへの出張。パッキングを済ませなくてはならない・・・。 



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3月23日(木)
良く解らないが

何故か、スキー場や、雪景色に強い郷愁の念を覚える。 
何故だろう。 
別に実家は積雪地帯でもないし。 

留学先のマサチューセッツ州、アムハースト市は豪雪地帯だったからかな? 

或いは大学4年時に敢行した、ウィスラーへのスノボー留学だからかな? 

或いは大学時代はサッカーのオフ期間に毎週のようにスノボーに行き、
それはオフ故の開放感がいつもあったからかな? 

何故か解らないが、あのきーんとした空気や雪景色がすごく好きである。
実際に夏よりも冬の方が好きだし。 

留学前に、留学をしている自分をイメージしていたときに描いていた絵はこんな感じだった; 

「朝、厚手のセーターを着た自分が、学生寮の部屋で一人で机に向かっている。
外は雪が降っていて、曇っているせいか部屋の中は薄暗いが、窓の外は眩しい真っ白。
部屋の中のスチームストーブがシューっと音を立てて、外で子供たちの声がする。
そんな中、勉強を進めていると、窓にドン、と雪球が当たる。窓を開けると、
友人たちが朝ごはん食べに行こうよと待っている。すぐにコートを羽織って、
小さなこじんまりとした学生街のコーヒーショップに皆で繰り出す。」 

こんなイメージを描き、憧れてた。 
実際UMASSでは寮に住み、スチームストーブの部屋で、冬は厳しく、
四方を大自然に囲まれた小さな学生街しかなく、これに非常に似た留学生活だった。 

最近のNYは暖かくなって、春めいてきたからかな、こんなことを考えるのは。 



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3月22日(水)
クリエイティビティ

春分の日を過ぎてからというもの、明らかに陽が長くなってきた。
オフィスを出てまだ外が明るいと何か得をした気分になる。

新規事業開拓もウチの部のメイン業務の一つ故、試合がない間は皆それぞれ、
普段から温めている新しいビジネスのネタを考えたり、ディスカッションをしたり、
リサーチしたり、ブレーンストーミングをして過ごす。ある程度固まるとその事業性を検討し、
ビジネスプランにして副社長のネルソンに上げる。試合の喧騒がない中で、
こうしてじっくりとサッカーに関連したビジネスを考えられる時間は非常に幸せだ。

が、中々思い浮かばない。思い浮かんでも、簡易のビジネスプランに落として事業性を検討するも、
採算が合わず没。計算表を色々といじくっても思い通りの利益が弾き出せないときは、唸るしかない。

そんなことを繰り返してます。調子が良いときは道を歩いていても、ポンポンと次から次へと
アイディアが出てくる。夜中にがばっと起きてPCに向かってパチパチと打ち込むほどなのだが、
そうではないときは、とんと出てこない。妄想するのが好きなだけに(笑)新しいアイディアを
考え出すことが自分の売りの一つ。
それなのに、それが出ないと非常に辛い。

煮詰まると気分転換にマンハッタンへふらっと散歩に出ることも。
新しいことを考えていないと気がすまないし、脳みそを常にスパークさせていたい。

新しい企画=新ビジネス立ち上げ=新たな収入源

新規事業開拓もウチの部の役目だけに、これが出来ないとクビになってしまうと、
結果主義アメリカの辛さを実感。
肩の力を抜いて色々と頭を捻ってみたいと思います!




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3月21日(火)
次のステージへ

以前にもここで述べた『オイラの法則』、素晴らしく共感するんです。未だ60ページしか読んでいないので、
最後まで読んだときにどういう感想を持っているかは未だ解りませんが、既に折り目がいっぱい
(僕は本を読む際、折り目を付ける癖がある)。

例えば、世の中にたくさんある「成功の秘訣本」。これは目標達成の方法論(紙に書き出す、声に出すなどなど)を
説いているにしか過ぎず、肝心の目標設定の仕方に触れていない。とか。 

人間本気でこれだ!と思う目標があれば達成するための信念は出てくるわけで、大事なのは目標を見つける所である。
自分のことで恐縮なのですが、振り返ると、先ずは、「スポーツ界に就職すること」、続いて、
「UMASSに入ること」、で、「日本人で初めてMLSに就職をすること」と段階的に来ることが出来ました。
確かにそれぞれの目標を目指しているときは金銭的、精神的に辛くても止めようと思うことはなかったです。
会社を辞めることも、大学院への受験勉強中も、無給のインターンが永遠に続くのではないかと感じたときも。 

続いてP49ですが、長いので省略しますが、ビシッと来る。 

3年前に一念発起した自分と今の自分を比較すると、今より明確なビジョンを掲げていた。 

最近自分がふと感じる日々のつまらなさや、行き詰まり感は正に、びしっと自分の方向性が
決まっていない状態で。。。次なる挑戦というか目標が見えずに焦燥しているというか。 

「MLS」の次の目標・・・。これをきちんと設定しなくてはならない。自分がどうしたいのか。
日々考えてはいるが、「何とかなるだろう」とか「明日考えよう」とか確かに先延ばしにして、
ある意味、満足をしかかって、甘えている自分がいる今日この頃。 

きちんと時間を有効的に使って、「唯一人間皆に平等に与えられている『時間』」を大切に自己投資して
行きたいと初心に戻りましたし、この本の残りはどんな感じだろうか、興味深いです。 




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3月20日(月)
CM予算と大会価値

先ずはお約束通りWBC優勝が嬉しい!世界一って本当すごいことだと思う。

しかし、ミスをすると本当に痛い目に遭うのだな、と終盤の両チームのミスとそれが誘発した結果に痛感。

そして、何だかんだ言いながらMLBで活躍をしているイチローと大塚は質というか、
継続して安定した力を如何なる場面でも出せる「プロ」というものを魅せたと思った。
これはスポーツに限らず何にでも当てはまると思うし、自分も常に「本物」に近づけるように
心がけようと感じさせられました。

最後に野球の世界大会だと言うのに、CMの質の悪さがこの大会の認知度・価値の低さを
表現していたとも思った。スーパーボウルとまで行くにはまだまだかかるだろうけど、
本大会に関しては退屈どころか、手抜きが見え見えな低予算コマ−シャルばかりであった・・・
(あくまでもアメリカ国内での放映に関して。日本ではまた話が違うと思う)。
平均入場者数1万9千人では、経験上、収支も厳しいと思われる。

でもこの大会には大きな可能性が秘められていると思うし、第一回ということで、
今後改良が加えられるだろうし、米国が負けたことで、次回からMLBチームの対応や、
参加選手も変わるだろうし、今後とても楽しみだし、注目をして行きたいプロパティである。

話は代わって先輩の日記に登場をした「オイラの法則」という本を日本から取り寄せて読み始めた。
何と言えば良いのだろう、とにかく共感、共感、共感。

是非是非時間があれば一読してみてください。その価値があることを力強くお勧めします。



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3月19日(日)
かっこいい生き様

折角楽しみにしていたリーグ戦の開幕戦だと言うのに、昨日の日記の通り、馬鹿なことに
自爆で怪我をしてしまい、参戦出来ず・・・。本当間抜けだ。

夜、先月FCダラスにヘッドハントされた、仲の良かった同僚ヘルマンがNYのアパートを
引き払いに来ていたので、再会しにマンハッタンに出向いた。

自分がインターン時代の先輩で、サッカーの大会にも一緒に出たり、色々とそのときから仲良くしていた。
彼の人生はとても面白いので紹介する。

当時電気メーカーに勤めていたものの、サッカーが好き、ということで、地元の
コロンバスクルーにてボランティアから始め、働きが認められ職員として採用された。

何年か勤めた後、趣味である独り旅にふらりと出た後、縁があってコロラドラピッズへ就職し、
そこでMLS年間チケットセールス王に輝き、コミッショナーから表彰される。

しかし、ラピッズのオーナーが代わったことで職員全員がレイオフされ、仕方がないので、
またもや趣味の独り旅を兼ねて、2002年W杯を観に米国代表戦のチケットを何枚か手に韓国と日本へ。
そこで出会った韓国人に韓米戦のチケットを売り、それを元手に他の試合を観戦。
韓国のバーで偶然出会ったMLSリーグオフィスの職員と出会い、それをきっかけに
MLSの広報部へ就職。

最近になってコロラドラピッズ時代、セールス王を分け合った仲間がFCダラスの社長に
就任したのをうけて、FCダラスに広報部の部長職としてヘッドハントされ、今に至る。
因みにその社長はFCダラスにラピッズ時代の仲間を着々と呼び戻して、自分の王国を建設中。

名誉とか地位とか人脈とかを気にしない、いつも自然体のヘルマン曰く、

「俺は別に特別なことしていないよ。将来のことは考えても仕方ないし、俺は自分の気の向くままに
生きたいだけ。でも自分から請うことはしない。向こうから話が来るまで良い仕事をするだけ。
サッカーの仕事なら何でもいいし、独り旅さえ出来ればね。FCダラスから話があったときも、
迷ったのは、NYという街から田舎のダラスに行くという点だけだった。タケは知っての通り、
俺は休日も独りで散歩してあちこち探索するのが好きだからさ、ダラスじゃそれが出来ないんだよね。
でも、最後は働く仲間が昔からの仲間ということが決め手になった。誰と働くか、何を求められているかは
とても大事だよね。」

深く共感させられたし、改めて彼の生き様がかっこいいと思った。
「人生のバランス、自分がハッピーであること、誰と働くか、何を求められるか」
色々なキーワードが含まれたヘルマンの言葉。

高いことを承知でマンハッタンに住む経験を得るために、マンハッタンの真ん中にアパートを、
それへの「投資」と言って借りたり、暇さえあればあちこち探索をする。

MLSオフィスではいつも二人で冗談しか言い合わなかったのに、簡単そうに見えて
難しいことを実行しているヘルマンに今晩再会できて良かったと、帰りの地下鉄で思った。



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3月18日(土)
快眠

去年の9月にした大怪我で、長らく戦列を離れていたが、ここにきて徐々に回復し、
完調とまでは行かないもの、調子は上向きだった。

明日のリーグ戦の開幕戦に向けてジムでの調整、計算も完璧だった。
後は明日の試合に出られるようにと、今日の練習でアピールをしようと張り切った。
そしたら空回った・・・。

宙を飛ぶスライディングをしたら膝から着地をし、逆足の膝を強打。打撲であるものの、
赤く腫れ、明日の試合は行けません・・・。本当間抜けな話である。神様が「未だ無理をするな」、
と言ってくれたのだと考えるようにしてます。

話変わってWBC。野球の試合を最後まで居眠りせず、思いっきり感情移入して観たのは、
小学校の頃の巨人戦以来だろう。
試合前にデリに寄ったら韓国人店長が、「今晩は大事な一戦だな!観るに決まってるだろ!
わははは。本当の実力差が出る試合だしな。」と。にゃろめ。

2回も勝ったのに決勝戦に進めない韓国にアンフェアな気もするが、仕方あるまい。
しかしイチローはこうして観ると本当に別格だと改めて思った。すごいんだな、本当に。

また、日本ファンはいるのか?と思ってしまうほどのテーハミングコールと、
ESPNのカメラワーク。ほとんど日本ファンが映らない。SDだからそんなはずはないのに。

逆に日本に贔屓目なジャッジ?と感じたのは僕だけかな(いやいや、いくら275億円/6年契約
の放映権とか、毎年日本でのMLB事業収益が120億円でも、純粋なスポーツにビジネスとか、
圧力はかかりません・・・)?

そしてアメリカなのに、アジアの試合にこれほどファンが入る事実。自分のビジネスにも大いに参考になり、
勇気付けられる光景でした。

午前2時だし、折角の明日の試合もぱぁだけど、日本代表のおかげで良くは寝れそうです。



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3月--日(-)
再びカナダ

懇意にさせてもらっている深澤選手の2シーズン目が開幕します。

応援宜しくです。
公式サイト



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3月17日(金)
ラストゲーム

セントパトリックデー。アイルランドにキリスト教を伝えた守護聖人である聖パトリックの
命日を記念日。なのに何故か皆「酔っ払う日」としてとらえる若者が多く、マンハッタン市内は
酔っ払いの白人若者で溢れてました。その分警察も多く、しかもタクシーが捕まらない。

それはまぁ、さておき、実は今晩、アメリカン・バスケットボール・アソシエーション(ABA)に
所属をするNYのハーレム・ストロングドッグズの最終戦。

今期を最後にフロリダに移転をしてしまう。そしてこのチームは日本と関係が深い。
選手にはかつて元早稲田の藤野選手や、現在では元専修大の中川選手が所属。オーナーも日本人。

フロントにはUMASSでの後輩Tもかつては奮闘をし、今ではそれを受け継いだMくんが
一人で全てを切り盛り。実質GMのようなものであった。

しかし、残念ながらチームはフロリダに移転をすることになり、M君にとってもラストゲーム。
そしてM君と共にTが愛し、心血を注ぎ込んだたこのチーム最終戦を目に焼き付けておこうと思い、
仕事帰りに観戦に行きました。

マイナーリーグバスケだが、200名ぐらいお客さんが入っていたのではないか。
さすがにアメリカのスポーツバスケでファンも目が肥えている。後ろの席に座った
アフリカンアメリカンのおばちゃんの応援がすごかった!

「やれば出来るじゃない!」
「何よ今のプレー!恥ずかしくないの?!!!」
「中川は日本で最高の選手なのよ(本当?)。でもここじゃぁ並ね(本当?)。
もっとしっかりしなさいよ!」
「ブロック!!」
ナドナド。

おかげで無料の解説付きで試合が観れました。結果は惜しくも敗戦だったが、
普段からTとM君から運営の難しさを聞いていただけに、その苦労を考えつつ、
最後に彼らのプライドと、仕事振りをしかと見納めることが出来たことが嬉しかった。
試合中も仕事柄、スタッフの動きに目が行ってしまいました。

脚光を浴びるのは選手だが、こうして泥臭い仕事も多い現場の先頭で若いうちから
アメリカ人を仕切る彼らは多くの事を肌で得て蓄積してきただろうし、流した汗や涙は、
教科書や机上で得るものよりも数倍価値がある。まさに「知は現場にあり」です。
がむしゃらな後輩2人を誇りに思ったし、拍手を試合後彼らに向かってした。
何か感動してしまいましたよ。

Tは既に日本にいるが、M君、また食事がてらお疲れ様会をしよう!
ほんとお疲れ様でした。



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3月16日(木)
笑顔でデリへ

WBC日本準決勝進出!

試合が始まる前、近所のデリに寄ると、顔馴染みの韓国人店長が、アメリカ人の
お客さんの接客をしていた。

店長「WBC、アメリカ対メキシコ戦どうなっている?」
客「韓国人のあんたには関係ない試合じゃないの?」
店長「関係ないけど、そこにいる日本人のお客さんにとっては大事な試合だからね(にやり)」

と。ぐぐぐ。普段から良く利用をするデリで、店長とは仲が良い。

店長「日本どうした?ウチ(韓国)に2回も負けちゃって。今晩メキシコが勝てば
もう一度ウチを倒すチャンスが巡ってくるね。でも、また負けちゃうかもね、はははは」

仲良いけど、悔しかった。帰宅し、すぐにTVにかじりついた。TVに映る「メヒコ、メヒコ」と、
単調だが、迫力十分な応援を繰り返すメキシコのファンや国旗を見ていると、普段自分が
運営をするサッカーのメキシコ代表のスタンドを思い出す。

これほどハラハラドキドキして野球を観たのは小学生以来じゃないだろうか。
最後のゲッツーの瞬間、思わずガッツポーズ。日本準決勝進出。

試合中、解説をセリグ・コミッショナーが務めたのには驚いたが・・・
「アメリカが負けたら大会が盛り下がるんじゃ?」と、いう問いに対して盛んに、
「世界中でベースボールが普及している証拠。」と、回答をし、アメリカが負けたときのことを
既に想定したような発言は、コミッショナーとして適切な切り替えしだった。
余談だが、このように「メディア対応」の訓練が選手や重役に行き届いていることが
アメリカで感心させられることの一つだ。

実は今日はMLSにて半年間のインターン中に希望通りに他の某会社からヘッドハントを
されたインターン生の送別会であった。オフィスの近くにあるアイリッシュ・パブにて
スタッフ皆で盛り上がったが、それを途中で切り上げて、この試合を観に帰って来た甲斐がありました。

さて、今度は笑顔でデリに行けるかな?

【追記】今、上司ネルソンから「おめでとう。日本の方が準決勝に進むに相応しいチームだ。」
とわざわざ夜中にメールが来ました。素敵な上司です。



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3月15日(水)
無題

WBCを楽しみに、ジムからジャージのまま速攻帰宅し、ソファに。

・・・が!ESPNデポルティスでしか放映しておらず、観れない!!!

しょうがないからTVでリバプールvフラムを観つつ、ネットの速報でWBCの試合経過を追う。

リバプールはロビー・ファウラーの古巣復帰先制点に、長らく無得点が続いていた
モリエンテスのゴールを我が事のように喜ぶシセが印象的でした。役者は役者だなぁと。

で、肝心の日本代表だが・・・残念です。



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3月14日(火)
『CP』

このスポーツ業界では数え切れない程、多くの方々に本当にお世話になっているが、
その中でも自分がこの業界に入るきっかけを下さった方のお一人がNYに出張でいらした。 

一昨日の日記に登場したS君の上司であり、僕の元上司にあたる。 

忙しい仕事の合間を縫って夕ご飯をご一緒させていただいたのだが、面白いキーワードを用いられた。 

「今の時代もうCP『キャリア・パス』じゃないんだよ。今までは、同じ会社の5年上の先輩を見て、
自分が5年後にどうなっているか解ったように、会社がパスを整えてくれた。
でも今はこの「CP」が『キャリア・プログラミング』に変わってきている。企業に依存するのではなく、
自分がどう自分のキャリアを設定して、自分でどう切り拓くか。」 

納得すると同時に自分の今後についても改めて考えるきっかけになった。



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3月13日(月)
電波登場その2

僭越ながら電波登場(第5回に)させていただきました。 

前回に続いて、2回目ですが、相変わらず電波で観る自分に違和感を
感じずにはいられません。普段気がつかない仕草とかがやたら目につくし、
初めて録音された自分の声を聞き、違う人の声に聞こえる感覚でしょうか? 

この企画を仕切る、この業界に自分を導いてくださった恩師の一人である広瀬さんに
このような機会をいただくことが出来、深く感謝であります。



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3月12日(日)
トライリンガル

昨日、疲れていたのか、夕食後、気がつけば朝。。。
その分良く寝た!
と思い、今まで決めかねていたことを遂に実現することに!

スポーツジムへの入会!NY中にある「NYスポーツクラブ」に決めました。
怠け者の僕にとっても徒歩10分の近所にもあることより決めました。広々としていて、
綺麗で、施設も充実。会社帰り、家の近くだし出来る限り通うことに決めました。

さすがに週一回のサッカーだけじゃ、運動不足解消にならないし、大学時代とは
比較にもならないコンディションでサッカーをしてもストレスが余計に溜まる。
ので、ここで少しでも体を継続的に動かそうと思う。

さて、それはさておき、夜日本から友人が来訪。
UMASSに留学をする前に2002年W杯の仕事を共にした、S社のS君が仕事でNYに来、
空き時間を利用して再会をした。

アメリカっぽいものを食べたいと言うリクエストの元(実はこのリクエストが一番難しい)、
NYでも有名なピザ屋に行きました。

昔話から近況報告。僕より年下なのにとてもしっかりとしていて、S社でもすっかり出世頭、
偉い地位に就いている彼。某団体の理事にまでなる勢い。新しいビジネスの話から、
新技術の講義までしてもらい楽しかったです。

何よりも僕が以前ここで「スペイン語を習得中」と書いていたことを覚えていてくれて、
南米大陸を一人で回ったり、バルセロナに留学をしたりするなど、
スペイン語勉強の先人として、わざわざ日本から彼厳選のスペイン語の教材を
持参してくれたのでした!

トライリンガルを目指して更に精進します。そして例のビジネスを是非実現しよう!本当にありがとう。



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3月11日(土)
サッカーと、将棋と、料理。

いつも通り週末サッカー。ポカポカ陽気でいい気持ち♪ 

日焼けも若干。「サッカー以外の趣味が欲しい」、「見聞を広めたい」、と普段から言いつつも、 

・・・チームメートとそのままNY一のサッカーバーへ、「一杯だけ!」と言いつつも、
結局2試合観戦。レアルvバレンシアに、インテルvサンプ。 

一応サッカー以外に何を趣味にしようかと相談。出てきた案が「将棋」。 

いいですねぇ〜。中々得意なもので昔は親戚が集まると良く祖父や叔父に相手をしてもらったものでした。 

ほろ酔いで夕陽を背に帰宅。 

「サッカー以外の趣味が欲しい!」と言う事で料理!ドリアを作りました。味と出来は自画自賛。
写真を撮る間もなく完食。 



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3月10日(金)
悲報

自分が学生時代、スポーツの仕事なら何でも良いとは思っていなかった。 

詳細は省くがサッカー、そして、MLSに強い拘りを持っていた。 

当たり前だが、MLSにて学生の自分を相手にしてくれる人はそうは多くはなかった。
御偉いさんになればなお更でした。 

但し、今自分の上司であるネルソンと、もう一人だけは偉い身分にも関わらず、
そんな一介の学生に違いない僕に色々とアドバイスをくれた人物が居た。 

ネルソンの下で、MLSで働くことになってからもLAに旅をする都度、
LAギャラクシーのオフィスに寄る都度、彼のオフィスに雑談をしに立ち寄ることを
楽しみにしていた。 

弱冠43歳にしてMLS内で最も尊敬を集めていた敏腕GM。ダグ・ハミルトン氏。 
ギャラクシーを2度優勝に導き、ギャラクシーの黒字経営に成功し、
3度MLS最優秀GM賞にも輝いた。 

ギャラクシーの親会社であるAEG社、スポーツ部門のCEOでもあり、
MLS新チームNYレッドブルズの契約交渉から、ヒューストンに移転をした
ヒューストン・ディナモの交渉までも兼ねていた。MLSの次期コミッショナーと目され、
アメリカにおけるサッカー発展に大きく、大きく鍵を握る人物であった。 

ここまで多忙を極めた彼。 
悲報がリーグ全体に伝えられた。 

小春日和で何とも暖かで美しいNYにも関わらず、僕の気分は晴れなかったです・・・。 



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3月9日(木)
成長し続けるMLS

今MLSが、一番乗っている時期にMLSにいます。 
チーム数拡張。 
自前のスタジアム建設。 
新たな投資化の加入。 

そして今回のこのニュース。 

MLSの将来は明るいです。 
僕も頑張ります。



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3月7日(火)
怒られた

ミーティングから自分の机に戻ると、内線のボイスメッセージに副社長ネルソンからの怒鳴り声が
録音されてた・・・ 
「タケ、どこにいるんだ!!すぐに俺のオフィスに来い!」 

え???? 
俺なにか悪いことしたっけ???? 
滅茶苦茶びびりながら彼のオフィスに。 
すると他にも大勢ネルソンのオフィスに居た。 
何だろう??? 

ネルソンの部屋に備え付けのTVではチャンピオンズリーグの世紀の一戦、
チェルシーvsバルセロナがやっていた。 

「この世紀の一戦を見ずして何をしているんだ!この試合を観るのも仕事だ!
俺たちはSoccer United Marketing Internationalなんだぞ!他の業務は良いから、
ここでこの試合を観ていけ!」 

素晴らしすぎます・・・・。 

しかしFCバルセロナ圧巻でした。プレミアシップの王者がタジタジ・・・。
デコ、メッシは勿論のこと、何と言ってもロナウジーニョ・・・。
天才ですね、誰も止められません。3人に囲まれながら突破しての先制ゴールは
凄まじかった。テリーを吹っ飛ばしてのゴール。 

いやぁ鳥肌立ちました・・・。


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3月6日(月)
何故だろう

出張先でホテルに忘れてきた新品のデジカメが出てきたと、ホテルから電話!感謝感激です・・・。 
(昨年のクリスマスパーティで当たったもの) 

出張に持参したのはいいが、一度も使うことなく、おさらばか!と、思っていただけに
本当に嬉しい電話だった。これからバシバシ使います。 

全然関係ないが、気がつくと、前歯が欠けた・・・! 
これで二度目・・・。 
前回は数年前、スノボでバックカントリーをしていたとき。 
新雪フカフカで全てが真っ白の世界。 
調子に乗ってスピードを出してぐぃーんと行った所で、いきなり崖が! 
驚く間も、ブレーキをかける間もなく、空が遠くに・・・ガツンと落下・・・。 
口からダラリと出血・・・前歯が欠けました。 
あれは痛かった・・・。 

でも今回は謎。いきなりぼろっと。 
何故だろう。初めは抵抗があったものの、アメリカでは何故か大部分の人が使用している、
口の奥まで入りきらないほどゴツイ電動歯ブラシをすっかり気に入って使用しているからかな。 



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3月5日(日)
久しぶりの週末

久々に土日を自宅、そしてNYで満喫できた。
昨日、土曜日はいつもワクワクのサッカー。一週間のストレスをここで発散させる。
仕事でサッカーを扱うことは一見エキサイティングだろうが、扱っているものが
サッカーなだけで、ビジネスはビジネスである。
週末も関係なく出張に出、サッカーの試合運営をしているのに自分はサッカーボールを
蹴ることも出来ない。

サッカーはやるのが一番(笑)。足がまだまだ痛い中、それでも土曜日はいつも楽しみなのである。
朝日が昇る中、まだキーンと寒い早朝の静かな近所をリュックを背負って待ち合わせ場所に
向かうのは小学生のときと今でも変わらない(M君、Nニョいつも送迎ありがとうございます)。

今日は久しぶりにNYをブラブラと。これもやはり長いことご無沙汰していたラーメンを
食べ、SOHOをブラブラとし、お世話になっている方々の頼まれ品や、お祝い品を購入し帰宅。

カッコイイ!と前から思ってたNIKEiDに出向いたのだが、良く見ると予約制!
それでも取り合えず呼び鈴を鳴らすも、予約を取った人のみ中に入れ、
専属のコンサルタントがついてスニーカーを選んでくれるとのこと。ほぉー。
すごいシステムだなぁ。。。

TVではアカデミー賞がやってます。コーヒーを飲みつつふぅぅぅぅ。
いやぁ、週末はやはり休むものですね(笑)!!!

  


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3月4日(土)
人見知り

自分は実は強烈な人見知りである。一見そうは見えないみたいだが、事実である。
大概、自分から積極的に仲良くなったりすることは滅多にない。

人はそれを良くないということが多い。
自分もそう思うことがある。
誰とでも分け隔てなく、積極的に仲良くなれる人がうらやましいと感じることもある。

でも広く浅くの関係は苦手だし、それは求められると反射的に拒否してしまう。
それよりは狭く深くの関係が理想である。
時間がかかるけど、それと共に深まるのが理想である。

「さおだけ屋はなぜ潰れない(著:山田真哉)」に素晴らしい言葉があった。

「100人の薄っぺらい関係を築くのではなく、100人の人脈を持つひとりの人物と
深くしっかりとした関係を築くべきなのだ」

話しも自分は下手だし、ギャグも冴えないし、会話が中々発展しない。
相手にとってはとっつき難いかもしれなく、相手に申し訳な感じることも多々ある。
相手が悪いのではない。自分が人見知りなのである。

でも、やっぱり、「知っている」とか、「名刺交換」をしたとかではなく、
しっかりとしたお付き合いを生きて行く上でこれからも心がけて行きたいと思う。



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3月3日(金)
ホテルの謎

こうも出張が多いと全米各地のホテルを転々とする。 
色々な部屋やベッドがあるのだが、
いつも共通していて不思議に思うことがある。 

それは、「毎日石鹸が新品に取り替えられる」こと。 

シャンプーやリンスなどはビンに詰め替えたり、足したりしているのだろうと、
予測がつくが、部屋に戻ってくるといつも、ちょこっとしか使っていない石鹸が
新品になってラッピングまでして置いてある。 

あれは本当に毎日新品に変えているのか?だとしたら滅茶苦茶勿体無いと思う。
或いは、毎回清掃員が回収をして地下にでもある大きな鍋で全部溶かしては、
形を整えて、ラッピングして部屋に置いているのか?だとしたら滅茶苦茶気持ち悪い。 

一体どういうことなんだろう?



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3月2日(木)
4丁アガリ!そして生還

今年度4つ目の試合大会運営完了。

メキシコ代表USツアー第3戦。
vsガーナ。

昨晩の試合は下馬評を覆す形でメキシコがガーナを1−0で下した。
メキシカンで超満員のスタジアムは毎度御馴染みの興奮の坩堝。スタジアムが揺れました。

ガーナ代表はボールがボランチ、エスィエンを通過して活きるという形で、
フィジカルでもメキシコ代表を終始押し込む。ボルトンから合流のボルゲッティも
イマイチ精彩に欠けていたが、組織力で最後はメキシコ代表が得点をもぎ取る。
日本代表は本当にメキシコ代表を参考にする所がいっぱいあるのではないかと思う。

試合前のキリっと刈り込まれた芝に、眩しい陽の光に反射するスタジアムも好きだが、
お客さんが全員帰った後、夜中に静かに照らされるスタジアムに佇むのも実は好きである。
戦いの後の戦場は静かで、流れる空気は穏やかである。

今回の旅、一緒の部屋に泊まり、色々と手伝ってもらったラリー。
色々と初めての大観衆の中での仕事に疲れた様子だったが、良い経験が
出来たのではないかと思う。

一緒にNYに戻ってきたのだが、朝9時半にホテルを出たものの、
NYに到着をしたのは夜の7時半。しかし、雪で今日中に戻れるのかスタッフ皆心配を
していたので、何とかNYに生還出来ただけでも嬉しい。

まぁ何ともあれ、今年に入って4つ目の運営完了。2週間後のシカゴでの、
メキシコ代表USツアー第4戦(vsパラグアイ)まで束の間、休みたいです。



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3月1日(水)
Milu

メキシコ代表vsガーナ代表inダラス。
試合当日ということで色々と相変わらず準備に奔走。
ストレスメーター上昇しっぱなし。

そんな中、とても稀有な機会に恵まれた。関係者誰もが予期しなかった来訪者。
「ボラ・ミルチノビッチ氏」が夕方、イベントホテルに訪れた。
ご存知の通り、
メキシコ、コスタリカ、ナイジェリア、アメリカ代表を率いてW杯決勝トーナメントに導いた名将。
中国をも本大会に2002年のとき導いた。

そんな彼が突然現れ、僕が付き人状態に。
顔が広いから色々な人に挨拶をして回る。なので、あちこちのホテルに運転をして
あげなくてはならず運転手状態に。

非常に気さくでファンにも気軽に話しかけるし、もみくちゃになるのを解っていながら
自らファンの輪に入って行く。皆が寄ってきても嫌な顔せずにスペイン語で皆を笑わす。
5ヶ国語を操り、世界中で監督をしていただけある。
メキシコのファンにとっては英雄であり、「メキシコの皆は貴方のことを今でも愛している!」
とファンが口々に言う。

ナイジェリアの監督もしていたことからガーナの関係者やファンもすぐに寄ってくる。
独特な風貌や髪型のせいもあるのだろうが、これほど時が経っても皆の記憶に
生きている存在ってやはりすごいな、と感じた。
さすがに彼も疲れ、最後はファンが居ない裏口などを使用してホテルに戻った。

運転中の会話では93年キリンカップでアメリカ代表を率いて日本を訪れたときの
試合で盛り上がったり、彼の日本で好きな選手はカズとラモスとのこと。
僕の上司ネルソンともメトロスターズ時代に彼は同僚だったり。今度のW杯での
日本のグループに関してはブラジルにとって大変なグループになるだろう、と。
特にクロアチアを高評価していたのが気になった。

しかし、最後までこの時期に何故突然この試合を視察に来たのかは謎に包まれた
まま彼の付き人を取り合えずは終えた。何で突然試合を観に来たのだろう?




 


         Copyright © 2002 Takehiko Nakamura.
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