UMASSスポーツマネジメント修士課程に2年前に入学し、今年5月に
夢のメジャーリーグサッカー(MLS)でのインターンに漕ぎ着け、
NYCでの生活も早、半年近くを迎えようとしております。

留学、そしてスポーツマネジメントという新領域に関して様々な
情報を発信して行こうと、このHPを立ち上げ、卒業と同時にそれは
一旦終了するつもりでしたし、ここまで日々の生活、順応、仕事で
日記を今までのようにきちんとつけることが出来ず、それならば
一切書かないことにしようと言う考えの下、本日記も終了して
おりました。

しかし、スポーツビジネスにおいてまだ発信できる、留学という言わば
「机上の空論」とは異なる現場の話や、そこで感じたことこそ真の
「新領域」ではないか、この時期は将来の自分にとって血肉となる根幹を
成す期間であり、同時に、今この苦しい時期を将来の自分のために
残すことも意義があると考え、留学中のように定期的にここに書き記すことは
ないですが、書けるときだけでも自分のために、残しておこうと考え直しました。

私見など、個人的な感想などに終始するかもしれませんが、再び引き続き
僕の日記にお付き合いいただくことが出来れば幸甚です。

また、この他にもEditorialのページにも書かせていただいております。

-------
10月31日(土)晴れ

ハロウィーン。日本ではまだ馴染みが薄いこのイベントもアメリカでは一大イベントです。

ハロウィーンには諸説がありますが、基本的には「古代ケルト」+「古代ローマ」+
「キリスト教」の3つの文化が融合したもので、大晦日の夜に由来している。
この大晦日の夜は、ちょうど日本のお盆のように、死者の魂が家に戻り、 
悪霊や魔女が出ると信じられていた。
これらの霊を恐れた人々が、霊を脅かしたり、自分もお化けのふりをして
霊に取り憑かれないようにするため、夜外出するときは怖い仮装をしたのが
起源であるらしい。。

夜が更けると仮装をした子供達が、親に付き添われて各家庭を「Trick or Treat」と、
言ってお菓子をもらいに回る。
良く考えれば知りもしない人の家を訪ね、お菓子をもらい食べるのだから怖い気もする。
19世紀は、これに便乗した悪戯や、犯罪も多発していた。
そりゃそうですよね、堂々と仮面などをかぶって知らない家を訪ねることが
出来るのですから。。

よくニュースには、逆にお菓子をあげる側の愉快犯的仕業でお菓子に
変なものが混入されていたなどというニュースも出る。
自分が小さいときは、近所の知り合いの家にしかお菓子をもらいに行かなかったし、
帰ってきてから親が不審なものを、全て除いてから与えてくれたものです。
アパートによってはお菓子を与えることになっている住民に予めサインアップ
させ、そのリストを表に張り、子供達はその家にのみ行くという方策を取っていたりしている。

「Trick or Treat」と言うくらいですから、基本的には、Treat(お菓子)を
くれなければTrick(いたずら)をするぞ、ということで、極端な話では、
お菓子をくれなかった家の庭の木をトイレットペーパーでグルグル巻きに
した、などという事件も聞いたことがある。

ここまで書くと、何か楽しいどころか、怖いイベントのように聞こえるが、
実際は日本の夏祭りみたいに大勢の仮装をした人々で、道は賑わい、
あちこちで「Trick or Treat」という子供達の声が聞こえる。

大人たちもホームパーティなどを開催し、そこには仮装をして参加する人々が多い。

このイベントのトレードマークでもあるカボチャをくり貫いて中に蝋燭を立てて、
飾ることには初めて挑戦し、中々の出来栄えに満足(笑)。

しかし自分は仮装なぞするものか、と決め込んでいたのですが、レインボーのアフロのカツラに、
サングラス、ペインティングと結局載せられ、本人も楽しみにながら、
ホームパーティーに参加させていただきました。

Sさん、Tさん本当にありがとうございました。
多分、一生の思い出として残ります。
 



-------
10月30日(土)曇り時々雨

NYに引越して以来、来やすさからか(笑)、日本から友人たちが訪ねてくれる。
高校からの親友、高野が1週間ほど我が家を拠点に遊びに来てくれました。
お決まりの観光から、NYの近くにある大型アウトレット、レアに
ヤンキースではなく、それの下部組織であるマイナーリーグの試合を
観戦するなど、楽しいひと時でした。
  

また大学、社会人サッカーと先輩でかわいがってくれた先輩コウタロウさんも来訪。
会社から派遣されて某名門大学のMBA在学中で、9月〜12月とシカゴ大学に短期留学。
その合間をぬって訪ねてくれました。メッツの試合を観戦に行ったり
(残念ながら松井稼選手は見れませんでしたが・・)と、久しぶりの再会は
懐かしいもので、刺激もいただけました。


高野もコウタロウさんもお忙しい中、わざわざありがとうございました!


-------
6月〜10月

MLSでは主に広報部に所属し、メディア対応、イベント運営、
などなどを勉強させてもらっております。
当然日本人ですから日系メディアへの連絡やプレスリリースの発行などを
行っておりますし、日々唯一のアジア人/日本人ですから、当然英語に
囲まれたビジネス環境。きついこともありますが、自分のためです。


また、ここまで他の主な行事としては、2004年MLSオールスター戦のために
リーグオフィス全員でワシントンDCに出張し、そのイベントを
運営を行ったり、メキシコ、エクアドル、ペルーそしてアルゼンチン代表の
FIFA・Aマッチの運営もMLSで行っており、あの観衆の熱には鳥肌が立ちました。
 

おかげでTVでしか見たことのない、世界のスーパースターたちや、
各MLSチームのGMたちとお話が出来たり、お手伝いをしたり、このような
大型イベントがどう運営されているのか、スタッフと打ち上げをしたりと、
サッカーが好きな自分にとっては遣り甲斐のある現場であると思います。

元メキシコ代表のカンポス選手のロッカールームでの無邪気さ、元コロンビア代表の
バルデラマ選手の近寄りがたい風格。元ボリビア代表のエチェベリ選手の熱いサッカーへの情熱。
全てロッカールームで話しが出来て、ファンになってはいけないと自制しっぱなしでした。
実際は走り回ったり、コピーをとったり、メディアの質問に一つずつ
回答したりですが(笑)。

リーグという大局的な位置から物事見られるのも自分にとってプラスな部分だと思います。
特にMLSはユニークな「シングルエンテティ」という組織構造を敷いており、
非常に勉強になることが多いです。

空いた時間には他の部門に図々しく顔を突っ込ませてもらい、
何とか可能な限り広範囲に仕事をさせてもらえるように努めております。
その中で自分の稚拙ではあるが、幾つかの企画や提案も受け入れて
もらえるようになってきており、忙しい中にも充実感を見出すことも
出来ております。

仕事以外では、オフィスのサッカーチームでマンハッタンの大会で優勝をしたり、
そこにアメリカの英雄選手、エリック・ウィナルダ選手も見学に来、
褒めてもらえたりと、何とか日々生きております。
 

自分の付加価値は何か、どうしたら掛け替えのない存在になれるのか、
それを常に念頭に正就職を引き続き目指して行きたいと思
います。無給のインターン。他の業界ではあり得ないことではあり、
どうしようもなく不安になることもありますが、粘れるだけ粘って
みたいと思います。

夏に来たNYも秋が過ぎ、冬を迎えようとしております。

 


         Copyright © 2002 Takehiko Nakamura.
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送