ここは筆者の勉強外の普段の生活を綴っております。

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最終章

コメンスメント(卒業式)を無事に終えました。
憧れの黒いマントに帽子を身にまとい、日本から遥遥忙しい中
駆けつけてくれた父とNYから駆けつけてくれたK氏及び、4000人ほど
の観衆の中、UMASSのアリーナ・Mullins Centerで式典は行われました。

「Takehiko Nakamura」

名前を呼ばれ、壇上に上がるとステージ両脇にある特大スクリーンに
顔が映し出され、眩しいライトと緊張の中、学長から無事に握手と共に
UMASSスポーツ経営学・修士課程の終了証を受け取りました。

式の最中この2年間及び、それ以前の悩んでいた日々のことがめまぐるしく
頭の中を駆け巡り、涙をこらえました。
留学してよかったなぁ。
UMASSに来れて本当に綺麗な学校、いい仲間に会えたなぁ。
本当にここまで来れてよかったなぁ。と。
色々な方々に助けてもらったなぁ。と。
  

式を終え、父、K氏、ドイツから遥遥彼女のために駆けつけたトーステン、
そしてトーステンの彼女の5人で夕食をし、思い出話に華を咲かせました。
忙しい中、本当に来てくれたことに感謝深謝でしたし、父の持参した
家族からの数々の贈り物と気持ちにも改めて御礼申し上げます。

キャンパスも当分見納めと思い、ゆっくりと歩き回りました。
セメスターも終わり、ほとんど人影のないキャンパスに色々な
思い出を見、スキナーホールに。
来セメからは新設されたビルに引越しをすることになっており、
こここそ本当の見納めで教室や概観の写真を撮って歩き、まだ
残っていた教授たちにも一人一人挨拶をして回りました。
素晴らしい経験をさせてもらいました。
 

卒業が終わりではなく、ここから学生とは違う厳しい世界にまた
踏み出します。
NYではどのような生活が待っているのだろうか。
先ずは今週末からLAに来るサッカー女子日本代表のリエゾンとしての
お手伝いの機会をまたアメリカサッカー協会よりいただくことが
出来、LAに1週間ほど行きます。

その後より本格的にMLSでの仕事、そしてNYでの人生が始まります。
この先の道には何があるのでしょうか?
人生とは何かと常に問いかけながらこれからも生きて行きたいと
考えます。

このHPも今回を持って最終回とさせていただきます。
このHPを開設して2年。
色々なことをここに書きなぐってきました。
多くの方々にご来訪いただきましたし、ご意見を賜ることも出来ましたし、
このHPを通しての出会いもありました。
留学をしようと考えている方々の参考にならない内容も多々あり、
大変失礼致しました。

ただ、留学とはそれも人生であると考えます。
異国の地にはいるけれども普通に寝て起きて食べて。。
貴重な自分の時間の一部であると思います。
勉強のみならず、人生として本当に満喫できたと思いますし、それが
少しでも伝わればと考えます。
自分の人生の中でこれからもずっと輝いている2年間だと思います。

今後はまた違った形で情報をどこかで機会があれば発信することが
出来ればと考えておりますので、その際にはまた何卒宜しく
お願い申し上げます。

ここまで本HPご愛顧、誠にありがとうございました。

中村武彦


「道」
・この道を行けば どうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし
踏み出せば その一足が道となる 迷わずにゆけよ ゆけばわかる

一休和尚
 

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5月16日(日)

昨晩はスポーツマネジメントの修士学生たちによる恒例の
卒業パーティーが行われました。
教授陣、家族、友人が集う中、今年はAmherstダウンタウンの
レストランで開催されました。
会食の後、教授たちが皆その年、印象に残った学生をそれぞれ
壇上に呼び、その生徒との思い出話をし、卒業証書を渡し、その後に、
僕達生徒による出し物が催されました。

生徒による出し物はアメリカの有名なスポーツ専門番組FOX SPORTSに勤める
クラスメートの知り合いの助力を得、TVで放映されているか
のようなクラス番組を本物のレポーターも出演していただき
制作されました。
クラスメート、教授が出演、CMまでクラスメートで作成し、FOX SPORTS風に
放映し、会場の爆笑を呼んでおりました。僕も知らぬ間に
インタビューが加工され、多分に笑いのネタにされました(笑)。
余りにもボケていたため、撮影クルーの一人にFOX SPORTSで
君が一番人気だったよ、というお言葉も・・・。
ボケているわけではないのですが・・・。

教授のスピーチでは、僕は授業も取っており、色々と本当にお世話になった学部長の
リサ博士に呼ばれ、身に余るお褒めのスピーチを頂く事が出来、
本当に感慨深いものがありました。3年前に会社を辞めてから
ここまでの道のりで色々なことがありました。リサ博士から
手渡された証書を見、会場の拍手を聞き、自然とここまでの色々な
ことの走馬灯が走りました。
あそこまで褒めていただけるとは思ってもいなかったですし、本当に嬉しかったです。
 

教室の中で教科書や教授から学んだことはもちろんたくさんありますが、
クラスの外での生活、サッカーのキャプテンをしたり、大会に出たり、
遠征したり、仲間と練習したり、クラスメートと飲みに行ったり、
旅行に行ったり、ボランティアしたり、インターンをしたり、
働いたり、法廷に出廷したり、喧嘩したり、助け合ったり、豪雪の
中の過ごし方や、アメリカ人の感覚への順応、様々な文化の垣根、
と、人との触れ合いでも日々発見があり、ものすごく多くのことを
学びました。人生の友も多くできました。
この街の全ての景色、道、お店に思い出があるほどです。

人それぞれ考え方がありますが、僕にとっての留学とはトータルで
得ることばかりでした。

楽しいことは勿論、悲しいこと、辛いこと、迷うこと、傷つくこと、
傷つけること、笑ったこと、落ち込むこと、晴れやかなこと、
絶望すること、死ぬほど悩んだこと、悔しかったこと、
飛び上がるほど
嬉しかったこと、憂鬱だったこと、得意になること、
ものすごくぎゅっと詰まった濃い2年間でした。
これはここで終わるのではなくて、これからも死ぬまで続く
ことですし、だからこそ人生って面白いものだと考えさせられました。
何も約束されていないし、不安なことも多いですが、その日
その日を無駄にすることなく、いつか死ぬのですから、後悔の
ないようにこれからも生きて行きたいと思います。

サラリーマン時代には感じられなかった不安とかも言い換えれば
未だ見ぬ将来への楽しみですし、これこそが生きている実感で、
これからも全ての事柄を自らの血肉に変えて生きて行くことが
できればと考えます。

公式な卒業式まで後1週間ですが、最後の試験、論文の仕上げに入ります。

ここまで数え切れないほど多くの方々、家族、友人に支えられて卒業を
迎えます。
ここからまた新たな章に入りますが、ここまで本当にありがとうございました。
そしてこれからもこんな私ではありますが、何卒、宜しくお願い
申し上げます。


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5月14日(金)

すっかり日記の更新が停止しておりました。
ここUMASSに来て、2年弱が過ぎようとしております。
日に日に暑くなってまいりあの極寒の冬が嘘のようで、360度
広がる素晴らしく綺麗な景色とのお別れが近づいてきていることに
寂しさを感じております。

今はひたすら22日の卒業式の前にある17日のFinal Examの勉強と
自主研究の仕上げにかかっております。

5月は色々とありました。
学内でのサッカー類は全て今セメは無事に終了しました。
アメリカでサッカーを通して出来た友の数、色々な経験、色々な
国々の人との交流。サッカーをしてきて本当に良かったと心から
いえます。
言葉はなくても交流が図れるスポーツ。素敵でありますし、
本当にスポーツ・サッカーの恩恵にここまで預かれるとは
思ってもおりませんでした。
サッカー、そして色々と自分の興味のあることにここまで
取り組ませてくれた両親、家族、友達に本当に感謝してもしきれません。

   
   

今月は日本から大学のサッカー部時代からの大親友、ヤスが奥さん
とGWを利用して訪ねてきてくれました。
中々皆、忙しい中、こうしてはるばるここまで来てくれたことに
感動するとともに、改めて素敵な友人がいることを本当に感謝
しました。
ここAmherstでの唯一であり、そして最高のおもてなしである
好天気と絶景の景色の元、湖畔でBBQをしたりしてのんびりしたり、
ボストン観光をしたりととても楽しかったですし、嬉しかった
です。
変わらぬヤスの人柄や会話、居心地のよさ。
やっぱり昔からの友人との時間はいいものです。
ヤス、わざわざ遠路遥遥ありがとうね。感謝しております。
慣れないボストンの入り組んだ街の運転で時間が押してしまい、
迷惑をかけてしまってごめんね。
 

ヤスに続いて、昨夏より大変お世話になっているS・GMさんの
ご訪問。ここで詳細は割愛させていただきますが、短期間の内に
様々なミーティングを色々な方々と行い、時間をかけて下準備を
したおかげで全て、大体思い通りに進み充実しました。Sさんの
人柄とユーモアのおかげでプレゼンもミーティングも高評価を
いただくことができ、さすがのトークでした。色々と一緒に
いさせていただくだけで勉強になることが多かったです。
本件は世界初で、Sさんの人柄を表す人脈による壮大なプランで
あることは確実です。

Sさんの人脈のおかげでMLS、ニューイングランドレボリューションの
元イングランド代表、イングランドの英雄のMコーチご夫妻とも親しくさせて
いただくことが出来、その上、色々とアドバイスや励ましのお言葉も
いただき、大変有意義でありがたいものでした。

Sさん、長旅とミーティングの連続と、移動の連続でお疲れで
あったにもかかわらず、常にお気遣いいただき、誠にありがとう
ございました。
色々とご馳走になり、貴重な経験にお話をいただくことが出来、
ありがとうございました。
昨夏、お会いして以来ずっと励ましていただいたりし、本当に
ありがとうございました。
今後とも何卒、宜しくお願い申し上げます。

 


         Copyright © 2002 Takehiko Nakamura.
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